企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は1925年に鮮魚介類・加工水産物・青果物類の卸売業務をおこなう富良野魚菜卸売市場株式会社として創立いたしました。1942年には、北海道鮮魚介配給統制機構整備要綱に基づき上富良野魚菜市場と合併し、名称を富良野鮮魚配給統制株式会社へと改めます。さらに、1950年には市場敷地を現在の所在地へと移転し、敷地総面積7464.4平方メートルの規模でさらなる事業拡大に取り組みました。そして、1965年に完成した新市場にて業務を開始し、現在に至ります。2017年には東京支店を開設し、道内のみならず全国にも北海道の美味しい食品をお届けできるよう努めております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社の特徴は時代の変化に合わせて、業種の枠組みを越えた事業拡大を進めている点にあります。かつての市場の在り方といえば市場でせりを行い、小売店に卸す流れが一般的でしたが近年では大手量販店が流通の先端を担っていることから小売店が減少し、生産者と店舗の仲介である市場の機能の存続が危ぶまれるようになりました。実際、弊社の位置する空知管内にはかつて13の市場がありましたが、現在では4つに減少しております。そこで、従来の市場の機能だけでは生き残れないと考え、産地市場の強みを活かした農産物の受け皿機能の充実を図ること、地元住民の方が利用できる精米所の設置や、市場の食材に付加価値を与えられるような加工品の製造・販売、そして地元飲食店への納品。さらには旅行事業まで幅広く手がけることで、安定かつ地域とこれまで以上に密着した事業拡大を可能にいたしました。このような、時代の変化にいち早く対応できるスピード感と柔軟性が弊社の強みです。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た北海道地域の魅力について教えて下さい。
弊社の位置する富良野市の魅力は夏はラベンダー畑、冬は世界的にも良質なパウダースノーのスキー場と年中楽しめる観光地が多いことです。そのため、国内外問わず毎年多くの観光客がこの地域を訪れております。さらに、観光地であるほかにも農業のまちという側面を併せ持っていることも魅力です。特に玉ねぎやにんじんなどの野菜、メロンやスイカなどの果物が有名で、富良野ブランドを掲げる食材も多くあります。また、富良野市は北海道の中心に位置しているため道内の各漁港からおよそ2,3時間で新鮮な水産物を集めることができるのも特徴です。このように青果物から水産物まで味わえる観光地であることが富良野市の魅力といえます。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
既存の枠組みや前提そのものに対して問題意識を持ち、新たな視点で商品の魅力をアピールできる、異業種でも通用するような発想の転換が可能なアイデア力溢れる方に来ていただきたいです。弊社は、市場でありながら旅行事業も展開しているため業種にとらわれない事業の展開が可能です。そのため、市場に関する知識のみならず、広い視野を持ち様々な角度から物事を見極めることのできる方が今後弊社にはさらに必要になってくると考えております。地域とのつながりを全国へとつなげ、北海道の「美味しい」をより多くの方に知っていただけるよう、共に地域社会共生企業の一員として地域を盛り上げてまいりましょう。
ひとを知る
代表取締役社長
井山修
大学卒業後、地元のJAふらのに就職し60歳まで従事。その後、富良野地方卸売市場株式会社に転職し、現在に至る。地域社会共生企業の一員として北海道の魅力あふれる食材の数々を、道内のみならず全国にもお届けできるよう尽力している。
企業プロフィール
企業名 | 富良野地方卸売市場株式会社 |
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所在地 | 〒076-0018 北海道富良野市弥生町4番2号 |
創業年 | 1925年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 井山修 |
事業内容 |
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