企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
設立は平成6年10月、島根県の㈱マルエイと岩手県の㈱大濱正商店が資本を出し合って設立し、南と北から本州全体を網羅する計画でスタート。原料は海外から㈱マルエイが調達し製造は岩手の㈱大濱正商店の工場で行い販売は協力してする体制でした。山陰と三陸の技を融合した商品作りが特徴です。平成13年2社合同の経営形態から岩手独立の経営になり現在に至ります。原料産地を海外から国産にシフトし干物にして美味しいカレイ7種類ほどを中心にカット加工、開き加工、調味を変えるなど加工の仕方も多種多様に。市場流通が中心ですが、ネットショップ販売開始やふるさと納税返礼品、共同購入など消費者との距離も縮まってきました。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
「カレイ専門店」の看板のとおり、カレイに特化することで豊富な規格サイズを用意しております。そんな私たちの最大の強みは、手作業です。カレイは下処理に時間がかかる魚です。この下処理を一律機械ではなく、手作業で行うことで、多様な加工となります。
また「余すところなく美味しく」をモットーに通常では食べにくい頭や中骨ヒレ(軟骨)でおつまみの素の製造販売を行ったり、内臓を飼料の材料に加工したり創業当時からずっと生ごみの出ない仕組みで、資源を大切に使い切るようにしております。
働き手の高齢化、人手不足が課題ですが、手仕事、手間のかかる仕事の継続で技術の継承やシルバー人材を含めた地元雇用の維持・継続も努力しております。手作業中心の現場の良さは大切にニーズに合わせて積極的に工夫を続けたいと思っています。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。
自然の豊かさが一番の魅力です。三陸復興国立公園があり、山の幸も豊富です。世界三大漁場の近くで定置網、刺網、底引き網、釣りなど多様な漁獲漁法で多種多様な水揚げがあり、そのためか地元所縁の個性的な小規模経営が多いです。さらに若布にめかぶ海藻類、うに、あわび、牡蠣の養殖もあり、海の幸も楽しめます。
所得が高いわけではないですが、自然や食べ物、時間の流れが豊かなように思います。一見娯楽が少なく見えますが、自治体コミュニティ主催で参加型の趣味スポーツの催し物が多数あり、屋内外で趣味を楽しむ人も多い地域です。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
製造担当は手作業が多いので忍耐強く、日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり。コツコツと自分なりの課題を持って業務に取り組める人を求めています。包丁仕事で技を極めるなど探究心があり、わからないことは聞いたり、調べてきちんと確認できたりることも重要です。カレイの加工は最初から本番ですので、自分なりに工夫をし、変化を楽しめる人が合うと思います。
総務営業担当も同様、日々の工場進歩はしんどいですが新鮮な気持ちで行っています。
自身に割り振られた業務だけでなく周囲に目を配って、柔軟に工夫ができる方も好ましいです。
経験・技能がなくても真面目に、前向きにコツコツ取り組める人柄の良い方であれば大歓迎です。もちろん、イカ、カレイが好きな方も大歓迎です!
ひとを知る
取締役
大濱晴美
岩手県立宮古高等学校卒業後、宮古信用金庫勤務。5年2か月で寿退社。子育て中は親会社である㈱大濱正商店を手伝う。平成6年、子会社設立から担当の一人として関わり、平成15年7月、取締役に就任し現在に至る。
SDGsへの取り組み
- 【5】従業員の8割が女性で、管理職の男女比は1:1です。性別や年齢よりも本人の人柄や働きぶりを優先いたします。10代∼80代まで本人が希望する限り働ける職場です。
- 【12】通常の可食部分はもちろん、頭や骨に至るまで余すところなく美味しく食べられる商品づくり、情報発信をしております。内臓等廃棄部分も長年肥料にして生ゴミにしていません。資材や容器もリメイクするなど再利用・リサイクルに積極的に努めております。
企業プロフィール
企業名 | 有限会社宮古マルエイ |
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所在地 | 〒027-0044 岩手県宮古市上鼻二丁目1-33 株式会社大濱正商店工場内 |
創業年 | 1997年創業 |
代表者 | 取締役 大濱晴美 |
事業内容 |
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求人応募ページ | 宮古マルエイ採用ページふるさと岩手定住財団 |
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