こんにちは、学生ライターのあです。

みなさんは今、習い事をされていますか？

子供の頃はたくさん教室に通っていても、大人になってからはなかなか習う機会や時間がないものですよね。

そこで今回は、書道家としてご活躍されている『桔梗』さんと、彼女が代表講師を務める“大人だけの”書道教室をご紹介します✨

○「アトリエ桔梗」のご紹介

2021年、堺の中百舌鳥にて開講した「アトリエ桔梗」。

こちらの教室では、ペン習字・筆ペン・書道・水墨画など、書にかかわるさまざまなことを学べます。

時には就活の履歴書や年賀状、絵手紙の作成など、生徒様のご要望にも都度対応可能だそうです。

月1回から受講可能で、9:30～20:50まで1コマ80分制で分かれているため、忙しくても都合に合わせて自由に受講できるのが嬉しいポイント♪

1コマあたり4人から10人程度の生徒様がおり、平日の夜や土曜日の午前に通われている方が多いそう。

教室の最大の特徴は、大人だけが通えるということ。

桔梗さんはご自身の経験から、大人の方が静かに落ち着いて書に向き合える空間を作りたいと思ったそうです。

また、こちらでは桔梗さんが考案したオリジナルテキストを使っています。

市販の練習帳などではなかなか上達が難しいと感じていた桔梗さん。

きれいな字を書く上で必要な、基本的なことが欠けていると実感し、その全てを網羅したカリキュラムを独自で作成。

桔梗さんの、書に対して妥協を許さない姿勢が垣間見えます👀

○書道家として、講師として

お母様のすすめで3歳から書道を習っていた桔梗さん。

小さい頃から習いに行くのが楽しく、やめたいと思ったことは一度もなかったそう。

その後大人になって、ご自身の事情により仕事がうまくいかなくなったとき、桔梗さんの書道作品を称賛していたご主人からの激励をうけて、書道家として活動していくと決意。

少しずつ地域の文化館などで書道を教え始めるとともに、その楽しさに気づき、ご自身の教室を開講したいと思われたんだとか。

作品の良さを誰かに認めてもらえることで励みになったり、人と作品を通してお話しできたりと、桔梗さんにとって書道はつながりをくれるきっかけになっています。

それが桔梗さんの生活の中でとても救いになったそう。

講師として生徒様を支えながら、書道家として年に2・3回、パフォーマンスやイベントもされており、その中で生まれる縁もあるようです。

「書道は慌ただしい日々の中の癒やし、生きがいです。ほんの少し芸術に触れるだけで大切なことを教えてくれる、原点に立ち返らせてくれる気がするんです。」

○教室の理念・雰囲気

教室の生徒様は、20代の大学生から70代後半の方まで幅広く、きっかけもさまざま。

いろいろな目標をもった生徒様同士がお互い切磋琢磨しながら学んでいます。

桔梗さんいわく、

「書道やペン字は何歳からでも、どんな方でも上達する。」とのこと。

書くことが苦手な方や字に癖がある方でも、楽しくコツコツ練習すれば、半年ほどで変化が実感できるんだとか。

そのため、何歳の方でも、堅苦しくなく楽しんで続けられるような、一人一人に寄り添った教室づくりを日々目指しているそうです。

生徒様一人一人の希望に合わせて、受講スタイルを柔軟に変えていただけるので、気軽に通いやすいですよね☺

教室はちょっとしたことで笑顔が生まれて、字をうまく書けた時の喜びを共有できる、和やかな雰囲気に。

教室に来られる生徒様同士も、日々のレッスンなどを通じて交流が生まれることもあるそうですよ🌸

大人になっても同じ目標を持って一緒に打ち込める仲間がいるのは、嬉しいですよね☆

○個展と生徒展

桔梗さんは、ご自身の個展とともに毎年1回生徒展も開催されており、生徒様ご自身が成長を実感したり、具体的な目標になったりと、生徒様にとってよい機会になればと考えていらっしゃいます。

個展の様子

自分の作品が展示されるとなると、いっそう心をこめて完成させたくなりますよね。

桔梗さんによると、一つの作品に力を注ぐことが、より成長に繋がるんだそう。

展覧会以外にも、レッスンの中で昇段試験や検定試験対策も指導されており、生徒様もどんどん昇級されています。

こういった活動が生徒様のモチベーションアップにも繋がっているんです！

○レッスンの流れ

ここではレッスンの様子を簡単にご紹介します。

たとえばペン字であれば、毎回レッスンの最初はひらがな・名前・住所・基本的な要素が詰まった9つの漢字を練習し、オリジナルテキストを進めていきます。

その後残りの30分で、縦書きか横書きの文章を練習するという流れに。

体験では、少しのポイントを修正するだけで字が一段とうまくなることを実感してもらうべく、基本的ないくつかを教えているんだそう。

一度体験しただけで見違えるほど字形が変わるのは驚きです！

指導にあたって大切にされていることは、どんな字も一線一線丁寧に書くよう伝えること。

心の乱れや雑さは字に表れるものです。

心を落ち着かせて、一つ一つの文字に想いを込めて書いてもらいたいと、桔梗さんはおっしゃいます。

○2023年　協会設立

桔梗さんは今年に入って、新たに「日本書画共創協会」を設立され、会長として活動されています。

協会設立のきっかけとして、今後講師として自分の教室を持ちたいと考えていらっしゃる方のサポートができればという想いがあったそう。

そのため協会では、指導者になりたい方向けの認定や展覧会の開催などを行っています。

たとえばペン字講師になりたい方は、協会のペン字講師カリキュラムを修了し、課題合格をすることで、講師認定が授与されるなどの制度を作成。

さきほどご紹介した生徒展も協会が主催されており、今後ますます幅広く活動されるそうです😌

○作品販売

命名書・標書・筆文字ロゴなどの多種多様な書道作品も、桔梗さんは販売されています。

ご注文できる作品は、桔梗さんがご自身の個展で出展されたものから、完全オーダーメイドのものまで。

オーダーメイドでは、お客様それぞれの想いをかたちにしてくださいます。

どの作品に対しても、文字を書くうえで妥協はいっさいしません。

時には納得のいく作品に仕上がるまで、100枚ほど書き続けることもあるほど。

桔梗さんが綴る文字は力強く、言葉の奥にある感情が見る者に伝わってきます。

みなさんも、ご自身や大切な方へ向けて、心の中にあふれる想いを綴っていただきませんか？

○おわりに

言葉を超えた想いを書で表現する書道家・桔梗さん、そして「アトリエ桔梗」。

“教室や書道を通して、心のよりどころになる、ほっとした空間を味わってほしい。”

少しでも書道に興味を持たれた方は、ぜひ教室に足を運んでみてください。

きっと教室の心地よさや書道の奥深さに触れて、とりこになるはず･･･🌟

そして桔梗さんの書作品を通して、言葉が持つパワーを感じてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。