神上コーポレーション株式会社、新藍染めプロジェクト「 Bluent Rana(ブルエントラナ)」を始動

神上コーポレーション株式会社(代表:鈴木(崇))は、藍染めの新たな可能性を追求する「藍染め Bluent Rana(ブルエントラナ)プロジェクト」 を本格的に始動します。

本プロジェクトは、「藍の恵みと科学の融合により、北海道胆振地方から、色褪せることのない持続可能な藍染め文化を世界へ発信する」ことをビジョンとし、伝統的な藍染め技術をDXで革新し、職人の経験と技術を次世代へと繋ぎながら、新たな価値と雇用を創出することを目指します。

本プロジェクトは、国立大学法人室蘭工業大学との共同研究、藍染め工房「AIZOME-I」との藍染めに関する協力、そして合同会社ノースDXラボ(道内企業)とのDX推進における共同開発という、産学連携の強固な体制で推進されます。

神上コーポレーションとは


神上コーポレーションは、これまでも様々な事業を通じて、地域社会への貢献と革新を追求してまいりました。

その中で、国立大学法人室蘭工業大学の馬渡准教授とのコミュニケーションを通じて、北海道伊達市に根付く藍染めの存在を知り、その奥深い魅力に触れる機会を得ました。

この藍染めが持つ伝統的な美しさと、一方で現代社会が直面する課題、例えば色落ちの問題や職人の高齢化、技術継承の困難さなどを知り、私たちは藍染めの新たな可能性を追求することを決意しました。これが、今回の「藍染め Bluent Ranaプロジェクト」発足に至るストーリーです。

現在、私たちは藍染めの発色メカニズムや色落ちメカニズムの徹底的な解明に、科学的なアプローチで取り組んでいます。

これは、単に技術的な課題を解決するだけでなく、長年の職人の「経験と勘」に依存してきた部分をデータ化し、DXを推進することで、藍染めをより多くの人々に届け、その価値を再定義することを目指すものです。

私たちは、伝統を深く理解し尊重する「温故知新」の精神と、科学技術の発展を融合させることで、社会全体の発展に貢献するスパイラルを描くことを目指します。

この取り組みは、伝統を深く理解し尊重しながらも、現代の技術と知見を積極的に取り入れることで、持続可能な産業へと進化させることを意味します。

私たちは、このプロジェクトを通じて、藍染めが持つ本来の美しさを損なうことなく、さらにその魅力を高め、北海道胆振地方から世界に向けて「新しい青」の価値を発信してまいります。この挑戦は、地域社会に活気と誇りをもたらし、未来に「新しい青」の幸せを届けることにも繋がると確信しています。

プロジェクト名「Bluent Rana」は、「Blue(青)」と「Fluent(流れるような、流暢な、または成長が滑らかな)」を組み合わせた造語で、藍から美しい青が生まれ、それが淀みなく進化していく様子を表現しています。

また、「Rana」は「藍は蒼より青し」という言葉から着想を得ており、「新しい青を」という思いと、学びと向上心を示す荀子の言葉「青は藍より出でて藍より青し」に由来し、教えを受けた者が教えた者よりも優れた成果を出していくことを示します。

新藍染めプロジェクト「 Bluent Rana(ブルエントラナ)」の特徴


本プロジェクトの核となるのは、以下の3つの柱です。


藍染めメカニズムの解明


藍染めの発色メカニズムと色落ちメカニズムを科学的に徹底解明し、藍染めがなぜ染まるのか、なぜ染まらないのか、そしてなぜ色落ちするのかという本質的な問いに答えます。

インジゴ分子との分子レベルでの相互作用や素材の表面状態など、詳細な研究を通じてその知見を深めます。

藍染めDXの推進


長年の職人の経験と勘に依存してきた部分をデータ化し、染め続けると色が薄くなる現象の予測、液温やpH変化と染め色の関係の定量化、48段階ある色調と染め直後の色調の数値化といったDXを推進します。

