創業当初の弊社は地方の飲食店が軒を連ねる繁華街でナイトクラブを運営しており、当時のお客様だった辛麺屋桝元の創業者より経営難から会社を救ってほしいとの要望を受け、辛麺屋桝元1店舗の経営に携わったことが現在の事業のきっかけです。辛麺屋桝元は宮崎市の繁華街を中心に展開を進めていた店舗でしたが繁華街が衰退し続けていくことを見越して、弊社は郊外の路面店へと活路を見出しました。さらに、誰にでも美味しく召し上がっていただけるように辛麺屋でありながら「辛い、だけどうまい」を追求し、特殊な調味料を使わずに唐辛子の素材を活かした刺激とうまみを楽しめるマイルドなスープに改良。こうして2006年に今まで抱えていた全ての事業を辞めて屋号を買い取り、辛麺屋桝元の1本で進むことを決意いたしました。2024年の現在に至るまで18年間、辛麺屋桝元をブランディング・拡大しながら事業を展開しております。

他のラーメン店には真似できないメニューが弊社の強みです。この唯一無二のメニューと若手社員を中心とする人の力の2つが融合して現在の弊社があると言っても過言ではありません。
そして商品媒体問わず大切なのは社員が会社を思う気持ちと、会社がどれほど社員を思っているのかを伝えることです。社内の人間関係が良好であれば全ての事業は成功すると信じているため、全国75箇所の営業所に所属する社員全員と会議できずとも、代表の私から朝礼の時間に6,800日欠かさずメッセージを配信しております。
しかし、何店舗増えたとしても今この瞬間が弊社にとってのスタートラインです。当たり前のことを当たり前に徹底し、挑戦し続ける姿勢こそが会社の成長につながり、社員に物心両面の満足を提供できると考えております。今後も全国に店舗を展開することで1億人に食べる幸せを提供し、ミッションである「ココロとカラダを沸き立たせ、今日をちょっと前向きに」を実現してまいります。

風光明媚で自然が溢れているのもちろん魅力ではありますが、延岡市は空港から2時間以上かかるなどアクセス面があまり優れていないことが課題でなかなか外から人が入りにくいという側面がありました。しかしながら、外部に触発されることなくのびのびと暮らすことのできる延岡市は、人も土地もあたたかいという唯一無二の魅力を持っております。
また辛麺やチキン南蛮など、同じまちから全国的に知られているソウルフードが2つも出ていることも大きな特徴です。外食チェーン店で扱うメニューはうどんや寿司などの大衆食が一般的ですが、弊社のようなオンリーワンの商品で展開している店舗もなかなか少ないと思います。延岡市にお住まいの方には「ラーメンを食べに行こう」ではなく「桝元に行こう」とおっしゃってくださることも多いため、地元に愛され、育てていただいた会社として今後も地域に貢献してまいります。

まずは皆さんに選んでいただけるように我々が成長することが大事です。弊社は「来るもの拒まず」の精神で雇用を進めており、初めてでも弊社で働けば基本的なことはできるようになるよう人材育成の環境が整っております。
弊社は大学での講演会も実施しておりますが、近年は自分達の仕事が世の中にどのように影響しているのか、企業の社会的責任について早い段階から考えている方が多く、とにかくがむしゃらに働くことが重視されてきた昔との違いを大いに感じます。そのため、こうした若い方に来ていただくことで社会課題に自分達がどう適合していくかを考えながら目標に向けてがむしゃらに働くといったように、今と昔どちらのバランスもとれるように会社としても成長していきたいです。学生1人1人の水準は上がっているため、弊社としても入社したいと思っていただけるような企業になるために邁進します。
また「飲食店は休みがない」という印象を払拭しなければ、本当の意味で物心両面の満足を社員全員に与えることができないと考えるため、社員がより休日を取得しやすい環境への配慮も心がけております。
会社はわたしにとって命のようなものです。そして、何よりも大切な社員は皆子どものようなもの。1,000名弱所属している社員全員とは難しくとも週1回は社員と共にご飯を食べ、目標を達成した際は必ず社長自らコメントすることで達成感と社内全体のモチベーションの向上に努めております。