企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
会社設立の1946年以前は寺院に野菜や穀物などを納めることを生業としておりましたが、昭和初期に南海電鉄が開通し、その頃より高野山土産としてごまとうふが取り上げられるようになり本格的に製造を開始。当初は出来立てのごまとうふのみの販売で遠隔地への持ち帰りが困難でしたが、昭和40年に高温加熱殺菌処理を施したごまとうふとして特許を取得して以降、日持ちが可能になり遠隔地へのお土産や百貨店・高級スーパー様への卸も実現。2016年からは飲食店を経営し、それまではわさび醤油などで食べるのが一般的でしたが、これに加え天婦羅やデザート、鍋料理などごまとうふの新しい可能性に挑戦しています。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
昭和中期より製造・卸・販売を中心に営業しておりましたが、世界遺産登録を受けてからはインバウンドを含め流動人口が増加。しかし反比例するかのように地域では少子化に伴う地元飲食店舗の減少が顕著になり、”昼食難民”が増加。来山者をお迎えする1人として出来ることはないかと考え、2016年飲食店舗を経営。現在は観光の合間に立ち寄れる休憩所としてのカフェ店を設計建設中。また、変わらぬ品質をお客様に約束するためにもモンドセレクションに出展し、現在では15年連続金賞を受賞。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た和歌山地域の魅力について教えて下さい。
弘法大師空海が開山して1200年、今も変わらず日本の総菩提所として全国各地から多くの参拝者をお招きしております。また、紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産登録をうけてからは世界各地より多くの観光の皆様がお越しになられるようになりました。
空海の教えの中にある、すべてのものを受け入れ共に豊かな未来を見つめる「共利群生」の精神が今も生きる高野山。
「やっと高野山に来れた」「いつかは来たいと思ってたんよ」そんな声が行き交う地域に身を置く私どもとしては、ここに来られる皆様に「来てよかった」と思っていただけるよう、高野山の一員として恥じぬようこれからも努めてまいります。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
現在ごまとうふは高野山土産としても多くの方にご愛顧いただいております。「お土産は最後の高野山」と言われ、その持ち帰られたお土産を受け取った方にもご満足いただけるよう努めなければなりません。お土産を受け取られた方にもご満足いただくことで、一人でも多くの方に高野山に行ってみたいと思っていただけると考えています。
修行僧の健康食として受け継がれたごまとうふの作り手として、ごまとうふをお土産として受け取られる方の健康まで意識して製造しています。単なる製造ではなく、自分の仕事がその地域の発展にも繋がると捉えられる方と共に精進していきたいと考えます。
ひとを知る
代表取締役
角濱功治
食品を扱う家系に生まれ育った所以から高校時代は料理人になることを目指いしていたが、大学卒業後に家業を引き継ぐことになり、それからは地域活動と社業の両方に力を入れ、特に地域活動においては”まちづくり”を中心に学びと”つながり”を大切にしてきた。若いころの料理人になるという夢は叶わなかったが、社業を通じて飲食店をオープンさせ、「食」で人様に喜んでいただくという理念のもと、現在も様々な活動に尽力している。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社角濱総本舗 |
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所在地 | 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山262 |
創業年 | 1946年創業 |
代表者 | 代表取締役 角濱功治 |
事業内容 |
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