これにより、藍染めが可能な素材の範囲を拡張し、作業効率を向上させ、職人が本来の作品構想やファンとの交流に注力できる環境を創出することで、藍染め産業全体の振興を目指します。

藍染め製品の再認知(気づき)


革新的な「色落ちしない藍染め」の実現を通じて、従来の藍染め製品が抱えていた課題を克服し、その魅力を再発見してもらうことを目指します。

これらの研究と製品開発は、数年後には完全に融合し、より革新的で高品質な藍染め製品を市場に投入することを目指します。初期段階では数製品を展開し、市場への浸透を図ることで利益回収を実現します。

将来的には、インバウンド需要の取り込みやグローバル展開を積極的に推進し、クラウドファンディングの活用も検討しています。

地域創生事業化も見据え、「色落ちしない藍染め」の知財化を実現するための特許調査を進め、退色抑制法の具体的な提案へと繋げていきます。

また、地域活性化の一環として、本プロジェクトオリジナルキャラクターを創出しました。

今後は、これらのキャラクターを北海道・胆振・伊達・室蘭との連携当地活用した製品展開やプロモーションに加え、既存キャラクターとのコラボレーションも積極的に模索し、藍染め文化の魅力をより幅広い層に伝えてまいります。

おわりに


本プロジェクトは、国立大学法人室蘭工業大学とのプレ共同研究の採択を皮切りに、今後も様々な研究機関や企業との連携を強化していきます。
https://muroran-it.ac.jp/uploads/sites/2/2025/06/668.pdf

また、伊達市をはじめとする自治体との連携を今後一層進め、地域資源である藍染めを核とした産業振興、新たな雇用の創出、そして地域全体の活性化に貢献してまいります。

神上コーポレーション株式会社は、この「藍染め Bluent Ranaプロジェクト」を通じて、伝統と革新を融合させた「新しい青」を創造し、地域社会の活性化と持続可能な藍染め文化の発展に貢献してまいります。

関連URL


神奈川を代表する企業100選
https://madeinlocal.jp/category/companies/kanagawa021

【お問合せ先】DXのご相談、セミナー開催の打診やインタビューなどご連絡ください。
https://kohgami.co.jp/contact-us/

【会社概要 神上コーポレーション株式会社】
所在地:〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜3-7-18
代表者名:鈴木 崇司
HP:https://kohgami.co.jp/

事業内容:
技術コンサルティング(技術指導、プロセス/品質改善 など)
技術セミナー講師
機器開発ODM

連絡先:050-3575-5053
会社設立年月:2018年6月
資本金:100,000円
従業員数:2名(非常勤顧問10名)
取引銀行:横浜信用金庫

所属団体:
DX事業協同組合
ものづくりドットコム
北海道カーボンファーミング推進協議体
ワクコンサルティング
未来共創イニシアティブ(ICF)

プレスリリース一覧へ
MadeInLocalのロゴ

    お問い合わせ

    掲載依頼・取材依頼・Made In Localシリーズおよび地域を代表する企業100選についてのお問い合わせ等、承っております。まずはお気軽にご相談ください。

    お問い合わせはこちら

    会社概要

    Made In Localは、株式会社IOBIが運営する地方創生メディアです。弊社では現在、事業拡大につき、新卒・中途ともに積極的に採用活動を行っております。 ご興味のある方はぜひご一読ください。

    会社概要はこちら
    SDGsのロゴ
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 人や国の不平等をなくそう
  • 住み続けられるまちづくりを

Made In Localは地方創生メディアの運営を通して地域の産業振興や地域間格差の是正に取り組んでおり、「産業と技術革新の基盤をつくろう」・「人や国の不平等をなくそう」・「住み続けられるまちづくりを」の3つのSDGsのターゲットの実現を目指しています。

©︎ 2024 株式会社IOBI all right reserved