【アート × テクノロジー】新時代のアート施設「YCAM」の魅力に迫る!
彩希


こんにちは〜 学生ライターの彩希です🐣

私は建築学部に所属しています。
普段から建築を見るのが好きで、旅行先を決めるときも「どの建築が見たいか」で行き先を決めることがほとんどです。変な人だ!と思いましたか!?

建築はただ私たちの生活スパースであるだけでなく、建築家の思想や美意識が表現されている「アート」とも言えるので、空間から読み取れることが沢山あって面白いんですよ✨

皆さんは、「アート」と聞くと何を思い浮かべますか?

絵画や彫刻などの多くの方が想像するであろう王道の美術作品はもちろん「アート」ですが、実はアートの世界は今、もっと広くて自由なのです。

その一例として、山口県にあるアート施設・YCAMでは「メディア・テクノロジーと融合したアート活動」が盛んに行われています🌟

今回は、とっても自由な「アート」の世界とYCAMの魅力、そして建築学生の私から見たYCAMの建築の見どころをご紹介します!

YCAMってどんな施設?


「YCAM(ワイカム)」とは、山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media)の略称です。

YCAMのアート作品の最大の特徴は、「メディア・テクノロジー」を駆使している点です。

最新技術を活用したYCAMでしか生まれないアート表現は、国内のみならず海外でも高く評価されています。

でも実際、「最新のメディア・テクノロジーってどんなもの?」
「最新技術って難しそう…🤔💭と、
なんとなく縁遠いものだと感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

技術が日々進化している現代ですが、普段の生活で最新技術に触れる機会はあまりないですよね。

しかし!そんな最新のテクノロジー、YCAMなら体感できるんです!!

YCAMはアートの制作を行っているだけでなく、最新技術と私たちとをつなぐ架け橋の役割も果たしています✨

YCAMは、無限の可能性を持つ「メディア・テクノロジーの世界」への入口なのです🚪

開館時間・入場料など


YCAMでは、今流行りのインスタレーションをはじめとした展示はもちろんのこと、公演・映画上映・子ども向けワークショップなど多様な活動が行われています✨

過去に行われたインスタレーションの一例として、アンラーニング・ランゲージという作品は、AIに認識されないコミュニケーションの方法を参加者が実際に探りながら、「AIにはない人間の資質とはなにか?」を探求するパフォーマンスです。

AIが進化し、人間より優れている点・人間に近い点が多くなってきた中で、「人間にしか出来ないこと」を探る体験は興味深いですよね。

YCAMではこのような作品の展示が行われているだけでなく、展示空間・映画館・図書館・ワークショップスペース・レストランなど様々な施設を併設しているので、休日のお出かけにもピッタリですよ ♪


【開館時間】10時〜20時 ※イベント開催時は22時まで
【休館日】毎週火曜日、年末年始、臨時休館日 ※火曜日が祝日の場合は翌日
【交通案内・駐車場】駐車場:あり(161台/無料)
【入場料】無料
※チケット購入や事前申込が必要なイベントもあるので、行きたいイベントがある場合は事前確認をお忘れなく⚠️

チケットはYCAM1階の窓口で販売しているほか、電話やインターネットからも購入可能です。
【電話】083-920-6111 取扱時間:開館日の10:00〜19:00
【インターネットチケット購入方法】https://www.ycfcp.or.jp/tickets/

YCAM爆音映画祭2025


YCAMでは2013年から毎年、ライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質なスピーカーを用いて映画を鑑賞するYCAM爆音映画祭📽️を行っています。

上映される作品は、音楽を中心に物語が展開される映画や有名なバンドのライブ映像など、音を楽しむのにぴったりなラインナップです。

国内屈指の音響環境を誇るスタジオAにて、天井や座席下など、約60台のスピーカーから響くサウンドは、ファンの間で「日本最強」とも呼ばれているのだとか!

皆さんもこの夏、大迫力の音響で映画を楽しんでみませんか?

【期間】2025年8月28日(木)~8月31日(日)
【会場】山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA
【定員】各回270人
【料金】要チケット購入 
    上映内容によって料金が変化します。
    料金詳細はこちら:ycam-bakuon-film-festival.pdf 

YCAMの建築の魅力


クリエイティブな活動が沢山行われているYCAMですが、
活動内容に留まらず、建築面においても魅力たっぷりなんです。

まず目に入るのは、波のような形をした外観。
実はYCAMのこの形、周辺の山の稜線をイメージしているんです。

山口市の美しい山々に囲まれた景観に溶け込んでいますよね🗻

この建物を設計したのはロサンゼルス現代美術館やつくばセンタービルを手がけたことで有名な建築家の磯崎新氏。

YCAMの設計のキーワードは「フレキシビリティ(柔軟性)」
で、通路を含めたほぼ全てのスペースが、発表の場であると同時に制作の場にもなるのです。


全ての場が制作の場になり得る
という場所の用途の許容力の高さが、
ここで何をしても良いんだ」と思える居心地の良さ
を生み出しています。

魅力的な空間が多くある中で、私が特に注目したのは、吹き抜けのフリースペースです。

自然光が柔らかく降り注ぐこの空間では、インスタレーション作品の展示・パフォーマンス・ワークショップなど、その大きな空間を活用して様々な活動が行われています。

開放感にあふれる空間の物理的な風通しの良さが、通りかかる人が立ち寄りたくなるような活動としての風通しの良さを実現させているのではないかと感じます。

明るい日の光と、思い思いに過ごす人々と、多彩なインスタレーション作品に囲まれて、思わずゆっくりしたくなるような空間です。

皆さんも是非、足を運んでみてくださいね✨

アクセス情報


山口情報芸術センター[YCAM]
〒753-0075  山口県山口市中園町7-7

【山口宇部空港から】
バス(宇部市営バス):約30分「新山口駅」下車/以降は「JR新山口駅から」を参照

【JR新山口駅から】
・JR山口線に乗り(18分)湯田温泉駅で下車:徒歩25分/タクシー5分
・JR山口線に乗り(20分)山口駅で下車:徒歩25分/タクシー5分/バス(防長交通/中国JRバス/山口市コミュニティバス)約10分、「情報芸術センター前」下車すぐ
・バス(防長交通/中国JRバス):約30分、「情報芸術センター前」下車すぐ

【車でお越しのお客様】
・山陽自動車道(広島方面):防府東ICから約30分
・中国自動車道(福岡方面):小郡ICから約25分

おわりに


いかがでしたか?

近未来的なアート施設が山口県にあるとは知らなかった人も多いのではないでしょうか。

最新のメディア・テクノロジーに触れたい!💻

最新技術とアートの融合を実際に体感したい!🎨

YCAMの建築を見たい!👀

と思っていただけたら嬉しいです。

山口県にお立ち寄りの際はYCAMで「新しい山口」「新しいアート」を体感してみてください ♪

参考


・山口情報芸術センター[YCAM]
https://www.ycam.jp/
・アンラーニング・ランゲージ|山口情報芸術センター[YCAM]
https://www.ycam.jp/archive/works/unlearning-language/
・YCAM爆音映画祭2025
Ycam-bakuon-film-festival.pdf
・YCAM爆音映画祭 「聞こえない音聴く」面白さ バックステージツアーで体感 | 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20241004/ddl/k40/040/274000c?utm

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