企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
「岩手の四季を塗料で表現したい」「木で生活に安らぎをもたらせたら」そんな現代表の思いで2003年に創業した株式会社シオンは今年で20年目を迎えます。米のとぎ汁にワックスの成分を入れた床材から始まり、2012年には木部専用の自然塗料であるU-OILが誕生いたしました。お客様のニーズや社会課題に合わせてスタンダードからハードタイプ、DIY用や防火用のファイアプロテクトなどが登場し、現在も主力製品として進化を続けております。「木と塗料はパートナー」という考えのもと、2011年の震災の翌年に登場したU-OILは、被災した木材を活かす復興支援にも貢献いたしました。震災を忘れないよう、残った木材で作品を創る事業をはじめ、釜石市鵜住居復興スタジアムの観客席にも全て震災で被災した木材が使用され、これらの品質保持にU-OILを提供しています。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社の強みは、添加剤・化学物質が一切含まれない自然塗料を提供している点と、お客様の抱える問題に合わせて最適な提案ができる点です。主軸製品であるU-OILには、紅花油や亜麻仁油などの天然の素材を使用し、無機顔料を通常の5倍の量を含ませることで発色性と紫外線のカットを両立させるとともに、匂いもストレスもなくお子様でも安心してお使いいただける、木にも人にもやさしい塗料を実現しております。また、創業以来小ロット多品種生産や受注生産の体制を取っており、在庫・ロスゼロ経営で環境負担を無くすとともに、お客様のニーズに合わせて幅広い種類を生産できるため、オーダーメイド型でお客様1人1人に寄り添ったオリジナルの塗料をご提案できます。顔料の調整や色調合まで全て手作業で行い、要望通りのものがそのままお客様のお手元に届くように、ニーズの体現や再現性にこだわっています。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。
北海道に次いで2番目に面積の大きい岩手県は、そこに広がる自然も雄大で、材木資源も非常に豊富です。豊かな自然とともにのびのびと生きる人柄の良さや県民性も魅力の1つと言えるでしょう。これからを担う若い世代の方々に、木とともに生活する日本古来の文化や国産の木を使っていく取り組みを岩手県から全国へ広めていきたいと考えております。木が日常でどんな役目を果たしているかなど、岩手の木を知っていただくためのワークショップなども随時開催しております。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
EQの高さ、すなわち心の知能指数の高さを重要視しております。テストの点数を取れる能力も大切ですが、社会人として自分で物事を考え、自主的に行動できる方にご応募いただきたいです。ラベルの生産等も一気通貫で行っており、デザインや資格など、ご自身の得意分野をそのまま活かせる自由な社風となっております。
また、木材に愛着のある社員が多く、木を活かす塗料づくりや事業展開にやりがいを感じられる方と働きたいです。
ひとを知る
代表取締役社長
石川公一郎
東京都出身で28歳の時に岩手県に移住。石油会社、飲食業、IT企業、中小企業コンサル等の仕事を経て、36歳の時にシオンを設立。当初は開発者と2人で始めたが、なかなか双方の意見が合わず塗料をゼロから開発する方針へと路線を変更。しかし、化学の知識はゼロでありながら、独学で独自の開発製造方法を編み出し、現在に至るまで数多くの製品を生み出してきた。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社シオン |
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所在地 | 〒020-0891 岩手県紫波郡矢巾町流通センター南3丁目8-1 |
創業年 | 2003年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 石川公一郎 |
事業内容 |
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