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本記事は「Made In Local」の発起人である株式会社IOBI代表取締役の石井智大と「地域を代表する企業100選」選出企業様の対談企画です。
記念すべき初回は愛知県のコニックス株式会社より森部 隼氏にお越しいただき、コニックスおよびビルメンテナンス業界の現状や今後の展望などについてお話しいただきました。
「地域を代表する企業100選」への熱い想いも語っていただきましたので、お見逃しなく!
コニックス株式会社【愛知を代表する企業100選】
https://madeinlocal.jp/category/companies/aichi017
「地域密着のビルメンテナンス業 × 全国展開のホテルサポート業」のコニックス

株式会社IOBI 石井智大(以下、石井):本日はよろしくお願いします!
コニックス株式会社 森部 隼氏(以下、森部):よろしくお願いします!
石井:まず、コニックス株式会社の創業背景や現在の事業について概要をお聞かせください。
森部:コニックスは1955年に創立し、2025年で70周年を迎えた企業です。東海三県(愛知・岐阜・三重)と北陸三県(福井・石川・富山)のいわゆる“中京圏”を中心にグループ・関連会社を展開し、地域に根差した経営を行ってまいりました。
創業時は高度経済成長期の真っ只中で、高層ビルが次々と建設されたことからビルメンテナンスの需要が生まれ・高まっている時代でした。そして、そこに目をつけたのが創業者の吉田 鉽(よしだ かなえ)です。また、弊社社長(吉田治伸)が現・協会長を務めている愛知ビルメンテナンス協会(旧称:中部ビルメンテナンス協会)においては、その立ち上げに、弊社創業者も参画していたと聞いております。
現在は、ビルメンテナンス業の一環として注力してきた「ホテルサポート業(客室清掃・施設管理など)」が特に成長し、かつ、従来の地域深耕型ビルメンテナンス業とビジネスモデル等が異なることから、こちらは2024年度より全国各地で事業を展開しています。
前述の通り、地域に根差した経営をこれまでの強みとしてきた弊社にとっては非常に大きな挑戦でしたが、結果として「地域密着のビルメンテナンス業」と「全国展開のホテルサポート業」という2つの事業が二大柱となりました。
石井:ありがとうございます。聞き馴染みがない方も多いかと思われますが、「ビルメンテナンス業」とは、どのような業務を指しているのでしょうか。
森部:「ビルメンテナンス業」とは、ビルをはじめとする施設が建ってから解体されるまでの間、施設の安全性や機能・衛生・快適性を守り続け、施設管理のパートナーとして伴走する非常にやりがいのある仕事だと捉えています。
日々少しずつ進む劣化や不具合に向き合い、点検・清掃・保守・修繕を重ねながら建物を良好な状態に保っていく。一般的には、建物に生じるマイナスをゼロに戻していく、いわば“原状回復”の仕事として捉えられることが多いかもしれません。
ただ、あくまで“一般的には”です(笑)
私としてはそうした側面に加えて、プラスを創出していく。つまり、建てた時よりも価値を高めていくことも十分に可能だと考えています。ある種“無限の発展性”があるこの仕事が、めちゃくちゃ面白いと思っています!
ビルメンテナンス業に誇りを持ちながらも、固定観念に縛られない新たな付加価値を生み出し続ける世界観を創っていきたいですね。
石井:かっこいいですね!
経年劣化で施設の価値はどんどん低下していくのが常識だったところに、新しく付加価値を与えるのは全く想像がつかないのですが、具体的にはどのようなことに取り組まれているのでしょうか。
森部:例えば、施設ができた当初はエレベーターと清掃ロボットなどの各種サービスロボットが連携されておらず、階を変えて業務をする場合、「人が手動でロボットを移動させるか」「階ごとにロボットを設置させるか」といった選択肢しか取れないケースがあります。
しかし、今はロボットと設備(エレベーターやドア等)を新設・既設問わず連携させる技術もできているため、ロボットが自動で階を変えて業務遂行するといった“施設の先端化”も建てた後から可能です。
また、弊社の築40年以上経った本社リニューアル(改修)で実践した事例を紹介させていただくと、リニューアルコンセプトの一つとして、「リニューアルがゴールではなくスタートとし、時代の変化に応じながら価値を上げ続けたい」という想いを持って取り組んだところ、「リニューアル後も更新しやすく、かつ、更新してもデザイン性がある」手法を打ち出すことができ、グッドデザイン賞を受賞するなど多方面で高評価をいただきました。
※詳細関連情報※
https://www.conyx.co.jp/news/p10668/
別の観点からの補足になりますが、弊社では「ビルにまつわる100の仕事を行う」というキャッチコピーを掲げ、清掃・設備管理・警備といったビルメンテナンスの主要業務だけでなく、病院へ看護補助者の派遣を行うなど、多岐にわたるサービス展開をしています。
施設のハード面(管理)だけでなくソフト面(運営)でも、弊社が顧客の施設価値向上に貢献できるよう努めています。
石井:なるほど。未来を見据えて、施設を丸ごとサポートできるのが御社の強みなんですね。
森部:そうですね。弊社社長もよく話しておりますが、「私たちは清掃や設備管理、警備業者ではなく、それらはあくまでも提供役務であり、『サービス業を営んでいる』」という認識を大切にしています。
なので、現状に満足することなく貪欲に、より良いサービス提供ができるよう社を挙げてチャレンジし続けています。
「DX」を主に推進し、業界をリードする存在へ

※「DX」とは、企業がデジタル技術を活用し、ビジネスモデルや組織、業務プロセスを根本的に変革し、競争優位性を確立すること。
石井:ここまでお話しいただいた事業展開は今後も同じように続けていくのでしょうか?
