こんにちは!すみかです💫
突然ですがみなさん、「ペーロン」をご存じですか?
「ペーロン」とは中国の白龍〈パイロン〉が語源となった細長い船のことです🛶
兵庫県相生市ではこのペーロンでの競漕が「相生ペーロン祭」という海上行事として親しまれています🌊
ペーロンの魅力
ペーロンが細長い船ということは分かったけれど、その競漕がどんなものか分からない…という方も安心してください!
本項では、ペーロン競漕に関する説明と魅力をお伝えしたいと思います⭐
ペーロンを想像するとき、その手助けとなるのは「龍」のイメージです🐉
みなさん是非細長い龍が空中を駆け巡る姿を想像しながら読み進めてください!
ペーロンは長さ約13メートル、幅約1.5メートルの細長い船です。この細長い船に、32名が乗船しています。32名には艇長・舵取・太鼓・銅鑼・漕手という役割が与えられています。
この細長い船、ペーロンに32名が乗り込み、「ドン!デン!ジャン!」という太鼓や銅鑼の音と、力強い掛け声で前に進んでいきます🪘その姿はまるで水面を駆け巡る龍のよう。
太鼓や銅鑼の音に合わせて一心不乱に動かされる櫂や、スピードを伴った何艘もの船の迫力に圧倒されてしまいそうです。
相生市ではこのようなペーロン競漕を含む祭り、「相生ペーロン祭」を毎年開催しており、来場したお客さんを楽しませています🎉
相生市では、なぜペーロン競漕が行われるようになったのでしょうか❓
その歴史を次項では紐解いていきます!
ペーロンの歴史
始まりは中国
ペーロンの始まりは中国にあります🌏
紀元前300年ごろ、中国の戦国時代、楚の宰相である屈原が亡くなってしまい、このことを悲しんだ人民によって弔いとして龍船(白龍)で競漕が行われたことが起源です。
この白龍の中国音「パイロン」がなまり、「ペーロン」となりました。
日本への伝来
日本は長崎県において、1655年にペーロンがやってきたと言われています🚣
当時数隻の中国船が長崎港を訪れた際、強風のため出航できなくなったので、海神を慰めて風波を鎮めるためにこの「ペーロン」競漕を港内で行いました🍃
これを長崎の人々が年中行事として取り入れたのです。
そしてこのペーロン競漕が、大正11年に長崎出身の播磨造船所従業員によって兵庫県相生市に伝えられ、「相生ペーロン祭」として成立しました💃
中国との関わりの中で紡がれたペーロンという文化の様子がうかがえますね✨
次項では相生市の「相生ペーロン祭」について詳しく見ていきましょう🔎
相生ペーロン祭
相生ペーロン祭は毎年5月、初夏の訪れを知らせるように、相生湾で開催されています🪸
ペーロン競漕だけではなく、前夜祭では海上花火大会や、当日の陸上パレードも開催されていて、にぎやかなお祭りであること間違いなしです❗
メインのペーロン競漕はもちろんですが前夜祭の海上花火大会は約5000発の花火が海辺に咲く、大規模なイベントです🎆
みなさんも色鮮やかな花火と、龍のように力強いペーロン競漕で、初夏の思い出を作りませんか?📸
【相生ペーロン祭 開催情報】
所在地:兵庫県相生市相生湾特設会場
アクセス:JR「相生」駅から徒歩約20分
HP:https://aioi-peron.jp/
(※開催日は毎年異なるためHPをご確認ください)
おわりに
いかがでしたか?
今回はペーロンについて紹介しました。ペーロンという言葉を初めて聞いた方も、相生ペーロン祭に足を運び、ペーロン競漕を楽しむきっかけになれば嬉しいです!🔥
参考
相生ペーロン祭り
https://aioi-peron.jp/
相生市「相生ペーロンの歴史と由来」
https://www.city.aioi.lg.jp/site/pe-ron/peronrekishi.html
相生観光ナビ「相生ペーロン」
https://aioi.in/
長崎情報webメディアイエポス「長崎ペーロン選手権大会」
https://www.yellow-post.media
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