創業は1885年。初代二階堂文左衛門が登米市佐沼の川沿いで麺茶屋を創業したことから始まります。2代目が地粉の製麺加工業を開始。1960年には「有限会社二階堂製麺工場」を設立し、3代目はチルド麺製造を開始しました。1989年には「マルニ食品株式会社」に改組し、4代目が調理麺ベンダー事業をスタート。2004年には南方新工場が稼動し、常温麺製造も開始。2011年には直営レストラン「麺や文左」を開店。2023年には放射光技術放射光を利用したフリーズドライ麺の研究開発を開始し、同年12月からは冷凍麺ライン設備を導入するなど、時代の変化とともに新しい技術を取り入れ食品の研究開発を進めています。

弊社は創業140年以上の歴史を持ち、地域に根ざしたものづくりを大切にしてきました。創業当初から地粉を使った製麺加工を行い、その後、時代の変化に合わせて事業を拡大してきました。特にチルド麺製造や調理麺ベンダー事業は製麺技術を高度化し、多様化を実現しております。また、地域貢献にも力を入れており、直営レストラン「麺や文左」を展開することで消費者とのつながりを大切にしています。そして弊社は現在、放射光技術を活用したフリーズドライ麺の研究開発を進めることで、新しい食品の可能性を広げています。2023年には冷凍麺ライン設備を導入し、品質向上と供給体制の強化を図りました。この設備は今後の市場拡大において重要な役割を果たすと考えており、冷凍麺事業やフリーズドライ麺の開発を中心により多様なニーズに応える事業展開を進めています。これからも地域社会とのつながりを深めるとともに、食文化の発展と持続可能なものづくりを推進し、常に時代のニーズに応じた製品作りを目指してまいります。

宮城県登米市は豊かな自然・歴史・文化が融合した魅力的な地域です。市内にはラムサール条約に登録された伊豆沼・内沼があり、白鳥やガンなどの渡り鳥が飛来する自然の宝庫です。また、北上川や長沼など美しい水辺の風景が広がり、「水の里」として知られています。加えてくりこま山の吹きおろしの風がもたらす爽やかな気候は農産物に恵みを与え、地域特有の風土を育んでいます。そして観光だけでなく、食文化も豊かで、「ひとめぼれ」などの宮城米や郷土料理「はっと汁」が有名です。実際、マルニ食品では北上川の水流でもともと麺づくりをしていたことから、宮城県産の小麦を使用した「はっと」を製造しており、この魅力あふれる地域の特性を活かした製品作りを行っています。

マルニ食品では地域資源を活かし、自然環境と密接に関わりながらおいしい食品づくりを行っています。そのため私たちと共に働く人材には、地域や環境に対する理解と愛情を持ち、積極的にその魅力を活かした事業に貢献できる方を求めています。また、柔軟な思考と新しい技術に対する興味を持つ人材を歓迎します。変化の速い時代に対応するため、フリーズドライ麺の研究開発など、革新的なプロジェクトにも挑戦しています。さらに、チームでの協力や地域社会とのつながりを大切にできる方、そして自己成長を目指して前向きに取り組む姿勢を持つ方には大きなチャンスがあります。地域に根ざしながら成長できる環境で共に働く仲間をお待ちしています。