北海道産地直送センターが、日本郵便株式会社主催の「第38回 全日本DM大賞」にてすべての応募作品の中で最も優れているものと認められた作品に送られる「金賞グランプリ」を獲得しました。



北海道産地直送センターは、年3回以上購入の顧客へ向けた「購入履歴反映ビンゴDM」と、購入単価の低い顧客に向けた「ほたて型DM」を制作。



「ビンゴDM」では対象顧客専属のコールセンタースタッフらの、顔写真入りの自筆メッセージを載せた感謝状と、対象顧客の2年分の購入履歴から導き出した商品を縦・横・斜めに配置した「ビンゴカード」を同封。マス目に記載の商品を購入し1列揃うごとに同社商品がプレゼントされるルールで、最低でも年4回以上の購入促進を図りました。紙面上でいかにビンゴのルールを分かりやすく伝えられるかが課題でしたが、スタッフの顔写真を掲載したことの相乗効果もあり、投函後すぐにゲーム参加と商品購入に意欲的な声が多数寄せられました。結果的に同社の既存DMにおいて過去最高の受注率32.2％（MR7.42）を記録。顧客との間にもより深いつながりができました。



一方の「ほたて型DM」は、ECサイトで購入した顧客のリピート率が低いという課題に対し、人気のほたてとのセット商品を勧める案と、ほたて以外の別商品を単品で勧める案でABテストを行いました。表紙の「ほたて」だけでなく、カニやイクラ、コロッケなどの“推し” 商品をチラ見せさせることで興味を喚起。さらに、ECだけの割引特典を設け、Webに誘導しました。また、個別の二次元バーコードを掲載することでDMからECサイト流入時の行動パターンを解析できるようにしました。DM+アウトコール+ECの相乗効果で前年最高時のレスポンス率3.1％から5.6％へとアップし顧客単価が2倍以上に。中でもECサイトでの売上が顕著で、ほたてのリピート購入率は約66％となりました。



これらの功績が高く評価され、「第38回 全日本DM大賞」の「金賞グランプリ」の受賞に至りました。