企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
2024年に同じく代表取締役である妻と共に創業いたしました。妻は観光部門の地域おこし協力隊として大山という地域の魅力発掘・発信をしていましたので、当初は観光と農業を掛け合わせて、農村で自然と共生した暮らしを体験できる宿を作ろうとクラウドファンディングに挑戦しました。結果、自分たちの力不足でその計画は実現できませんでしたが、その時多くの方に応援していただいたことで、より一層この地域に貢献したいという思いが強くなりました。現在は、特産品である梨の生産に力を入れ、この地域が育てる梨の美味しさを普及することで大山ブランドの確立を目指しています。
%20(1).jpg)
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社は常に「スクラップ&ビルド」の精神で事業に臨んでいます。梨の名産地で培われてきた栽培技術を継承しつつ、減りゆく農業人口や生産コストの増加という課題に立ち向かうため、既存のやり方に捉われず新しい技術や体制を導入・精査し、最善を尽くします。来年度には、まだ県内で導入例の少ないV字ジョイント栽培で梨畑を拡大し、収量と作業効率に優れた農業経営を目指します。また、農業部門と観光部門の地域おこし協力隊としての経験を活かし、梨に限らずこの地域にあるものの価値や魅力を地域内外の人に実感してもらえるような新規事業にも取り組んでいく予定です。
御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
弊社のある大山町は、大山がもたらす豊かな自然資源が美味しい作物を育てる農業が主幹産業の町ですが、収入と釣り合わない過酷な労働環境から農業の後継者が不足しています。鳥取を代表する梨でさえも、年々引退する梨農家が増え、梨畑も縮小の一途を辿っています。そこで、弊社では先人たちの技術を引き継ぎつつ梨畑の継承・拡大を行い、同時に最新技術に着目し農作業の効率化を図ったり、労働と見合った単価を提示していくことで、新しい梨農家のロールモデルとなることを目指します。この弊社の取り組みが、梨だけでなく農業全体の担い手不足の解消ないし地域への移住促進に繋がると信じております。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
今後、圃場の拡大や事業の拡大に伴い、一緒に働いてくださる方が必要となってきます。梨農家として新規就農を目指す方や農業ビジネスに興味のある方、大山という地域に可能性を感じておられる方が弊社の事業や目指す方向と合致するかと思われます。弊農園では、伝統的な栽培(慣行仕立て)と最新のジョイント栽培(平棚・V字)により約10種類の梨を栽培していますので、各品種や各栽培方法の特徴を理解しながら栽培技術を身につけることができます。また、農業法人として培った農業経営に関する知識やスキルもお教えいたしますので、ご興味ある方はぜひ一度ご連絡ください。

ひとを知る

代表取締役
本間 晋
札幌市出身。東京で外資系ベンチャー企業の創業メンバーとして勤務後、鳥取県大山町へ移住。地域おこし協力隊としてアグリマイスターの下で梨の栽培技術を習得し、2023年に新規就農する。2024年に農業法人「株式会社こうさてん十」を創設し、代表取締役に就任。100年後も魅力あふれる地域にしたいという思いから、大山ブランドの認知と向上を目指して、新甘泉をメインに梨の生産・販売を行なっている。
SDGsへの取り組み
- 【8】収益性が低いとされる農業において、コストや労働力に見合った価格で生産物を販売することで、農家のロールモデルとなることを目指します。
- 【12】フードロス対策として、味は同じでも見た目や大きさが市場の規格に沿っていない梨を手頃な価格で販売しています。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社こうさてん十 |
---|---|
所在地 | 〒689-3106 鳥取県西伯郡大山町羽田井374 |
創業年 | 2024年創業 |
代表者 | 代表取締役 本間 晋 |
事業内容 |
|
WEBサイト | リンクはこちらから |
企業ロゴ | ![]() |