企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
幼少の頃から工作少年で、プラモデル・模型などの制作に没頭した中高生時代を経て東京藝術大学に進学し、そこで原型制作の仕事に出会います。在学中は課題制作と並行しながらフィギュアの原型制作や彩色を請け負い、大学院終了後も多くの依頼を受け続けました。当初の原型制作の手法は固めたパテをナイフや彫刻刀などで彫り出す方法が主流でしたがパソコンの普及とモデリングソフトの発達、そして3Dプリンタの登場により制作環境は劇的に変化してきました。それにともない弊社でもデジタル化に合わせて道具を持ち替えてまいりましたが、手仕事ならではのあたたかみのある作品作りを続けていくという基本的造形理念はそのままに今後も展開していく次第です。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
学生時代に培ったデッサン力を活かして、デフォルメされたキャラクターもリアリティあふれる造形に仕上げることが得意です。特に彩色においては再現性の高さを評価されており、色彩のバランスや質感を細かく表現する技術を持っております。現在はモデリングソフトを使用して制作を行っており、手作業で制作していた時代と比べて数倍の速度で作品を完成させることができることも強みです。これにより、より多くの作品を短期間で制作することが可能でクオリティも日々向上しております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た埼玉地域の魅力について教えて下さい。
弊社のある狭山市狭山台は、自然と都市の調和が取れた魅力的な地域です。緑地や田畑や茶畑が広がり、四季折々の風景を楽しむことができます。また、狭山市には地元の特産品である狭山茶を楽しめるカフェやレストランが点在し、狭山茶を利用したカレーやスイーツなどが味わえます。地域のコミュニティ活動も盛んで、祭りや体育大会が開催されるたびに住民同士の絆が深まります。狭山台は災害に強く、人々の暮らしやすい環境が整ったゆったりとした時間の流れる地域です。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
原型は量産される製品の最初の1個にあたるため、現存しない形を創造する力が必要です。そのため創造力の源泉であるデッサン力や色彩の知識など、基礎的な能力を有している方が活躍できる業種だと思います。また、制作には根気も必要です。現在は社員の募集は行なっておりませんが自ら原型を作成した商品に日常のなかで出会う機会も多く、こうした場面に立ち会った際にやりがいを感じられる方が向いていると思います。
ひとを知る
代表取締役
柿添貴弘
大学在学中から原型の受注制作を開始し、東京芸術大学大学院 美術研究科 鋳金専攻在学中には「第1回佐野ルネッサンス鋳金展」にて、優秀賞を受賞。修了後もカプセルトイ・キャラクターグッズ・おもちゃなどの量産用の3D原型・実物原型・デコレーションマスター用複製彩色品などを手掛ける。 制作実績は起業時点でおよそ2800個。現在は大手テーマパークなどのマスコットやグッズを制作中。
企業プロフィール
企業名 | 柿添原型株式会社 |
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所在地 | 〒350-1304 埼玉県狭山市狭山台四丁目20番地の13 |
創業年 | 2019年創業 |
代表者 | 代表取締役 柿添貴弘 |
事業内容 |
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