こんにちは!栃木県出身のライター、さくらです!
地元の栃木といえば益子焼が有名で、我が家にもいくつも器があります。

最近は料理にハマっていることもあり、自然と器にもこだわるようになりました。
そんな中で出会ったのが、山口県の伝統工芸である「萩焼」。

今回は、皆さんに知れば知るほど魅力的な萩焼についてご紹介します!

萩焼の歴史


そんな表情豊かで多くの茶人に愛されてきた萩焼の始まりは、約400年前の江戸時代にさかのぼります。

当時、各地の藩は献上品を作るために「御用窯(ごようがま)」を設けていました。
萩藩でも初代藩主・毛利輝元(もうりてるもと)の命により、朝鮮から招かれた陶工たちが窯を開き、茶碗づくりを始めました。

これが、萩焼の起源とされています。

萩の土地は陶芸に適した良質な土に恵まれていたため、萩焼は発展し、広く知られるようになりました。

茶人から大人気!萩焼の特徴


萩焼の1番の魅力は、やわらかで素朴な雰囲気。そして、使い込むほどに表情が変わっていく点です✨

土に独特の吸水性があるため、お茶や料理に使っていくうちに、釉薬(ゆうやく)と呼ばれる、陶磁器の表面に掛かっているガラス質の層の色合いの色合いが少しずつ変化します。

この現象は「萩の七化け」と呼ばれ、まるで器が育っていくような楽しさを味わえるのです💫

こうした特性から茶人たちに愛され、「一楽二萩三唐津(いちらく・にはぎ・さんからつ)」と呼ばれるほど、茶の湯の世界で高く評価されてきました🍵

これは、茶碗の名品として第一に楽焼、第二に萩焼、第三に唐津焼が称されるという言葉で、萩焼が茶道に欠かせない存在だと分かりますね!

萩焼作り体験


歴史や特徴を聞くと、長い歴史を持つ萩焼により興味が湧いてきませんか?

興味を持たれた貴方に朗報!

なんと、山口県萩市では萩焼体験ができるのです!

観光の合間に、自分だけの器を作れるなんて、特別な体験ですよね。

萩焼の聖地とも言える萩市にはたくさんの窯元がありますが、今回はそのなかでも私が特に惹かれた体験をご紹介します!

プロにマンツーマンで教えてもらえる!本格的な萩焼作り体験


こちらの窯元では、土づくりから釉薬かけまで一から本格的な萩焼づくりが出来ます!

この体験の売りは、何と言っても伝統工芸士・樋口大桂氏の個別指導を受けられること!

伝統工芸士とは、経済産業大臣指定伝統的工芸品の伝統的技術・技法を有している方を指します!

萩焼のプロフェッショナルから直接指導を受けられる貴重な機会ですね💡

🔗陶房大桂庵樋口窯(とうぼうたいけいあんひぐちがま)
https://www.hagishi.com/experience/experience-37535/
https://www.taikeian.net/ENQ/enquete.cgi?PAGE=4&SHOPURL=/
住所  山口県萩市椿東椎原1505-1
電話  0838-22-1447
定休日 毎週木曜日(臨時休業あり)

まるで陶芸合宿?3日間または5日間で行う陶芸ワークショップ


こちらのワークショップでは、3日間または5日間かけて、みっちり陶芸を行います。
参加者全員に甚平が用意されているので、陶芸家気分で作業出来るのが売りです!

また陶芸体験に加えて、萩焼の器でお茶を嗜む茶道の体験もできます🍵

英語対応可能なプランのため、外国からの観光客にも人気があるそう!

🔗鳥雲窯(ちょううんがま)
https://www.hagishi.com/experience/experience-36862/
https://sorayung.wixsite.com/choungama
住所  山口県萩市山田4431
電話  0838-22-5822
定休日 日曜・祭日(電話は除く)

そのほかの体験は以下のリンクから確認してみてください!

🔗萩焼体験|萩市観光協会公式サイト
https://www.hagishi.com/expe_genre/hagiyaki/

器好きにはたまらない!萩焼まつりを楽しむ!


「作る」楽しみがある一方で、「買う」楽しみも外せません。
毎年ゴールデンウィークに開催される「萩焼まつり」では、市内各地に特設会場が設けられ、約50の窯元や業者が出展!

茶碗や湯呑みといった定番品から、花瓶やとっくりまで、さまざまな萩焼が並びます!

さらに、作家さんと直接お話しできる機会もあるので、萩焼の魅力やこだわりを聞きながら器を選ぶ楽しみも!
会場は活気にあふれ、器好きにはまさに天国のようなイベントです✨

🔗萩焼まつり
https://hagicci.or.jp/hagiyakimaturi/

おわりに


いかがでしたか。
今回は山口県の伝統工芸品である萩焼についてお伝えしました!

江戸時代から始まり、藩の庇護のもと発展してきた萩焼は、単なる器ではなく時代を超えて受け継がれてきた、まさに文化そのもの!

もし山口を訪れる機会があれば、ぜひ萩焼の器を手にとってみてください。
きっと“使うほどに育つ器”の魅力を感じられるはずです。

ではまた次の記事でお会いしましょう🍀

参考


陶房大桂庵樋口窯(とうぼうたいけいあんひぐちがま)
https://www.hagishi.com/experience/experience-37535/
鳥雲窯(ちょううんがま)
https://www.hagishi.com/experience/experience-36862/
萩焼体験|萩市観光協会公式サイト
https://www.hagishi.com/expe_genre/hagiyaki/
萩焼まつり
https://hagicci.or.jp/hagiyakimaturi/
一楽二萩三唐津(いちらく・にはぎ・さんからつ)
https://eishodo.net/chadogu/rakuhagikaratsu/
伝統工芸士について
https://kyokai.kougeihin.jp/master/

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