企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
2024年、長野県大町市で創業しました。代表自身が猟友会員として現場に立つなかで、狩猟の世界に紙とExcelの手作業が色濃く残っていることに課題を感じたのが出発点です。転機は2025年の鳥獣保護管理法改正でした。市街地での発砲という重い判断を委ねられた大町市からマニュアル作成を受託しましたが、「紙を開いてから動いたのでは間に合わない」という結論に行き着き、市職員とほぼ毎日議論を重ねながら緊急銃猟対応管理システムを共同開発しました。2026年には小諸市・大町市とともに信州ガバメントハンター協議会を設立し、一市の成功を市町村の枠を超えて広げる段階へと進んでいます。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
最大の強みは、代表自身が狩猟免許を持ち、現場に立つ「現場当事者の視点を持つ技術者集団」であることです。行政職員やハンターと日常的に対話しながら開発するため、本当に使われる機能だけを見極めて実装できます。緊急銃猟対応管理システムでは、砂川ライフル事件を担当した弁護士による法的監修を受け、跳弾シミュレーション機能については、特許出願中です。今後は、大町市が6年かけて農業被害額を3分の1に減らした知見を凝縮した統合プラットフォーム「satorader」を軸に、長野県全域、さらに全国の自治体へ展開します。属人化した経験を、誰もが再現できる「型」に変えることが私たちの使命です。

御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
鳥獣被害は農林業の収益を奪い、耕作放棄を招き、やがて集落そのものの存続を脅かします。この課題の解決こそが中山間地域の地方創生に直結すると私たちは考えています。一方で狩猟者のうち、60歳以上が6割を超えておりと高齢化が進み、いまの体制は長くは持ちません。だからこそ、勘と経験に依存してきた対策をデータで見える化し、経験の浅い職員でも成果を出せる仕組みを提供しています。同時に、過度な捕獲は地域個体群の絶滅という不可逆な結果を招くため、科学的な群れ管理によって「たくさん捕る」ではなく「正しく捕る」ことを重視しています。人と野生鳥獣が適切な距離で共存できる地域を、技術で支えていきます。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
私たちは、自治体や猟友会の現場に足を運び、そこで聞いた声をそのまま機能に変えていく開発スタイルをとっています。仕様書を受け取って手を動かすのではなく、なぜこの機能が必要なのかを当事者と一緒に考えたい方には、これ以上ない環境です。募集職種はWebアプリケーションエンジニアを中心に、自治体への導入支援・カスタマーサクセスも想定しています。求めるのは、技術力以上に「知らない世界に飛び込んで学ぶ姿勢」です。狩猟や農業の知識は入社後で構いません。人口減少が進む地方の課題に、当事者として本気で向き合いたい方をお待ちしています。
ひとを知る

代表取締役
田中 詠一
増え続ける獣害の報道をきっかけに猟友会へ入会。システムエンジニアとしての開発力と、自ら銃を手に山へ入る現場感覚を併せ持つ稀有な立場から狩猟のDXを構想し、2024年に長野県大町市で株式会社Goat Plusを創業。自治体職員と共同開発した緊急銃猟対応管理システムは、第14回信州ベンチャーサミットでソーシャル・イノベーション賞を受賞。現在は信州ガバメントハンター協議会の事務局も務める。
SDGsへの取り組み
- 【9】自治体の鳥獣対策をデータ基盤で刷新し、機器メーカーを問わず連携できる仕組みで地域の技術革新を支えます。
- 【11】市街地へのクマなどの出没に迅速かつ安全に対応する仕組みで、住民が安心して住み続けられるまちづくりに貢献します。
- 【15】科学的な群れ管理で過度な捕獲を避け、人と野生鳥獣が共存できる陸の生態系の保全に取り組みます。
企業プロフィール
| 企業名 | 株式会社Goat Plus |
|---|---|
| 所在地 | 〒398-0004 長野県大町市常盤5803-10 |
| 創業年 | 2024年創業 |
| 代表者 | 代表取締役 田中 詠一 |
| 事業内容 |
|
| WEBサイト | リンクはこちらから |


























































