富良野ラベンダーの秘密

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富良野ラベンダーの秘密

永澤香澄

こんにちは！よさこい大好きライターのかすみです😊

突然ですがみなさんはラベンダーの語源を知っていますか？
実はラベンダーは「洗う」という意味のラテン語Lavare（ラワーレ）からきており、ローマ人達が洗濯や浴用に使用したと言われています。

日本でラベンダーの産地として有名なのは、言わずと知れた富良野（ふらの）ですよね！
ヨーロッパで誕生したラベンダーがなぜ、富良野の地で広まり有名になったのか、今回はその謎を解き明かしていこうと思います！

なぜラベンダーは日本に広まったのか？

ラベンダーは古代エジプト時代から使われ、古代ローマでは入浴や洗濯に用いられました。また、伝統医学の発達とともに薬用として定着しました。

中世ヨーロッパでは、蒸留法の発明•普及と相まって、精油が重用されるようになったのです！　

日本には江戸後期に導入され、明治維新でも再導入されますが定着せず、1937年曽田（そだ）香料が化粧品の原料としてフランスのアントワン•ヴィアル社から北海道に種子を導入してから、産業として発展しました。
北海道以外にも千葉・岡山にも持ち込まれましたが、ラベンダー適地は北海道だと分かりラベンダー栽培が奨励されていました。
最盛期にはなんと、上富良野町で85ヘクタール、全道では235ヘクタールにもなったと言われています。

しかし、日本でのラベンダー産業は順風満帆というわけには行きませんでした。
戦後、天然香料の輸入再開や科学技術の発展により合成香料が安く手に入るようになったため、価格競争に敗れて栽培面積が激減していきました。そしてついには香料会社がラベンダーの買い上げを中止してしまいます、、、

ラベンダー富田ブランド

ラベンダー畑が次々となくなっていくなか、いかにラベンダー畑を残して行くかを考えた人物がいます。それが現在のファーム富田の創始者である富田忠雄です！忠雄はラベンダー畑を何とか残したいと稲作で生計を立て、方法を模索していました。

丁度その頃、ラベンダー畑が国鉄のカレンダーによって全国に紹介されていたため、次第に観光客が訪れるようになったのです！忠雄は訪れた旅行客からポプリや匂い袋の作り方を教わり、玄関先でそれらの販売を始めました。
これがのちに、オリジナル香水「フラノ」の誕生につながります。

このようにして、ラベンダーは商業目的から観光目的に切り替わっていきます。
その後、せっけん製造を始めたり、プロヴァンスのラベンダー生産者組織より修道騎士の称号を受けたりします。

そして、今のファーム富田の形になっていったのです。ファーム富田は今では富良野で最も有名なラベンダー畑になり6月から9月上旬にお花の見頃になります🌸

ラベンダーの特徴と効能

ラベンダーは香りが強く「ハーブの女王」とも言われています！万能精油と言われているように、頭痛•月経痛•肩こりなどの痛みの緩和•日焼け•肌荒れ•かゆみ•虫刺され•あせもなどの皮膚の炎症を鎮める効果もあります！

ラベンダーオイルは、クレンジングとして活躍したりアロマオイルとして精神を落ち着かせる香料などに活用されています！