企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
かつて自動車のフロアマットは、ゴム製の簡素な物が主流でした。そこから1980年代にはデザイン性を求めるようになり、表皮にカーペット材が取り入れられ、裏材として塩化ビニールのシートを貼り合せたカーマットに切り替わります。しかし1990年代に環境問題の観点から塩化ビニールが忌避されるようになり、弊社はいち早くTダイス押出機を導入し合成ゴム樹脂張りのカーマットの製造に特化することで脱塩ビ化に成功しました。カーマットは時代とともに価値観や、求められる機能性が変わっていきます。私たちは持続的な発展を見据えて、技術の革新・生産性の向上に邁進し、経済的な発展と安定に向けて地域社会へ貢献していく所存です。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
私たちはこれまで合成樹脂シートやカーペットをはじめ、織物・編み物などさまざまな素材に貼り付ける加工をしてきました。その技術を活かして、主力商品のカーマット・防草シート・インテリアマットといった商品が生まれました。弊社の貼り合わせる技術には、確かな自信を持っております。また、私たちは開発から出荷までの一貫生産が1つの敷地内で可能です。これまでの経験や培ってきた技術力が、ここにあります。確かな技術で目指すのは「モノづくり日本一」そして「100年企業」です。そのためにも新たな商品の開発と、付加価値の創造に努力してまいります。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た和歌山地域の魅力について教えて下さい。
橋本市高野口町は世界遺産・高野山のふもとに広がっており、山や川など豊かな自然に包まれたエリアです。かつて高野山参詣客でにぎわった街であり、趣のある駅舎が残る高野口駅の前には明治時代の1868年~1911年まで旅館として愛され、現在では有形文化財に指定された旧葛城館、国の重要文化財に指定された高野口小学校など、歴史深い建物や建造物がたくさんあります。高野山へ続く旧街道を散策すると四季折々の風景が楽しめる魅力ある街です。また大阪・奈良へのアクセスが良く、住環境の良さも魅力の1つです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
これから仲間になる方にも仕事を取り組むなかで面白さを見つけ、積極的に知識を吸収していってほしいと思います。見て、聞いて、実践して、失敗する。仕事のなかでさまざまな経験を成長につなげていただきたいです。製品はたくさんの工程を経て完成します。そこには多くの方が関わっており、一人一人の品質への意識があるからこそ高い品質を維持することができます。100年企業は経営陣の思いだけでは成し得ません。ともに成長し、それを互いに認め合える。そのような方とともに働きたいです。
ひとを知る
代表取締役
湯原直子
1996年代表取締役に就任。2014年・2019年に橋本市神野々に立地協定を締結。開発・試作から製品までの一貫生産工場を設立。2024年に創業40周年を迎えたことを機に、持続的発展を見据えて技術革新の推進、さらなる生産性の向上、他分野製品の開拓を進める。
SDGsへの取り組み
- 【3】健康経営優良法人に認定されており、従業員に対して健康的な社食の提供をはじめ、インフルエンザ予防注射の無料接種・ベジチェック測定会の実施など、健康に配慮した職場を実現しております。
- 【10】障がい者のトライアル雇用や就業体験などを行い、就業の機会を広げる取組みを行うことで経済格差のない社会の実現に寄与しております。また地域の中高生に対し、工場見学を積極的に受け入れております。
- 【12】再生樹脂を利用し、環境に配慮した製品を製造しております。また、製造工程で出た樹脂は材を材料として再利用することで、産廃排出量を削減しております。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社興栄ケミカル工業所 |
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所在地 | 〒648-0086 和歌山県橋本市高野口町名古曽95-1 |
創業年 | 1984年創業 |
代表者 | 代表取締役 湯原直子 |
事業内容 |
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