企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
菅野農園が開園したのは、1974年。現在の代表のご両親が地域の方々と協力して”伊手リンゴ生産組合”をはじめられました。現代表が2003年にご両親から経営移譲し、2016年に株式会社菅野農園として法人化を果たしました。企業で働いていた経験を活かし、元々、95%以上農協に納めていたりんごを、自身で販売元に営業をかけることによって、独自の販売ルートを生み出しました。そういった取り組みにより、りんごを最高品質のまま消費者に届くシステムを作り上げ、現在では160もの販売ルートを持ちます。また、現在では、地域の若者や身体に障害を持つ方々を取り込み、果樹菜園によって地域を盛り上げる取り込みも行われています。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
菅野農園では完熟した状態でりんごを収穫し、直接販売元に発送されます。そのため、りんごが収穫されてから消費者の元に届くまで、従来一週間以上かかるところを、3日に短縮しました。個々の販売店と密にコミュニケーションを取り、りんごが採れたての完熟の状態で消費者の元へと届くシステムになっています。また、農業全体が抱える問題である働き手不足の問題を解消するため、福祉との連携、若手の農家の育成を行っています。障害を持たれた方々を雇い、分業することにより効率的にリンゴを生産、出荷しています。農業に携わる若者の育成にも力をいれ、若者が農業に携わりやすい環境を作り、地域からの若者の流出防止にも貢献しています。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。
菅野農園がある岩手県の奥州市の魅力は、なんといっても大自然。美しい景観の中で、自然の恵みを受けた農産物の生産が行われている魅力溢れる地域です。菅野農園の裏山には、全国的にも有名な市営の”星座の森キャンプ場”があることから、関東方面からの来訪者も多いです。週末などは大自然を満喫しながら果物狩りに訪れるお客様で賑わいます。弊社では、そのような美しい景観を保全するために、耕作放棄地の整備や、森林の再生に取り組んでいます。また、循環型社会の実現に向け、米糖やおが屑牛糞堆肥、牡蠣殻石灰を使用し、化学肥料の使用を抑えています。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
大自然の中での仕事が大好きな方、果樹を学びたい方、農業を営みたい方、農福連携(障がい者福祉)に興味がある方を募集しております。 弊社では、Wワークも可能なため、他に自分がやりたいことがある人でも両立が可能です。手厚いサポートの元、気軽に農業に携わることができます。インターンも行っているので、まずは、インターンに参加してみてはいかがでしょうか。また、妻が代表を務める一般社団法人”あっら・いいで”は多機能型就労支援事業所(A.B型)を運営しているのでサービス管理責任者の資格があれば優遇します。
ひとを知る
代表取締役社長
菅野千秋
「辛くて儲からない農業に未来はない」と情報処理の専門学校卒業後、企業に入社。3年後「やっぱり我が家のりんごは旨い」と家業を継ぐことを決意し退社。果樹研究機関で2年間修行し就農する。当時95%以上農協委託出荷であったが、平成15年の降雹被害を機に自家販売へ。現在全国160店舗やインターネット直販に採れたて果樹を出荷している。2016年に法人化、若手育成や障がい者就労支援に率先的に取り組む。
SDGsへの取り組み
- 【1】障がい者を持たれた家庭は貧困率が多いため、当園が取り組む農福連携で障がい者がグループホーム等で自立して生きれる工賃を目指しています。
- 【3】「誰もが生まれ育った地域で働く権利がある」の想いのもと、当園には高齢、障がいの有る無しにかかわらず、毎日多くの方が出勤しています。
- 【11】産業が無い地域には過疎高齢化が進むばかり、当園ブランドの農産物と就労支援施設(2023.4.1開所)で地域を盛り上げています。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社菅野農園 |
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所在地 | 〒023-1761 岩手県奥州市江刺伊手字隅川129番地 |
創業年 | 2016年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 菅野千秋 |
事業内容 |
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