江戸川乱歩は三重県生まれ!故郷名張市との関係を探る

みっけ


おはようございます・こんにちは・こんばんは。
地元小田原大好き!笑顔カウンセラー系ライターのみっけです🔎✨

日本を代表する推理作家、江戸川乱歩
『D坂の殺人事件』『人間椅子』など、数多くの名著を世に送り出し、後世にもその名を轟かせました。

そんな江戸川乱歩が、実は三重県出身だって知っていましたか?

江戸川乱歩(本名:平井太郎)は今の三重県名張市で生まれました
乱歩は46回もの引っ越しをしたため、三重県に住んでいた期間は長くはありません。
ですが、三重県と乱歩の関わりは深いものでした。

今回は、数ある江戸川乱歩ゆかりの地から三重県名張市に注目し、乱歩の人生を解き明かしていきます。

それでは、ごゆっくりお楽しみください🌿

乱歩と名張

晩年の帰郷


乱歩は、1894年(明治27年)に平井家の長男として名賀郡名張町で生まれました。
生後1年も経たないうちに、一家は引っ越したため、乱歩にとって名張は長い間「見知らぬふるさと」でした。

本格的な帰郷が果たされたのは、乱歩が57歳になった1952年(昭和27年)
恩人である三重県上野出身の川崎克から息子の選挙の応援演説を引き受けてほしいと頼まれ、乱歩は名張を訪れることとなりました。

晩年になって生まれ故郷に戻る機会を得られるなんて、なんだか運命的なご縁を感じますよね🧶

この頃の乱歩は既に文学界の大物となっており、当時の名張の人々は乱歩の帰郷を熱烈に歓迎したそうです。

乱歩は、名張町民に案内され、自身の両親にゆかりのある地を訪れながら、名張の街並みを楽しみました。

このときの様子は、翌年に発表された乱歩の随筆ふるさと発見記に詳しく描かれています。

江戸川乱歩生誕地碑の建立


乱歩の帰郷をきっかけに、名張町民は江戸川乱歩生誕地碑の建立を計画。

かつて平井一家が住んでいた場所に、高さ約1.9メートルの台形の石碑が建てられ「江戸川乱歩生誕地」という文字が彫られました。

また、乱歩直筆で『幻影城』という題字と、乱歩の好きな句「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」も刻まれました。

1955年(昭和30年)には除幕式が行われ、乱歩夫妻も参加
後に乱歩は、随筆生誕碑除幕式自身の碑の除幕式に参加したことへの驚きとともに、名張の人々へ感謝の言葉をつづっています。

ちなみに、この江戸川乱歩生誕地碑は数メートルほど移転されましたが、現在も名張の観光スポットの1つとなっています。

除幕式の翌日には講演会や座談会を行い、翌々日には香落渓(こうちだに)などの観光名所にも足を運んで、乱歩は名張を後にしました。

このように晩年になって「ふるさと発見」を果たした乱歩。
名張の人々の温かい歓迎があったからこそ、素敵な帰郷となったのですね🍀

おまけ 乱歩が泊まった清風亭


今の名張市には、乱歩がよく利用した「清風亭」と呼ばれる料亭旅館が残っています。

乱歩も好んで食べたという鯉の味噌煮込み「鯉こく」が味わえ、乱歩の写真や直筆の色紙を見ることができますよ。

乱歩と「同じ空間で同じものを食べる」という体験はいかがですか。

乱歩と名張市のこれから


ここまでは、乱歩が生きていたころの乱歩と名張の関係をご紹介しました。
次は、そんな乱歩と名張の関わりを守ろうとする後世の名張市民の活動をご紹介します。

乱歩の全身像


2013年(平成25年)には名張ロータリークラブによって乱歩の全身像が建立🚶

緑色のブロンズ製で、高さは2.9メートルほど。
右手に本を抱え、ベレー帽をかぶった晩年の乱歩の姿が等身大で再現されています。

名張駅の東口に設置され、名張市のシンボルとして訪れた人を出迎えています。

江戸川乱歩生誕地ミュージアム


2025年にはクラウドファンディングによって、江戸川乱歩生誕地ミュージアムが完成🏚️

乱歩が生まれた借家跡に建てられた廃病院を改修し、江戸川乱歩の世界観を体験できる空間を提供しています。

乱歩の短編小説『赤い部屋』『D坂の殺人事件』を表現した部屋など、おぞましくも美しい乱歩の世界を楽しむことができますよ。

市内で自営業を営む辻孝信さんから始まったこの活動は、名張市に住むメンバーを中心に名張を推理小説の聖地にしようとする「名張と乱歩」という会へと発展。

改修費用を集めるべく始まったクラウドファンディングでは、全国のミステリーファンが応援し、1カ月半ほどで当初の目標の倍以上、約1300万円が集まりました

このように、名張市では市だけでなく、江戸川乱歩を愛する人たちによって「江戸川乱歩生誕の地 名張」を盛り上げる活動が行われています。

このほかにも、乱歩にちなんだお菓子・乱歩の影絵劇場・読書会イベントなどたくさんの取り組みがあります。

ぜひ調べてみてから、名張市を訪れてくださいね🕊️

終わりに


いかがでしたか。

今回は、乱歩と名張の人々の関わりを中心にご紹介しました。
昔もそして今も、地元名張の人々から愛される江戸川乱歩。一度名張市を訪れてその空気を味わってみてくださいね。

また、三重県には乱歩ゆかりの地がまだまだあります。探偵になった気分で探してみるのも楽しいかもしれませんよ。

それでは、次の記事でお会いしましょう👋

参考


乱歩が暮らした池袋 〜旧江戸川乱歩邸に行ってきました!〜|豊島区公式ホームページ
https://www.city.toshima.lg.jp/132/miryoku/meguru/spot/jimotoshima094.html
江戸川乱歩|名張市
https://www.city.nabari.lg.jp/s061/060/050/010/201502051935.html
ふるさと発見記|乱歩と名張
https://note.com/joyous_serval255/n/n3374d3d55af6
生誕碑除幕式|乱歩と名張
https://note.com/joyous_serval255/n/n212bf7435ed9
江戸川乱歩と名張 関連スポット|名張市公式note
https://nabari-city.note.jp/n/n1d6709702e41
江戸川乱歩像にたすき 作家デビュー100年記念 出身地の名張で | 【伊賀タウン情報 YOU】
https://www.iga-younet.co.jp/2023/10/10/82021/
廃病院をミュージアムへ|生誕地、名張で江戸川乱歩の世界を再現したい(乱歩と名張 辻孝信 2025/06/17 公開) - クラウドファンディング READYFOR
https://readyfor.jp/projects/rampo2025
赤い部屋を具現化 廃病院を活用した「江戸川乱歩生誕地ミュージアム」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=5P2kz8ZkWh8

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