企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
平成30年に父親が経営する農業から独立し、株式会社ケーズファームを立ち上げました。法人化した理由は、従業員の将来への不安を1つでも取り除きたかったからです。当時農業を法人で経営しているところは少なく、将来もらえる年金は国民年金だけ、退職金制度も無いので、将来に不安を感じている農家がほとんどでした。弊社は法人化することで社会保険への加入や、退職金制度の導入、年休100日以上など、普通の会社員と同じ待遇で農業に就労できる土台を作りました。また年間雇用をするためには利益と仕事の確保が必要となりましたので、柿の加工品の製造販売にも力を入れています。これからも従業員と一丸となって和歌山の柿を広めるべく邁進いたします。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
柿は酸味がなく加工品に向かないといわれており、干し柿やあんぽ柿以外の加工品がほとんどありません。和歌山に来た観光客が、柿を食べることができるのは収穫時期の秋だけ。年間を通して観光客に柿を食べていただきたいという気持ちで、柿の加工品の開発に力を入れてきました。現在、柿のドライフルーツとプレミアム柿アイスは好評発売中で、今後も柿の加工品を開発していきたいと考えております。加工品に使用する柿は、市場では流通することのない柔らかくなった柿や見た目の良くない廃棄される柿です。廃棄される柿を利用することで持続可能な農業を実現にも寄与していきたいと考えております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た和歌山地域の魅力について教えて下さい。
橋本市は奈良県と大阪府に隣接しており、大阪難波へ電車で約45分の都会と田舎の良いところを持ち合わせた地域となっております。和歌山県は柿・ミカン・桃・梅などのフルーツの生産が盛んで、和歌山北部の紀北地域は柿の生産量が44年連続で全国1位となっております。山間部に行けば見渡す限りの柿畑が広がっており、壮大な自然を満喫できます。1級河川の紀ノ川が運んでくる肥沃な大地が柿を大きく、世界遺産の高野山の麓の大きな寒暖差が柿を美味しく育ててくれます。美味しい柿を使ったドライフルーツや、アイスクリームも是非ご賞味ください。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
1年を通して作業は大自然の中にある柿畑での作業となっております。自然が相手なので服装自由、おしゃべりし放題の自由な社風です。体を動かすことが好きな方、アウトドアで活動することが好きな方を歓迎します。自分が作ったものを直接お客様に届けるお仕事ですので、美味しかったよの言葉で自分の成果を実感できるやりがいのあるお仕事です。農産物の生産だけにとどまらず、加工品の開発や様々な販売チャネルに挑戦中で、前職でのスキル(パソコン・カメラ・SNS・調理師等の技術)を活かして一緒に新規を開拓していってくれる方大歓迎です。子育て世代の時間が限られている主婦の方でも、時間に融通の利く仕事です。例)10~15時
ひとを知る
代表取締役
大原康平
桃山学院大学を卒業後、経営管理と薬や健康成分の知識を学ぶためドラッグストアで10年勤務。8年間の店長経験を経て、消費者のニーズを把握し販売に関するスキルに磨きをかける。サラリーマン時代に培った経営スキルを農業分野で発揮し、儲かる農業を実現し、和歌山の柿を全国に発信していくためのブランド柿や加工品の開発を積極的に行う。
SDGsへの取り組み
- 【9】廃棄される果実を利用しアップサイクルできる仕組みを作り、6次産業農家のモデルとなり農業の発展に貢献します。
- 【15】生産者が高齢化し減少するなかで、優良農地を引き継ぎ和歌山県の特産品の柿の生産を維持していくことに貢献します。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社ケーズファーム |
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所在地 | 〒648-0043 和歌山県橋本市学文路1233 |
創業年 | 2018年創業 |
代表者 | 代表取締役 大原康平 |
事業内容 |
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