企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
弊社は1963年の創業時より、業務用の床用ワックスや洗剤を開発・製造し、「キレイを創る」ことを使命に事業を展開してまいりました。清掃のプロフェッショナルからの様々なニーズに応える製品を開発するなか、2010年に除菌・消臭が可能な次亜塩素酸水溶液を独自製法で製品化したことを契機に、床面の「見えるキレイ」だけでなく、空間の「見えないキレイ」へと取り組みを拡大しました。さらに現在は大阪公立大学・前田泰昭名誉教授と共同研究を行ない、環境配慮や自然との共生を目指した地球温暖化対策に寄与する植物油由来の「バイオジェット燃料」の開発・製造を通じて、世界中の方々のより一層快適で幸せな人生への貢献が出来るよう努めております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社は清掃事業者様向けに、業務用の床用ワックス・洗剤・清掃用品から、除菌・消臭用の次亜塩素酸水溶液へと、「見えるキレイ」だけでなく「見えないキレイ」へ対象を拡大してきました。しかし、社名の由来である「万人(よろずの人々)が立ち栄えられますように」という願いは、キレイで快適な空間で過ごす人々の「幸せづくり」こそが理想です。今後は、地球温暖化対策に寄与する「バイオジェット燃料」の開発・普及に努めるなど、環境配慮や持続可能性の追求を通じて人々の幸せな時間に寄与する事を志向し、形に囚われずに多様な事業や商品の開発を目指してまいります。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た河内地域の魅力について教えてください。
大阪市内へのアクセスが良く便利な一方で、山と川に挟まれ自然豊かで大変住み心地の良い地域です。鉄道は近鉄2路線とJRが通り、道路も発達しているので多方面への営業に適しております。一方で、自然にも近く、桜や紅葉等で四季を感じやすく落ち着いた生活環境が整っております。弊社の従業員のほとんどが地域内に長く住んでおり、地域愛と貢献意識が強いため自ずと勤続年数も長くなり、雇用の安定にも繋がっております。弊社は地元柏原市での事業活動歴が長く、過去には河内地域の小中学校で使用するワックスに白馬製品を指定していただいたこともあります。柏原市との関係を大切にしながら、地元を代表する企業として今後も共に成長したいです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
現在、募集はしておりませんが、「キレイ」な空間づくりに関して、そこで過ごす人々の快適さや幸せのお手伝いをすることに真摯に向き合い続けていただける方と共に働きたいと考えております。弊社の社名の由来は「万人(よろずの人々)が立ち栄えられますように」であり、キレイな空間で過ごす人々の幸せづくりが原点です。また経営理念は「社会の付託に応え職業を通して社会に奉仕する」ことであり、自社都合よりも愚直なものづくりによってお客様や地域社会へ奉仕する精神を大切に、地味ながら長く商いを続けてまいりました。今後も同じ想いを共有する方々と理想の追求に邁進したいと考えております。
ひとを知る
代表取締役
藤原裕明
2004年、父・藤原正三が創業した床用ワックス・洗剤製造会社を承継。祖業の傍らで、新事業創出や新技術の実用化に邁進してきた。2010年に独自の高濃度製法を確立し商品化した次亜塩素酸水溶液「ウィッキル」は、10年後の新型コロナウィルス蔓延時に感染対策で好評を博す。現在は大阪公立大学・前田名誉教授と共同研究、及び国際特許を用いて環境負荷を低減するバイオジェット燃料事業化に着手している。
SDGsへの取り組み
- 【3】安全で有効な除菌製品の開発製造、および効果的な使用機器の販売に貢献いたします。
- 【13】大阪公立大学所有の植物油由来の液体燃料製造特許を事業化し、石油系燃料の消費の削減を目指します。
- 【17】大阪公立大学と植物由来のジェット燃料「SAF」の効率的製造手法について共同研究・開発を行っております。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社万立 |
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所在地 | 〒582-0020 大阪府柏原市片山町13番59号 |
創業年 | 1963年創業 |
代表者 | 代表取締役 藤原裕明 |
事業内容 |
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