企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
昭和22年に陶器の卸問屋として岩手県一関市で開業し、昭和43年に現在の店舗を構え小売業メインへとシフトしました。昭和から平成に移りホームセンターやショッピングモール、百均ショップの進出や急成長などの影響で商店街・専門店の衰退が全国的に見られる中、弊社にも存続の危機は何度もありましたが、スーパーやイベントでの催事出店など従来の待ちの店舗運営から攻めに転じることで乗り越えてまいりました。スマホが普及し始めると、無料で情報発信できるSNSに可能性を感じ、早期に各種SNSによる情報発信を開始、あわせてECを開設。最新の器や昔ながらのレトロな器の紹介を重ねていく中でファンを拡大し、現在では岩手県内はもとより、東北・そして全国から岩手の地へご来店いただけるまでになりました。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社の強みは小規模店舗が持つ柔軟性にあります。企画から実行まで一気に行えるため、流行や市場の変化に迅速に対応できます。また、人とのつながりを大切にし、作る人・売る人・買う人、その誰もが幸せになれるような関係を目指しております。波佐見焼・美濃焼など国内有数の産地の器を中心に取り扱っておりますが、それらを作っているのはもちろん各産地の方々です。作り手がいてくれるからこそ我々はセレクト・提案・販売に注力できるのだと考え、様々な人の支えで成り立っているということを常に思っております。近年、商店街・専門店などの衰退が問題となっておりますが、昔ながらの専門店でもまだまだできること頑張れることがあると思っておりますし、その頑張りが地元を盛り上げることに繋がっていくと信じております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。
岩手県といえば壮大な山々や渓谷・美しい海岸線など豊かな自然と、食・歴史的な文化が融合する魅力的な地域ということは皆さんご存じかと思われます。昨今では世界で活躍するスポーツ選手を多く輩出し、ニューヨークタイムズ紙が発表した「2023年に行くべき52カ所」に盛岡市が選ばれるなど、日本国内はもちろんのこと、世界からも注目されるエリアとなりました。それは非常に喜ばしいことですし、この機会を活かしてさらに岩手の魅力を知っていただければ嬉しく思います。地元の伝統や自然に愛着を持ち、人と人とのつながりを大切に心優しく助け合いの精神が根付いている県民性も魅力の一つです。心安らぐ岩手の地へ是非一度お越しください。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
会社の規模から現在は従業員の募集はしておりません。その上で就職活動中の皆さんにお伝えさせていただけるのであれば、古い枠組みの中で自分の可能性を潰さないでほしい、ということです。今の人には今の人しか持ちえない素晴らしい能力があり、その能力を活かせるステージで活躍をしてほしいです。一時的に自分の望んだ進路に進めない場合もあるかもしれませんが、貴重な経験を積める場と前向きにとらえ、少しずつでも自分のやりたいことは追及していって欲しいですね。
そのような方に岩手に働きに来ていただくことができれば、それは地域にとって大変ありがたいことですし、私も一緒に頑張ってまいりたいと思います。
ひとを知る
代表取締役
梅森弘嗣
東京経済大学卒業後、2005年地元岩手県の印刷会社に就職。営業職として勤務する傍ら、週末は家業である陶器店の仕事をこなす。無料で情報発信できるSNSに可能性を感じ、早期から注力。現在Instagramのフォロワーは80,000人、X (旧 Twitter)は10,000人と岩手県有数のフォロワーに支持されるまでになる。2021年に印刷会社を退職し、有限会社梅森陶器店に入社。2023年6月より代表取締役に就任。
企業プロフィール
企業名 | 有限会社梅森陶器店 |
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所在地 | 〒021-0871 岩手県一関市八幡町2-5 |
創業年 | 1947年創業 |
代表者 | 代表取締役 梅森弘嗣 |
事業内容 |
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