【工夫と地元の愛が詰まった加古川の名物】「かつめし」の秘密

兵庫エリア

エリアトップ
地域を楽しむ
メニューを閉じる
地域を知る
- 兵庫を代表する企業100選
- 兵庫豆知識
メニューを閉じる

【工夫と地元の愛が詰まった加古川の名物】「かつめし」の秘密

はるの

こんにちは🍀ライターの「はるの」です！

皆さんは「かつめし」をご存じでしょうか。
かつめしは兵庫県加古川市を中心に食べられている郷土料理です！

今回はそんな「かつめし」の秘密に迫っていこうと思います！

「かつめし」ってどんな料理⁉

「かつめし」という名前を聞いて、「カツと飯？……カツ丼のことじゃないのかな。」と思った方もいるのではないでしょうか。

しかし、カツ丼とかつめしは全くの別物！

かつめしは、洋食皿に盛ったご飯の上に、叩いて平たくしたビーフカツをのせ、その上にデミグラスソース系のたれをかけて脇にゆでキャベツを添えた料理です！
兵庫県の中でも加古川市とその周辺で親しまれています。

ビーフカツにデミグラスソース系のたれという組み合わせが一般的ですが、最近ではカツにチキンカツやエビカツを使ったり、デミグラスソース以外のソースをかけたりと様々なバリエーションのかつめしが楽しまれているそうです😋

そして、かつめしは食べ方にも大きな特徴があります！
それは、「ナイフとフォークを使わずに箸を使って食べる」というものです🥢
洋食皿に盛られているのに、箸で食べることがスタンダードであるというのは珍しいですよね！

ここまで読んで、かつめしを食べたくなった！レシピが知りたい！という方は、ぜひ下のリンクから見てみてくださいね👀

かつめしのレシピ
農林水産省　うちの郷土料理「かつめし」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/40_4_hyogo.html

かつめしの誕生秘話

ここまでかつめしの特徴を紹介しましたが、なぜ洋食皿に乗っているの？なぜ箸で食べるの？と疑問を持った方も多いはず…。

実はその理由は、かつめしの誕生秘話に隠されているのです！

かつめしが誕生したのは、戦後間もない頃でした。ビーフカツや洋食がまだ珍しいものであった当時、「ナイフとフォークを使わず、お箸で気軽に食べられる洋食」というコンセプトの下に、加古川駅前の食堂で考案されたのが始まりだと言われています！

そこから加古川市やその周辺に「かつめし」が広がり、今では100店舗以上で提供されたり、学校給食のメニューとして登場したりするほど有名なグルメとなりました🥢

洋食皿に盛り付けているのは、人々にとって目新しい「洋食」を食べてもらいたかったため、箸で食べるのは洋食を食べるというハードルを下げて多くの人に親しんでもらうためという納得の理由があったのです！

戦後の加古川地区の人々が洋食を楽しむきっかけとなった料理が、今では地域を代表するグルメになっているとは歴史を感じますよね✨

かつめしを広めよう！

実は、加古川観光協会はかつめしをより多くの人に知ってもらうための取り組みを盛んに行っているのです！

その1つが、かっつんとデミーちゃんというゆるキャラです！
兵庫大学短期大学部美術デザイン学科と協力して開催した「かつめしロゴ&キャラクターデザインコンペ」で誕生したかっつんとデミーちゃんは、かつめしをモチーフにしたゆるキャラで、かつめしのPR事業に使用されています！

また、加古川観光協会は「かつめしPRのぼり」の貸出や、かつめしを提供するお店をまとめた「かつめしまっぷ」の作成なども行っており、かつめしのPR活動に力を入れています💪

「かつめし」は、加古川で愛されているグルメであることが伝わりますね💛

ゆるキャラ・のぼりの詳細：https://kako-navi.jp/katsumeshi.html
かつめしマップ：https://kako-navi.jp/katsumeshi/map.html