企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
2020年より、近隣区域の子供達と大人たちが協力して地域の魅力や活動を紹介する地域メディア「こども編集部」を開始いたしました。元々は周辺地域に住む小学生から中学生を対象に、子どもたちが学校や部活、家庭外での社会との繋がりを作り、取材活動や表現活動など「プロジェクト型学習」の体験を通して、自ら考える力やコミュニケーション能力、更には自己肯定感を養う場の提供を目的としてスタートしたものです。こうした活動を続けるなかで、手が回らない学校の先生たちの代わりに探求学習ができる場だけではなく、減少している部活動(特に文化部)の代わりや、近年課題とされる不登校問題への一助となるサードプレイスとしての役目も感じております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社に所属している子ども達の活動をサポートする大人サポーターは、全員様々なキャリアや仕事を持つ「兼業主婦」です。しかし、全員がメディア関連の職というわけではなく、教育・福祉・建築・経理など幅広い分野で活躍しているメンバーも在籍しているため、プロジェクトや組織運営に必要な知識や人脈があることが最大の強みです。そして全員が自分の「得意」や「好き」を活かしてこども編集部の活動に関わっているため、「遊ぶ」「学ぶ」「働く」が一体化している様子を子ども達に見せることができます。また『編集部』という器を作ることで活動の軸はそのまま、無限に広がりを持たせることができるというところもワクワクできるポイントの1つです。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た兵庫地域の魅力について教えて下さい。
自然や歴史も素晴らしいけど、やっぱり人!!!神戸市には「なんだか良くわからないけど面白そうだからやってみよう」という心意気がある方が多い印象です。一見何をやってるかわからないけれど素敵な活動をされている方や、面白い働き方や生き方をされている方がとても多いため、子どもたちの成長過程でこうした方々とすぐにコンタクトが取れるというところは、この地域の魅力です。今後も、地域のさまざまな取り組みを行っている方への取材活動を通じて子ども達の「未来のヒント」を見つける助けになればと思います。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
現在こども編集部に関わっているスタッフは全員兼業で、自分の「得意」や「好き」を通して人や地域と関わりたいというメンバーばかりです。「働く」ことを特別視せず、生活の一部として「こども編集部」の活動を取り込んでいるようなイメージで、自分自身のアップデートの場としても大いに活用しております。私たちは任意団体から法人化する際に「労働者協同組合(ワーカーズコープ)」という2022年にできた新しい形の法人形態を選びました。「全員がフラットな立場で意見を出し合い、持続可能で活力ある地域社会のための事業を運営していく」という労働者協同組合の理念に魅力を感じられるような方に仲間になっていただきたいです。
ひとを知る
代表理事
金井智美
大学では写真の哲学を中心とした芸術学について研究。大学卒業後マルタ共和国に留学し帰国後、株式会社リクルートで企画営業として働きながら、ホテルの写真室でカメラマンとしての勉強をスタート。その後写真家に師事し、独立後はフリーランスとして撮影の経験を積みながら、写真療法についての勉強も続ける。30歳からは写真事務所を経営し、カメラマン手配・撮影・デザインなどを行う。40歳を機に長年温めてきた「こども編集部」作りを開始。
SDGsへの取り組み
- 【4】子どもたちの主体性を重んじ、公教育では時間を取れないような探求学習や社会活動の場を作っております。
- 【8】非営利団体が取り組んでいる素晴らしい活動も働きがいだけでは続かないため、自分達が無理せず活動できる対価を保障しつつ、子ども達の心や地域が潤うような仕組み作りも活動を通じて目指しております。
- 【10】「誰しもが人生の可能性を広げられる社会の創造」を目指し、現状で発生している経済格差・情報格差によって生まれている機会損失を失くせるようさまざまな活動に取り組んでおります。
企業プロフィール
企業名 | 労働者協同組合こども編集部 |
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所在地 | 〒655-0872 兵庫県神戸市垂水区塩屋町4-10-11塩屋heso |
創業年 | 2020年創業 |
代表者 | 代表理事 金井智美 |
事業内容 |
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