企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は1686年に創業し、江戸時代より美保関にて酒造業を営んでまいりました。その後、島根県の豊富な食材を活かした板わかめをはじめとする海産物の加工品の卸売などさまざまな業種に挑戦し、1947年に株式化を果たします。弊社にとって大きな転機となったのは、高度経済成長期の観光ブームです。この影響で県外から多くの方が観光で訪れるようになり、観光客をターゲットに切り替えるべく海産物のみならずお菓子の販売を開始いたしました。1967年に販売を開始した弊社の代表商品「どじょう掬いまんじゅう」は、安来節に合わせて踊る島根県の民謡踊り「どじょう掬い踊り」に使うひょっとこお面と青い水玉模様の手ぬぐいをモチーフに作られたお菓子で、現在も県内外問わず多くの方に愛されています。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社は本社のある島根県内にお菓子工場、そして隣の鳥取県に海産物工場・直売店を構えており、2県にまたがって卸売から製造、販売までを自社で行っております。現在の代表は18代目にあたりますが、長年この地で続けてきたことで地域メーカー様とのつながりも強く、食材が手に入りやすいところも弊社の強みです。山陰地方はインバウンドが全国的にみてもまだまだ少ない地域で、東京をはじめとする首都圏へのアクセスがあまり良くないことが課題です。しかし待っているだけでは何も変わらないため、近年では東京の駅ナカで催事を開催し、大阪梅田にて地元企業と物産展を展開するなど山陰地方の魅力を外側に向けて発信できるようさまざまな企画を進めております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た島根地域の魅力について教えて下さい。
山陰地方は、ほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)を中心に山の幸、そして境港から水揚げされるカニなどの新鮮な海の幸に恵まれているところが魅力です。狭いエリアでありながら主要な食材がこの地域だけでほとんど揃うというのも、日本国内においてなかなか珍しい点だと思います。さまざまな食材がこの地域の名産品であることから他府県よりもお土産のレパートリーが多く、旅行で訪れてもお土産に何を買おうか迷ってしまうほどたくさんの魅力がつまった地域です。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
食べることと、何より地元のことが好きな方に来ていただきたいです。弊社にはさまざまな商品開発の依頼が来るため地元の良いところを引き出し、観光地を含む地域の魅力をより外に発信していきたいという強い意欲をお持ちの方をお待ちしております。
ひとを知る
代表取締役社長
鷦鷯侑
1988年島根県美保関に鷦鷯家18代目として生まれる。物心が付いた頃には漠然と自社で働くイメージを持っており、大学卒業後すぐに2011年中浦食品に入社した。お菓子工場や海産物工場そして直売店、国内営業や海外営業の現場を経験し、2019年代表取締役副社長に就任。コロナ禍で良くも悪くも様々な経験をし、2024年に代表取締役社長に就任した。
SDGsへの取り組み
- 【7】工場にソーラーパネルを設置し、太陽光で使用エネルギーを供給しております。
- 【12】「どじょう掬いまんじゅう」の製造時に出る規格外品を地ビール用の酵母として余すことなく使用しております。
企業プロフィール
企業名 | 中浦食品株式会社 |
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所在地 | 〒699-0109 島根県松江市東出雲町錦浜583-41 |
創業年 | 1686年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 鷦鷯侑 |
事業内容 |
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