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こんにちは〜 学生ライターの彩希です。
皆さんがおそらく毎日目にする信号機。
青・黄・赤の3色の配色が一般的ですよね。
しかし、山口県には世にも珍しい黄・青・黄の信号機が存在するんです!
赤色がなくて大丈夫なの!?🫨と驚いてしまいますが、
このような信号機には普通の信号機とは違う「とある役割」があります。
黄・青・黄の信号機は一体どんな役割を担っているのか、またこのような信号機が誕生するに至った理由を一緒に見ていきましょう🔍
予告信号ってどんなもの?
黄・青・黄の信号機の正体は「予告信号」というもの。
青が真ん中にある配置により、通常の信号機とは異なることが分かりますよね。
予告信号の役割は大きく分けて2つあります。
1つ目は前方に信号機があることを知らせる役割、
2つ目は前方の信号機が何色であるかを知らせる役割 です。
カーブを曲がった瞬間、突然赤信号が出現すると危険ですよね。
予告信号はそのような事態を防ぐため、見通しの悪い交差点の手前などに設けられたのです。
赤色が無いのは、その場での停止を求める信号機ではないからなのですね!
黄・青・黄の予告信号の表示の意味
黄・青・黄の予告信号には光り方が2種類あります。
【青の点灯】
青の点灯は、前方の信号が青であることを示します。
この場合、車はそのまま進んでOKです。
【両端の黄色の点滅】
両端の黄色が交互に点滅している時は、前方の信号が赤もしくは黄色であることを示します。
この場合は、信号が見えたら停止できるようにスピードを緩める必要があります。
どんどん姿を消しているのはなぜ?
とてもユニークな黄・青・黄の予告信号機ですが、現在は青・黄・赤の通常の信号機への取り替えが進んでいるそうです。
その理由としてまず挙げられるのが分かりにくさ。
黄・青・黄の予告信号機は他の県ではほとんど見られないため、県外からのドライバーなど、慣れない人を混乱させてしまう危険性があります。
混乱が起きると事故や渋滞に繋がってしまうので、逆効果ですよね😔
そのため、全国的に普及している通常の信号機に交換されているのです。
また、LEDタイプの信号機の普及も取り替えの要因となっています。
かつて信号機は電球タイプのものが一般的でしたが、LEDの普及と同時に
信号機もより消費電力の少ないLEDを使用したものへ交換が進みました。
街でも、非常に薄いLEDタイプの信号機をよく目にしますよね🚥
現在山口県で使用されている黄・青・黄の予告信号機は20年以上前に作られた電球タイプのものばかりなので、エネルギーを節約できるLEDの信号機への取り替えが今後も進んでいくと予想されます。
見てみたい!という方はお早めに訪問されると良いかもしれません🚗
おわりに
今回は、山口県特有の「黄・青・黄」の予告信号機についてご紹介しました。
この信号機を採用しているのは、全国でも山口県の他には山形県などごく一部の地域だけです。
これは、当時の山口県が、カーブやトンネルが多いという地域の地理的な特性に対し、
「信号の色を信号で予告する」という手法を最も効果的だと独自に判断した結果だと考えられます。
山口県の個性が表れたご当地信号機。
見つけるとちょっと嬉しくなるその土地ならではの個性ができるだけ長く残ると良いなと思います🍀
参考
・ドライバー混乱不可避! 初見殺しのイレギュラーな「予告信号」はどこにある?【信号機マニア・丹羽拳士朗の偏愛日記 #3】 | KURU KURA(くるくら)
https://kurukura.jp/article/58158-20250115-50/
・信号機<山口県> 黄・青・黄予告信号(前方信号連動)
https://ds-mori.main.jp/symc22.htm
・「黄・青・黄」の信号なぜ存在? 1つ目2つ目も ご当地モノの宝庫「予告信号」の世界 (2021年10月13日) - エキサイトニュース
https://www.excite.co.jp/news/article/Trafficnews_111542/
・【山口県の信号機】令和7(2025)年度末まで残る黄色・青・黄色配列予告信号|るーと
https://note.com/route_signal35/n/n15f715a3ab8dv
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