企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、放射線診断医不足が深刻となり、京都大学医局から地域病院への医師派遣も難しい状況となりました。この問題を解消するため、人のかわりに、ネットワークを介して画像情報の方を移動させ、限られた人数で最大限の医療効果を発揮するため、2007年に京都プロメド株式会社を創業し、大学近郊に画像診断センターを設立しました。創業時から現在に至るまで、質の高い画像診断を提供するという目標に変わりはなく、創業時から15年以上も診断業務委託をお受けしている病院様も多数ありますし、今後も引き続き変わらぬ方針としていきます。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
我々は「キャリアの持続」に注力しています。従来、主として女性医師が出産、育児のために学生時代から努力して築いたキャリアを中断せざるを得ず、また復帰の時期を逸することがありました。これは本人はもちろん、社会にとっても貴重な人的資源の損失となります。京都プロメドでは、女性に限らず男性でも育児期間中にも無理なく仕事を続けられる環境作りに努めており、一例として社内に育児室を設け、診断医や社員が必要時に利用可能です。また、体調や家庭事情で一時的に病院での常勤勤務が難しい場合のキャリア維持にも協力できる体制をとっています。今後もこのキャリア持続可能な社会に貢献していきたいと思います。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た京都地域の魅力について教えてください。
京都には言うまでもなく京都大学や京都府立医大がありますので、鴨川界隈の放射線科医の人口密度はおそらく日本一高いかと思われます。これは京都という学術地域ならではのことでありますが、この恵まれた環境にある「京都の力」をネットワーク技術を利用して全国に提供し、地域医療の質向上に貢献することが京都プロメドの使命であると考えています。また、画像データ保存やネットワーク構築の専門領域は、NTT京都の方々と密に協力し、安全かつ快適な運用を行なっていますが、地域にこのような専門家がいてくれることも大きな利点かとおもいます。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
実際に画像診断を行うのは放射線診断専門医ですが、その業務をスムーズに行うためには、画像取得・レポート返送の確認や医師の業務管理といった受付業務に加え病院の医療従事者と電話等でやりとりをする担当者や技術的なサポートを行う人材が必須となります。京都プロメドの社員として遠隔画像診断を担う一員となり地域医療向上の貢献したいと考える方に是非、応募していただきたいと思います。非常に特殊な業務であるため、業務経験のある方はまずおられませんので、入職後に仕事を覚えていただくことになりますが、まずは実際の業務がどのように行われるのか見ていただければと思います。
ひとを知る
代表取締役
河上聡
京都大学院医学博士、日本医学放射線学会診断専門医、京都大学画像診断学教室非常勤講師。放射線科専門医として病院勤務を行いながらPC関連の書籍執筆やPACS構築に携わった経験を生かし、京都大学画像診断学教室と協力し、2007年に京都プロメド株式会社を設立、現在に至る。
SDGsへの取り組み
- 【3】遠隔画像診断による質の高い画像診断の提供は、医療の質向上を通して健康・福祉に直接貢献できると考えております。
- 【10】 医療を公平に受ける機会は全国民の権利であり、遠隔画像診断で地域医療格差解消に努めていきます。
- 【11】医療環境は住みたい街として大きなポイントです。遠隔画像診断で地域医療を充実させることで、街の魅力向上に貢献します。
企業プロフィール
企業名 | 京都プロメド株式会社 |
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所在地 | 〒602-0873 京都府京都市上京区河原町通丸太町下ル伊勢屋町406 マツヲビル2F |
創業年 | 2007年創業 |
代表者 | 代表取締役 河上聡 |
事業内容 |
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