不動産を活用する方法には「建てる」だけでなく、「貸す」「売る」などの選択肢が存在します。不動産は人々の幸福のために活用すべきとの思いが強く、34年勤務した住宅会社を2018年に退職、不動産業を始めました。創業期から現在までは金融機関や地元企業のニーズを実現するための情報収集活動を行いながら工場用地・賃貸マンション・店舗・事務所・倉庫などの取引を行ってまいりました。また、相続で不動産を取得した個人や不動産の活用方法について悩んでいる人、事業拡大や従業員の雇用を守るために不動産を取得する企業様などをクライアントとしての事業、企業の遊休地活用のための分譲地開発なども行っています。

弊社は主に工場用地や倉庫などの事業用不動産を取り扱っています。売主・買主がWIN・WINの関係で取引ができるよう、不動産業者が「加工」する必要のない不動産は、売りたい人から利用する人（エンドユーザー）への直接売買とし、転売目的の方には販売していません。また、近年は建築費の上昇が顕著です。スクラップ＆ビルドという価値観を変え、日本人の生活を少しでも豊かにするため、「あるものを生かす」考え方で、住宅にしても工場にしても取壊しを前提とせず、現在の状態で使用できる方法を検討し実践しています。空き家を活用した「サードプレイス」の提案も今後行っていきたいと考えています。

岡山県は交通の要所です。瀬戸中央道・山陽自動車道・国道２号線が交差している立地であり、JR線は東西南北に走っています。そのため、関西・九州・四国・山陰方面へのアクセスが良い地域です。また、水島臨海工業地域には多くの会社があり、岡山県には水島地区の大企業と取引をしている企業も多く、裾野が広くなっています。その上温暖で地震や台風の災害も少ない地域で、企業や重要施設の立地に適しています。地価も広島圏や関西圏と比較しても安価で、面積も広いことから今後の企業立地には適している地域となります。多くの企業が進出することで雇用が生まれ、活性化していくことが確実な地域であると思います。

この仕事をしていて良かったと思う時は①所有している不動産を上手く活用することで借入の返済、将来の生活設計ができ、「あなたに会えて人生が変わった」という、感謝の言葉をいただくことができた時②家族間で争いが起こらないような不動産活用の方法が実現できた時に感謝の言葉をいただく時③一度取引をしたクライアントから信頼をいただき、その後も依頼を受けた時④「◯◯さんから聞いたのだけど」と口コミで新しいクライアントから依頼が入る時などです。本当に感謝すると共に身の引き締まる思いがいたします。今後も「世のため人のため」という気持ちを持って仕事を続けていきたいと思います。