企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は商店街の八百屋としてスタートし、スーパーと異なる対面販売を通してお客様との距離を縮め、お客様に育てられて20年目を迎えました。事業を続けていくなかで、神戸中央卸売場の理事長より中央市場の目の前にできるイオンモールにて青果の専門店を出店してほしいというご依頼があり、これを機に出店を決意したことは弊社の大きな転換点です。中央市場からほど近い場所にあるため、お客様のみならず産地を代表する方々や生産者の方、中央市場に仕入れにいらっしゃる方の交流が深まり、作り手とお客様を結ぶ懸け橋になるような商売・店舗づくりに努めております。また、恥ずかしがってお母さんの後ろに隠れていた子が弊社でアルバイトをするほどに大きくなり、鍵がないから家に帰れないと泣いて弊社の事務所で宿題をしていた子がお母さんになって、子供を連れて買い物に来てくれるようになるなど、失われつつある商店街の古き良きコミュニケーションを知る者として今後もこの文化を残していきたいです。垂水区は漁港町でありながら、今や魚屋と呼べるお店は弊社のみになってしまいましたが、これも残していきたい財産であると思っております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
通常、小売業は中央卸売市場で仕入れをする際は「産地→荷受け→中卸→小売り」と中卸を挟みますが、弊社であれば産地との結びつきが強いため「産地→荷受け→弊社」と中卸を中継することなく仕入れが可能です。これにより、産地の地方行政と連携した他社にはない商品ラインナップを実現しております。これらの強みを活かして、弊社と連携していただいている地域では販売促進期間やフェア以外の期間でも通年でタイアップ企画を実施し、地方の特産物・食文化の発信と観光PR、そしてIターンの促進といった、商品流通にとどまらない新たな小売り業の形を提供しております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た兵庫地域の魅力について教えて下さい。
弊社の本店がある神戸市垂水区は漁港町で、いかなごのくぎ煮発祥の地としても知られておりますが、漁港町であるにも関わらず、弊社の鮮魚店を除く鮮魚店の全てが廃業している現状です。(令和6年現在)そこで、弊社は垂水区に現存する唯一の鮮魚店として垂水漁港をアピールし、さまざまな催事に協賛することで垂水区のもつ漁港町の側面を次世代に伝えていきたいと思っております。また垂水区は全国的に衰退している商店街がまだまだ元気に活動しており、古き良き人と人の結びつきが強く残っているため、今後も商店街を形成する地域の皆様とともにこのコミュニティを守っていきたいです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
与えられた仕事をこなして満足するのではなく、なぜそうなるのかを自分なりに解釈しそれを交えて新しい仕事を作り出せる方に来ていただきたいです。仕事をルーティーンワーク化するのではなく仕事と作業の違いをはっきり区別し、昨日失敗したことを今日は繰り返さないよう、毎日自己進化を促すことのできる前向きさをお持ちの方であれば弊社で活躍できるはずです。生鮮食品の小売り・卸売りと並行して飲食業を営む弊社独自の形態に興味をお持ちの方はぜひご応募ください。
ひとを知る
代表取締役社長
又江啓
平成16年3月に個人商店でスタートし、平成18年1月に法人化を果たすも税金滞納や取引先の買掛金の未払いなどの諸問題を残して前任者が退陣。若手の今までの努力を無駄にしたくないという強い要望から、負債を抱えたまま平成21年1月に社長に就任。当時、1億2千万円程度であった年商を6億円(令和6年現在)までに押し上げることに成功し、健全な経営を続けている。
SDGsへの取り組み
- 【13】異常気象によって乱高下する青果の価格を産地や生産者との取り組みで安定化を目指しながら現場の状況を発信することで、一人一人の意識を変え流通の発展に寄与します。
- 【14】骨が多いなどの理由で魚離れが進む現代の食生活において、骨周りの身が実は1番美味しいことやまだまだ認知されてない魚種、地方での食べ方などを発信し、知られていない魚の魅力をアピールすることで眠っている市場を開拓します。
- 【15】生産から全て1社で一括管理し、食品ロス軽減のノウハウを発信することで社会問題の解決に貢献します。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社担英未来 |
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所在地 | 〒655-0027 兵庫県神戸市垂水区神田町7-15 |
創業年 | 2004年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 又江啓 |
事業内容 |
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