森部:まず、創業から70年以上培ってきた強みを最大限活かした事業展開は今後も図っていきます。今年に入ってから行ったM&Aも、この前提を念頭に置いて進めました。
一方で、既存の枠組みにとらわれ過ぎないバランス感覚も大切にしています。
リセットボタンを押すわけではないものの敢えてゼロベースな視点に立ち、事業再構築を検討しながら、より効果的な展開戦略を描けないか思案する時間を設けています。
特にロボットやAIなどが目まぐるしく進化し、DXできるかどうかが今後を大きく左右すると言っても過言ではない昨今は、アナログの良さは残しながらも各事業展開にデジタルの力を活かせるよう、チャンスと捉えて取り組みを推進しています。
石井:森部さんのこれまでのキャリアを考えてもデジタルの分野は大きな強みだと思いますが、実際に御社でのDXはどのくらい進んでいますか。
森部:一筋縄ではいかない大変な日々ではありますが、お陰様で着実に進んでおり、私自身が学生時代や前職(楽天グループ株式会社)で働いていた時代に培ってきたものを、この業界でも活かすことができていると感じています。
ただ、「DX」という言葉が一人歩きしている印象は今も受けることがよくあります。
具体的には「DXは目的ではなく手段である」ことは浸透してきているものの、「じゃあどうすればいいの?」という疑問に対する答えが不明瞭なまま、「エセDXが行われているな」というケースです。頭では理解していても、結果的に手段が目的化してしまっているとも言えますね。
弊社そして、私自身もまだまだ未熟ではありますが、Why→How→Whatの順番で落とし込むことができているので、今後はDXをさらに加速させ、これからの事業展開に掛け合わせることで業界をリードしていきたいと考えています。
石井:例えば、どんなDXに現在チャレンジされていますか。
森部:一例を紹介させていただくと、前述したように今はロボットと設備(エレベーターやドア等)を新設・既設問わず連携させる技術も整っています。
ただ、ロボットと設備を連携させることが目的ではありません。施設管理の最適化が目的であり、そのための手段として弊社でも“施設管理における「人とロボットのハイブリッド運用支援」”を本格的に始めました。
ちょうど先日プレスリリースしたのですが、ロボットと設備(エレベーターやドア等)の連携に強みを持つパートナー企業とタッグを組み、まずは総合病院・オフィスビル・商業施設・ホテルなどを中心に新設・既設問わずサービス提供を開始し、順次対象施設・業務領域を拡大していく予定です。
※詳細関連情報※
https://www.conyx.co.jp/news/p11025/
石井:実現すれば、様々なところで大きな反響がありそうですね。
森部:そうですね。弊社1社だけでできることには限りがあるので、顧客を含む各パートナーと“共奏共栄”(「互いの強みを掛け合わせる」という意味で、敢えて“創”ではなく“奏”を選択)していきたいと考えています。
もちろん、御社とも!
石井:本当に素敵な考え方ですね!ますますワクワクしてきました!
愛知県の魅力と「地域を代表する企業100選」への想い

石井:愛知を代表する企業として、愛知県のどんなところに可能性を感じていますか?
