企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
当社は釜石市に本社を置く会社で、オフィス家具業界で国内トップシェアを誇る㈱オカムラの生産拠点の一つとして、オカムラと日本製鉄の共同出資により設立されました。製品は「オカムラ」ブランドとして全国に販売され、多くのお客様からご愛顧いただいております。東日本大震災で大きな被害を受けましたが、地域のご支援や従業員の熱い思いに助けられ、翌年には工場を新たな場所へ移転して操業を再開することが出来ました。復興に向けた厳しい状況の中で、私たちの省エネ技術が業界として初めて「省エネ大賞」(経済産業大臣賞)を受賞し、また環境負荷低減にもつながったことから環境大臣賞も受賞することができました。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
JISやISO(9001、14001)を取得し、品質や省エネ、環境関連活動に力を入れています。環境面では、省エネ大賞(経済産業大臣賞)や、環境大臣賞(循環型社会形成の推進)をはじめ、岩手県環境活動知事表彰も受賞しております。さらに、大型プレス機やタレパン、ベンダー装置を多数所有し、粉体塗装で3メートル長の大型ワークも塗装することが可能です。現在はオフィス用デスクや書架、物品棚の生産が主ですが、働き方改革による顧客ニーズの変化に合わせて、今後は新たな製品の提案に力を入れていきたいと考えております。そのために、3D CADの導入を終え、設計スタッフの育成にも取り組んでいるところです。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。
釜石は鉄と魚とラグビーのまちです。また、海・山・川など自然豊かで、四季を通して様々な旬の食材が堪能できます。歴史の面では、日本の近代製鉄発祥の地でもあります。そのため、古くから外国人技術者や県外からの人の往来が盛んです。このような地域性から、釜石人には東北人らしい真面目さと粘り強さに加えて、外の人を受け入れるおおらかさがあります。交通面では、かつては陸の孤島と言われていたものの、現在は高速道路の分岐点となっており、沿岸地域の道路交通網の要所となっています。また、釜石の港は東北の中でも水深が深く大型船の接岸が可能であり、近年はコンテナ船の国際定期航路が開設され、今後は国際海上輸送の拠点となる期待が持てます。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
「向上心を持ち、自ら行動できる人」の応募をお待ちしております。弊社は小さな会社であるが故に、自ら企画・立案を行い、やりたいことを実行に移しやすい会社です。そのため、まずは小さなことで良いので達成感が得られることを見つけ、そこから働きがいや生きがいに繋げてほしいと考えております。採用は学歴にとらわれず、定年退職をされた方や、女性の方など、年代や性別に偏りのない採用を行っております。また、国際貢献の一環として、2023年度にベトナムから海外技能実習生の採用を行う予定です。
ひとを知る
代表取締役副社長
佐藤 裕
大学院修了後、1986年から鉄鋼会社に電気系エンジニアとして勤務。 プラント設計やホストコンピュータの統合、火力発電所の運営などに携わる。 工場長等の役職を経て、2016年に㈱エヌエスオカムラの副社長に就任。 東日本大震災で被災した同社の再建に取り組み、現在は今後の成長戦略を立案しているところである。
SDGsへの取り組み
- 【7】再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大し、2025年度において対2020年度20%のCO2削減をめざします。
- 【9】海外技能実習制度を通して技術・技能の伝承を行い、開発途上国の持続可能性の向上に貢献します。
- 【12】3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進し、廃棄物の発生を減らします。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社 エヌエスオカムラ |
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所在地 | 〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町23-15 |
創業年 | 1991年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 菱沼 博幸 |
事業内容 |
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