昭和50年代以前の北海道の住宅は、天井断熱の隙間が多く、結露(すがもり)によって天井が濡れたりカビたりする問題が常態化していました。
海外から導入された技術のブローイング工法に着目して事業をスタートしましたが、隙間なく断熱材を施工できる工法で、結露やすがもりを効果的に防ぐことができ、北海道を中心に冬寒い地域で普及した背景があります。
お客様にも施工品質の信頼を得ながら、各社の要請により関東地区へも出店し、断熱工事の専門業者としてブローイング工法の普及拡大に努めています。

断熱工事の多くは大工職人の手で施工されていますが、業界全体の人手不足や施工品質のばらつきなども散見され、工事の進行にも影響が出始めております。また、政府が提示している省エネルギー対策のひとつして民生用エネルギーの削減（住宅の省エネ化）があり、断熱性能の強化が段階的に引き上げられるため、断熱材を多く使ういわゆる「厚手化・高性能化」が必要となっております。
こうした人手不足・高性能化のニーズにブローイング工法は非常にマッチしており、ここ数年ではブローイング工法に対する関心が増えております。
特に本州地域ではほとんど採用されていない工法であり、省エネの基本技術として今後ますます普及することを見込んでおります。

当社が主力事業としている断熱工事ですが、北海道で4か所、関東地区で4か所の事業所があり、その地域での工事を主体としていることから、地元で働く意欲のある方を求めています。当社の断熱工事は住まいの快適性向上や省エネに直結し、社会貢献を実感できる仕事でもありますから、これから益々必要とされる断熱工事でやりがいもありますし、魅力ある市場と考えています。カーボンニュートラルの時代を迎え、住宅の省エネはかかせないテクノロジーです。断熱工事の普及は労働人口減少による建設作業員の減少や、省エネに欠かせないものであり、事業拡大こそSDGｓへの取り組みでもあります。

当社の仕事は基本的に複数名でひとつの仕事を完成させるため、人間的な繋がりを大事にし、円滑なコミュニケーションをとることによって、生産性と品質の高い工事を行うことができます。「協力・協調性」を重んじており、他人の意見をよく聞き、前向きな考え方をできる方を募集しています。
大変な仕事ではありますが、住みやすい家を作るために必要不可欠な断熱工事であり、現場も毎日変わりますので、新たなことにチャレンジしたい方にもぜひ仲間になっていただきたいです。
現在は労働環境の改善を目指し、時間外労働の削減や休日の取得推進なども進めており、ワークライフバランスを重視する方にもお勧めしたいと思います。