皆さんは「格闘技」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?
 
今まで格闘技そのものに触れる機会がなかった方でも、屈強な人が激しく戦う荒々しい姿が浮かんだと思います。命懸けの競技のため、危ないというイメージを抱いた方もいるかもしれません。
 
しかし、東京都には活動を通して地方創生子供の支援を積極的に行い、この「武道・武術・格闘技ってなんだか少し怖そう」というイメージを大きく覆した団体があります!
 
そこで今回は東京都内を中心に武道・武術・格闘技の稽古会やイベントを開催されている敬天愛人練武大会の代表、菊野克紀さまにお話を伺いました。記事後半では大会の開催情報についても紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください!

敬天愛人練武大会 創設の経緯について


まずは敬天愛人練武大会創設の経緯について教えてください


代表の僕自身が武道・武術・格闘技に人生を幸せにしてもらいました。だからその幸せを多くの人に共有したいと思っています。
 
「武道・武術・格闘技」と聞いて、おそらく多くの方が抱くのは怖い・危ないというイメージだと思います。
たしかにそういう一面があるのですが、それらと向き合い、乗り越えていくことで自信を持ち、本当の意味での強さと優しさを磨いていけるのだと思います。
 
それを形として表現するために「敬天愛人手合わせ稽古会」という武道・武術・格闘技を愛する者たちが集まって楽しく稽古する場を作り、参加費から場所代を引いて児童養護施設を支援するNPO法人に寄付するなどの積極的な社会貢献活動を行っています。
 
その仲間たちとともに、イザという時のための『稽古』の場として、生き様の『表現』の場として、楽しい『交流』の場として敬天愛人練武大会を作りました。

活動を通して理念の「親がこどもに見せたい格闘道」を体現されているんですね


子供は「未来」であり、多くの親は自分の子供に逞しく幸せに育って欲しいと考えます。
 
そんな未来のために、まずは大人が逞しく幸せに生きなきゃですね。
そんな思いを「親が子どもに見せたい格闘道」というコンセプトに込めました。
 
競技を見せたいというよりは、在り方を見せたい。
 
だから格闘技ではなく格闘道としています。
 
そしてそれを体現するために敬天愛人練武大会のルールを作りました。

30種類のルール! 敬天愛人練武大会 最大の特徴


 敬天愛人練武大会の特徴といえば30種類のルールだと思いますが、このように多くのルールを作ろうと思ったきっかけは何でしょうか?


競技とはルールのことです。
ルールが変われば強さは変わります。

例えばボクサーが柔道で勝てるわけではないし、逆も然りです。
またボクシングが1ラウンド制だったらチャンピオンが変わると思いますし、柔道の道着の袖が短かったら金メダリストは変わると思います。
 
競技で測れるのはそのルールの中の序列であって、「強さ」は測れません。
 
「どの武道・武術・格闘技が一番強い?」という問いは漫画などでもよくあるロマンなのですがナンセンスでもあります。
 
競技の良いところは安全にルールに沿った技術を伸ばせることです。
だからルールの数だけいろんな技術を伸ばせるわけです。
 
頭部へのパンチ無し、頭部へのパンチ寸止め、頭部へのパンチ有りという3種目に、打撃のみ、投げ技有り、寝技有りという3種目をかけて9種目あり、自分の段階や課題に応じてチャレンジできるようにしています。
 
さらに急所攻撃有り、対武器、多人数、環境利用、不利な状況など様々なシチュエーションの競技に取り組むことで技術を伸ばし、経験を積み、「イザ」という時に守りたいものを守れるようにルール設計をしています。
 
そして敬天愛人ルールの1番の特徴は観客判定です。
試合時間内に決着がつかなかった場合は、観客の皆様にお手元の紅白ボードで判定を取ってもらいます。
 
判定基準は強いでもカッコいいでも面白いでも頑張ってるでもかまいません。
観客一人一人の主観に委ねます。
 
結果的にエンターテイメントが生まれて楽しい大会となり、在り方を問われることで気持ちのいい場となっています。


参加者のエピソード


実際に参加されている方のなかで特に印象深いエピソードをお聞かせください


30代後半の男性が過去に暴力を受けた経験から強くなりたいと思い、前大会の半年前に僕の道場の門を叩いてくれました。
 
闘う姿がイメージできないようなキャラクターですが、日々の稽古を通して心技体見違えるように変わっていき、自身で出場を決意した大会では勇敢に戦う姿を見せて勝利しました。
 
素直に「かっこいい」と思いました。
 
自分に自信が無かった人が、稽古と大会を通して過去の自分を乗り越えていく様は本当に感動します。

今後の展望について


今後は道場をどんな場所にしていきたいですか?


まずは我々大人が逞しく幸せに生きること。
 
武道・武術・格闘技を通して強く優しくかっこよくあること。
 
そして何より楽しむこと。
 
その流れが広がり、子ども達にも届いたらいいなと。

読者の皆さんにメッセージをお願いします!


ぜひお近くの道場で武道・武術・格闘技を始めてみてください。
 
最近日本の治安も悪くなりつつありますし、イザという時に守りたいものを守れるという自信が人生を豊かにしてくれるはずです。
 
敬天愛人練武大会はもちろんですが、敬天愛人EXPOや手合わせ稽古会など、初心者でも気軽に見学・体験できる場も設けています。観るのも楽しいですがやるのはもっと楽しいです。
 
YouTubeやInstagramからも敬天愛人の活動内容をご覧いただけるため、ぜひチェックしてみてください。
 
Instagram
https://www.instagram.com/_keitenaijin.ktd/
YouTube
https://www.youtube.com/@keitenaijin-kakutoudo

第7回敬天愛人練武大会 開催!


2025/7/21(月) にはひがしんアリーナにて第7回敬天愛人練武大会が開催されます!
 
毎回進化している練武大会ですが、今回は頭部への攻撃が無くボディプロテクターを装着する初心者向けのルールマッチ護身チャレンジ、そして前回の練武大会にて大盛り上がりを見せたプロ試合(ファイトマネーが発生し、ヘッドギアなどの防具を着けない試合)も行います。
 
たくさんの勇気、成長、ドラマが生まれる瞬間をぜひ見届けに来てください!

チケットはこちらから
https://ktaj.net/20250421-4/

開催概要


開催日時:2025年7月21日(月・祝) 9:40開場 / 10:00開始
会場:ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)武道場
主宰:敬天愛人練武大会実行委員会/株式会社KOKKI
後援:墨田区
HP:https://ktaj.net/

アクセス
・JR総武線をご利用の場合:「錦糸町駅」北口より徒歩約3分、錦糸公園内
・東京メトロ半蔵門線ご利用の場合: 「錦糸町駅」4番出口より徒歩約2分、錦糸公園内
・バスをご利用の場合:「錦糸公園(都02、都08、錦37、錦40)」下車、徒歩約2分
・高速7号小松川線「錦糸町」出入口より約400m

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