コタ

「美容業界の近代化」の実現を目指す企業

コタは創業精神である「美容業界の近代化」を実現するために独自の2つのビジネスモデルである「トイレタリーの販売を中心とした店販(てんぱん)戦略」と「旬報店(じゅんぽうてん)システムを軸としたコンサルティング・セールス」を展開する、プロユース(美容室向け)の頭髪用化粧品・医薬部外品の製造・販売を行うメーカーです。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。

弊社は「美容業界の近代化」を掲げ1979年に「小田製薬株式会社」として設立され、翌年の1980年に京都府久世郡久御山町で創業しました。創業当時の美容業界は、技術者による徒弟制度が色濃く残り、美容室経営の実態についても生産性が低く、経営者一代限りで消滅する個人経営、生業的経営に留まっている美容室が大半を占めていました。そのような中、創業者である小田英二(おだ・えいじ)は「美容室業界は今後、斜陽産業となる業界の一つ」とテレビで紹介されていたことをきっかけに、「私がそのような業界にはさせない。若者が希望を持って挑戦できる業界に変える。」という志を持ち、弊社を創業しました。
弊社が実現を目指す「美容業界の近代化」とは、お取引先である美容室の経営を近代化するということです。お取引先美容室に対して美容師としての技術力向上だけではなく、経営者として美容室経営にも真摯に取り組んでいただき、業績(生産性)を向上させることで着実に成長できる経営基盤を作り、安定して利益を計上できる経営体質への転換を促すとともに、美容師の雇用環境の改善や将来の発展を見据えた人材の採用・育成などに取り組みながら、企業として永続的に発展できる仕組みを作ることです。
1986年からは美容室の収益向上などを目的とした「コタ全国店販コンクール」を開催し、1987年からはスタイリストの技術力や提案力などの向上を目的とした「コタ スタイリスト アワード」も開催しながら、美容業界の発展に寄与し続けています。そして、2001年に「コタ株式会社」へ商号を変更し、翌2002年に株式を上場しました。また、2012年には「京都工場」、2022年には「COTA KYOTO Lab」を竣工し、研究開発および生産体制もさらに充実させ、高品質・高付加価値な製品を日夜生み出しています。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えて下さい。

弊社の特長(強み)は「美容業界の近代化」の実現のために展開している独自の2つのビジネスモデルです。

1つ目は「トイレタリーの販売を中心とした店販戦略」です。「トイレタリー」とは、お客様がご自宅で使われるシャンプーやトリートメントなどのことで、「店販」とは、美容師が来店されたお客様へトイレタリーなどを対面で店舗販売することです。弊社のお取引先美容室では「カウンセリング&ビューティー」という考え方のもと、髪のプロである美容師が来店客一人一人にカウンセリングを行い、ヘアスタイルやヘアコンディションの維持に必要かつ最適な製品をご提案し販売しています。このような「店販」を推進することで、美容室ではカットやカラー、パーマなどの技術による売上に店販による売上が加わることから、客単価が大幅に向上します。一方でお客様は髪がキレイになり満足されることから、再来店などに繋がります。その結果、美容室は高い客単価を維持しながら来店客が増え、安定的に業績が向上することになります。

2つ目は「旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールス」です。「旬報店システム」とは美容室の経営改善システムであり、売上高・来店客数・パーマ客数・カラー客数・スタッフ数など、複数の項目にわたって営業データをお送りいただき、それを弊社独自のソフトウェアで分析し、その結果をフィードバックして経営アドバイスを行っています。そして、この「旬報店システム」を通じて、お取引先美容室に対して営業戦略や人材育成などのあらゆる面から業績向上のための経営アドバイスを行なっており、それを弊社では「コンサルティング・セールス」と呼んでいます。システム導入店舗である旬報店様では、バランスのとれた美容室経営を目指していただくために、年間および月間で数値目標を設定したうえで経営改善に取り組まれていることから、弊社では目標を達成した旬報店様を年に一回京都にお招きし表彰しています。これは旬報店様にとっては業績向上(経営の近代化)の証であるとともに、美容室スタッフの仕事に対するモチベーションのひとつにもなっています。

今後も弊社は独自の2つのビジネスモデルを通じて、お取引先美容室の業績を向上し、美容業界の近代化を実現しながら、着実な成長を目指していきたいと考えています。

企業から見た地域の魅力について

御社から見た京都地域の魅力について教えて下さい。

「京都」という地域は国内においてネームバリュー・ブランド力などで確固たる地位を築いていることが魅力のひとつと言えますし、「京都銘柄」と呼ばれる日本を代表する優良企業も数多く存在しています。
また、弊社の本社所在地である久御山町は交通の要衝であり、各地へアクセスしやすいことが特徴です。その利便性の良さから、この地域は昔から工業地帯として発展してきたこともあり、メーカーとして事業を進めるには最適な場所です。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。

弊社が創業された背景や歴史、ビジョン、考え方などを理解し、共有できる人材を求めています。2004年に就任した現社長の小田博英(おだ・ひろてる)は「会社を共有することが社長の仕事の一つである」と考え、役員・従業員・お客様・株主様・その他弊社に関わるすべてのステークホルダーの皆様とコタという会社を共有できれば、「当社はもっと強く、もっといい会社になれる」と考えています。この考え方のもと、独自の社内研修の一つである「社内IR説明会」では、社長自らが従業員に対して業績は元より、会社の存在意義や方向性などを直接伝えており、そのことが弊社の業績にも繋がっています。
弊社では従業員一人一人が会社のことを深く理解していることから、基本理念である『「いい会社」を目指し続ける』に向けてそれぞれが取り組むべきことをしっかりと把握していますので、積極的かつ前向きに業務に向き合っています。
コタという会社を共有しながら、弊社の創業精神である「美容業界の近代化」の実現に向かってともに歩み続けられる人材との出会いを楽しみにしています。

ひとを知る

代表取締役社長
小田博英 (おだ ひろてる)

1959年10月生まれ。京都府出身。1984年にコタ株式会社に入社。1987年に同社初の営業所である名古屋営業所(現:名古屋支店)所長に就任。1991年に総務部長、1995年に常務取締役営業本部長、1998年に常務取締役管理部長を歴任し、2004年に代表取締役社長に就任し、現在に至る。

企業プロフィール

企業名コタ株式会社
所在地613-0036
京都府久世郡久御山町田井新荒見77番地
創業年1980年創業
代表者代表取締役社長 小田博英 (おだ ひろてる)
事業内容
  • 美容室向けの頭髪用化粧品、医薬部外品の製造・販売
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