企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
統和工業は1982年の創業以来、鉄工所の下請けとしてスタートし、今年で43期を迎えることができました。ITバブルやリーマンショック、コロナ禍といった数々の試練を乗り越え、創業当初から少数精鋭での高品質なものづくりを貫いてまいりました。現在では、除雪機や特殊車両の部品・キャビン、食品・化学分野の搬送装置やタンクなどの生産設備全般、さらに水処理装置まで、多岐にわたる製品を手掛けています。今後は、新潟の金属製造業をさらに活性化させるべく、同業他社とのネットワークを広げ、事業領域の拡大と技術・人材の継承を通じて、地域と社会全体の発展に貢献してまいります。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社は、製缶・板金加工にとどまらず、設計から製造、組立までを一貫して担う“ワンストップ体制”を強みとしています。熟練職人による高品質な溶接技術を軸に、多様なニーズに応えるものづくりを追求しています。今後は、同業他社とのネットワークを構築し、地域産業の発展に貢献する「ハブ企業」として、新潟のものづくり産業全体の発展に寄与していきます。その中心となるのは社員一人ひとりです。技術を継承し進化させるために、「働くスキル」「働く活力」「働く環境」を整え、働きたくなる会社づくりを推進します。すべての関係者にとって魅力ある企業を目指し、これからも挑戦を続けていきます。

御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
全国的に人材流出と高齢化が進むなか、製造業でも人手不足や技術継承の危機が深刻化しています。経営者の高齢化による企業減少が進めば、将来的に顧客が依頼先を失う可能性もあります。私たちは、まず地域産業を発展させ、「新潟を魅力的なものづくりの拠点」にすることを目指します。若者やスタートアップが新潟にとどまり、金属加工業を通して地域社会全体が皆で成長できる環境を築く。そして、ものづくりを通じて新潟を全国、さらには世界からも注目される地域へと発展させる。そして、地域の人々が誇りを持てる“選ばれる地域”をつくることが、私たちのめざす地方創生です。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
AIが社会の中心となる時代でも、「ものづくり」は人にしか生み出せない価値と魅力を持ち続けます。私たちは、職人がより高く評価される時代が必ず来ると信じています。また、性別や家族状況に関わらず働きやすい環境づくりにも注力しています。弊社では経験よりも、前向きに挑戦し成長しようとする意欲を大切にしています。すべての仕事がオーダーメイドで、同じものは一つとしてありません。常に考え、工夫し、挑戦することが求められる環境です。未経験でも自ら学び、技術を身につける意欲があれば確かな技術とやりがいを得られます。ともに“ワクワクするものづくり”に挑戦し、未来を創りましょう。
ひとを知る

代表取締役社長
中村一紀
18歳で地元商社に入社し、設計・営業の両分野で豊富な経験を積む。食品業界向けビジネスで成果を上げ、2008年には史上最年少で営業本部長に就任。2019年、統和工業を買収して役員となり、翌年社長として新たな挑戦をスタート。2025年には商社の専務に就任し、商社と製造業双方の経営を担う。現場と経営の両面を知るリーダーとして、人と技術をつなぐ未来志向のものづくりを推進している。
SDGsへの取り組み
- 【8】社員一人ひとりには、会社の外でも大切な役割があります。私たちは、自由に働き、それぞれの責任を果たすことで、社会のニーズに応え、自由に休む。そんな働き甲斐のある企業が経済成長を支えます
- 【9】AIがもたらす産業の変革が始まっています。私たちは、AIにはできない製造技術を磨きながら、AIを活用した効率的な仕事環境を整え、未来に通用する技術基盤を構築していきます。
- 【11】地域の人材流出の速度を減速させるべく、モノづくりを通じて新潟の魅力度を高め、地域社会の発展と活性化に貢献します。
企業プロフィール
| 企業名 | 株式会社統和工業 |
|---|---|
| 所在地 | 〒950-3112 新潟県新潟市北区大夫浜字向山4016 |
| 創業年 | 1982年創業 |
| 代表者 | 代表取締役社長 中村一紀 |
| 事業内容 |
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| WEBサイト | リンクはこちらから |
| 企業ロゴ | ![]() |




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