森部:愛知県は中部地方(地理的に日本の中心)に位置し、かつ、その他にも交通の便などが優れていることから、県内観点では発展の余地が十分にありますし、県外観点では東西を問わず交流・進出等がしやすい恵まれた環境と私は捉えています。
この他にも可能性や魅力を感じる部分は多々ありますが、これらのメリットを最大限に活かしながら、「愛知から全国(日本)、そして、世界へ」チャレンジしていきます。
石井:愛知県といえば企業城下町のイメージもあるので、御社のような熱意を持った企業がその象徴になってくれると良いなと私も思っています。
森部:ありがとうございます。
そうですね、加えてもう一つ、私としては日本一の企業で世界を代表するトヨタが愛知県にいてくれて良かったなと思っています。
「愛知の企業といえば?」の問いに対して、弊社の名前が最初に出てくるハードルが高ければ高いほど燃えますからね(笑)
石井:「愛知を代表する企業100選」の選出企業として、「地域を代表する企業100選」への想いも是非お聞かせください。
森部:弊社はBtoBの会社かつ顧客を裏方として支えることが多い仕事なので、それこそ「愛知の企業といえば?」の問いに対し、第一想起されるかというとされにくい状況でした。
ですが、その状況に「仕方ない」と諦めたことはなく、「どうしたらいいかな、だったらこうしてみよう」と試行錯誤しておりました。
そんな時に、石井さんが「光り輝く強みを持っていても、なかなか日の目を見ない企業がたくさんあってもったいない。だから本気で応援したい」と魂込めてお話しされていたことにとても共感し、「このメディアを活用したい、一緒になって成長していきたい」と胸が熱くなったことを昨日のことのように覚えています。
今は同じ志を持つ仲間だと思っていますし、もっともっともっと第一想起される存在であれるよう精進して、「愛知を代表する企業100選」であり続けたいと考えています。
僭越ではありますが、愛知はもちろん、各地域の選出企業を先導する気概を持って臨みますので、これからも力を合わせて突き進んでいきましょう!
石井:そう言っていただけて、嬉しいです。ありがとうございます!
森部氏が見据えるコニックスの展望

石井:最後に、コニックス株式会社の展望を教えてください。
森部:私なりの展望をお話しするにあたって、まずは創業から今までを築いてきた・走り続けてきた先達をはじめとする弊社関係者への感謝から始めさせてください。
創業者から3代(現社長)にわたって70年以上バトンが引き継がれたことで、私を含む次世代が100年企業に挑戦する機会をいただけているのです。「いただいている」という感覚が強いため、何が何でもより良い状態でさらに次の世代にバトンタッチし、持続繁栄させたいと考えています。
加えて、弊社の理念である「私たちは『感動』を創造し、『信頼』を構築し、『ありがとう』を頂戴できる企業であり続けます」と、ミッションの「顧客の繁栄」・「社員の幸福」・「地域社会の発展」を好きになって、これにコミットし、次の世代に引き継いでいくことも重要です。
私が参考書として活用している「ビジョナリー・カンパニー」シリーズの中で、偉大な企業の定義として「業績」・「影響」・「評価」・「持続性」の計4基準が出てくるのですが、「永続する偉大な企業を築くというのは、100年にわたって偉大であり続けること」と書かれています。
先程お話ししたように、幸運にもコニックスは私が現役の間に100周年を迎えることができる可能性が十分にあるため、必ず成し遂げられるよう「2055年の創業100周年を偉大な企業として迎える」ことをビジョンとして掲げています。
一見、抽象的な話に聞こえるかも知れませんが、30年もあれば様々なことができる・変わるため、行き先を決め過ぎてその道や到達点に縛られないよう、敢えて「偉大な企業」というワードを選んでいます。
100周年をより良い状態で迎えられるよう、これからも突き進んでいきます!
石井:いいですね!これからがさらに楽しみになりました!
あらためて、第一弾の特別対談オファーを受けていただき、ありがとうございました!
森部:こちらこそ貴重な機会をいただき、ありがとうございました!
企業プロフィール
企業名:コニックス株式会社
所在地:〒453-0801 愛知県名古屋市中村区太閤四丁目6番22号
創業年:1955年創業
代表者:代表取締役社長 吉田治伸
事業内容:総合ビルメンテナンス / ホテルサポート / 人材派遣
WEBサイト:https://www.conyx.co.jp/
対談者プロフィール
コニックス株式会社 取締役:森部 隼
慶應義塾大学環境情報学部(SFC)在学中に複数の事業立ち上げを経験。卒業後、楽天株式会社(現:楽天グループ株式会社)に入社。
複数回の社長賞受賞など数々の実績を残し、当時最年少でシニアマネージャーを務めた後、結婚を機にコニックス株式会社へ転職。
現在は取締役として、経営企画・営業推進・アライアンス・新規事業開発/推進等を行い、コニックスグループの持続繁栄に組織一丸で注力している。
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