企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
もともと酪農機器の販売会社に勤務していた創業者である現会長の山口真巧(やまぐち・まこと)が、仕事で北海道内を回る中で長沼で生産される良質な生乳に注目し、脱サラして夫婦でアイスクリーム店を開いたのが株式会社長沼あいすの始まりです。開店後すぐに人気になり、地元のメディアなどに取り上げられたこともあって、店舗にはソフトクリームを求めるお客様が殺到しました。夏場は好調でしたが、冬場は全く売れなくなるアイス販売を打開すべく、冬に販売を開始した中華まんも大ヒットし、人気商品になりました。その後も冬場の厳しい売り上げを解決するために焼き菓子等のスイーツ、さらにチーズやソーセージの製造販売を開始し、商品ラインナップを増やしております。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
少量生産も可能なOEM製造の対応力と、迅速かつ多岐にわたる商品開発力が弊社の強みです。そして直売店を活かして、売れ筋情報を直接把握するなど市場に合わせた柔軟な生産体制と、顧客ニーズを迅速に製品に反映できる開発・販売力を兼ね備えています。アイスクリームメーカーとしてスタートした弊社ですが、冬場の売り上げ対策として増やした商品アイテムによって販売先が全国的に増え、多くの方に知ってもらう機会が生まれました。しかし近年は温暖化の影響か、夏場のアイスクリームの生産依頼が急激に増えたため、今後は原点に立ち返ってアイスクリームの生産に力を入れていく方針です。
御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
弊社にとって重要な1次産業を取り巻く環境は、高齢化による人手不足、後継者不足に地球温暖化による収穫量の減少等の問題が深刻化し、年々厳しくなっております。そこで、弊社ではこうした問題の解決に少しでもお役に立てるように、市場に出回らない廃棄される農作物を仕入れるなどの取り組みを積極的に行っていきたいと考えています。また、環境に配慮してチーズ製造工程でから出るホエーを養豚場で利用していただき、資源の有効活用を行っています。今後も「体に優しく、美味しいものを作る」という信念のもと、食の提供を通してSDGsの達成を目指してまいります。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
弊社は製造メーカーとしてはまだまだ小規模ですが製造依頼はひっきりなしに来ております。そのため、お客様の要望に応えられるようにコミュニケーションを重視して、ご依頼に寄り添う姿勢が求められます。定期的な新卒・中途の採用は行なっていませんが、やる気のある方であれば経験や知識は問いません。誰かの役に立ちたいと思う前向きな気持ちをお持ちの方はぜひご連絡ください。

ひとを知る

代表取締役社長
山口 幸太郎
酪農学園大学を卒業後、水産加工メーカーに就職し開発室に配属。その後、父が経営する長沼あいすに転職。製造をしながら週末には店舗に立ち接客も行う。工場長、常務を経て2019年の創業25周年を機に社長に就任。国内流通だけでなく、海外流通にも力を入れて活動中。
SDGsへの取り組み
- 【3】【9】北海道HACCPに準拠した高品質で安全な商品の提供。地域産品を使用した新商品の開発体制を構築しております。
- 【7】【12】【13】【15】社屋・工場にてLED照明を積極的に活用し、太陽光パネルの設置しております。また、チーズの製造工程から出るホエーの再利用による資源の有効活用も行っております。
- 【3】【4】【5】【8】【16】すべての社員が働きやすい育休制度の確立や柔軟な勤務体制を構築し、研修等の教育体制を充実させました。
- 【17】地元の1次産業者との積極的な連携による地域への還元に力を入れ、スポーツ連盟への協賛や地域人材の積極的な雇用も行っています。
企業プロフィール
| 企業名 | 株式会社長沼あいす |
|---|---|
| 所在地 | 〒069-1481 北海道夕張郡長沼町西11線南7番地 |
| 創業年 | 1994年創業 |
| 代表者 | 代表取締役社長 山口 幸太郎 |
| 事業内容 |
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| WEBサイト | リンクはこちらから |
| 企業ロゴ | ![]() |



























































