企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
創業以降、順調に売上は伸びたものの4期終了時の累積赤字は数千万円に達し、他社への事業譲渡を進めておりました。しかしながら諦められない気持ちもあったため、並行して荷主と業務委託料の改善の交渉を行うことにしました。この交渉のなかで「日本貨物輸送が無くなれば我々の業務は成り立たないのに、なぜ早く言ってくれなかったんですか?」と言われ、4年間の実績は認められており、弊社のことを下請けではなくパートナー企業であると思ってくださっていたことに気づかされました。そこで委託料を増額していただき、2年で累積赤字を解消することに成功。現在では余剰分は教育や設備、給与に充当し、より優れた人材の獲得と育成に尽力しております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
現在は介護用品の配送組立をメインとした運送業を営んでおりますが、荷主の好不調に左右される業態であるため、今後自社産業を創出するためにマーケティングと企画立案に勤しんでおります。また弊社は運送業でありながらサービス業であると自負しており、サービス業に適した人材を登用しております。自社産業を事業化する際には、彼らが活躍してくれると信じています。さらに、彼らが活躍出来る事業の創出として、未婚者が増え続けていることからその方達の役に立てるようなサービスや、沸騰化し続ける夏場の採冷需要に対するサービスも事業化に向けてマーケティングを行っております。このように変化し続ける社会情勢・環境問題からニーズを抽出し、変化に即応したサービスを創出することで今後も地域の一助となる企業で在り続けます。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た広島地域の魅力について教えてください。
広島県西部は瀬戸内海に面しており、中国山地の豪雪地帯も有しているため、通年で海や山のレジャーが楽しめる地域です。海の恵は種類も豊富で、最高の鮮度で上質な魚介類を味わえるところも魅力に感じております。なかでも夜泣貝は他の地域では流通しない貝で、病みつきになる美味しさです。また、山の恵においては松茸の産地であることから秋にはお裾分けをいただくこともあります。観光面では世界遺産の宮島厳島神社や原爆ドームがあるほか、名所や名勝も数多く有していることからインバウンドの恩恵も存分に受けることができる地域です。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
現在、仕入れにかかる費用や賃金の上昇で経営コストは嵩む一方です。また、あらゆるサービスが飽和しており、こうしたなかでようやく掴んだビジネスチャンスも情報化が進んだことで簡単に模倣され、ビジネスモデルは短命化しています。そのような環境下において、企業活動のうちの教育に注力する余裕は無くなり、働き方改革による労働時間の短縮やハラスメント回避のための教育・指導が放棄されている事例も多く見受けられます。そこで私たちは成長したくとも正しい教育を受けられないまま社会人生活を送り、豊かさを享受することが困難な多くの方を救うべく、学びや成長を得られる環境を提供し、チャレンジ精神をもった青年層の育成に取り組んでおります。
ひとを知る
代表取締役
山崎茂
大阪体育大学卒業後、消防本部へ入庁。総務課在籍時に市町村合併の事務を執り、警防課在籍時は東日本大震災に先発隊として救助活動を行う。2012年に「民間で勝負したい」という思いから退庁し、山崎運送を興す。2014年に日本貨物輸送株式会社に法人化させ、2024年で10期目を迎える。今後30年の事業を継続するために社員教育に力を入れており、社員の処遇改善を実現するために新しいビジネスモデルの考案・実験に勤しんでいる。
SDGsへの取り組み
- 【4】情操・知識・スキルに関してリカレント教育を実施し社会で生きる術を伝えるべく、ユニークな教育の取り組みを行っている会社としてメディアを通じて地域に発信します。
- 【8】最高効率で仕事を済ませることの出来る職員を育て、働きがいを実感してもらうとともに生き抜く力を養成することで個と自社の経済成長を実現いたします。そして、弊社の人材育成ノウハウを地域の活力を失いつつある組織に提供することで地域全体の活性化を図ります。
- 【16】善に基づいた判断が出来る人材を育て、社内から社外の関係者へとこれを伝搬させることができるようメディアを通じて地域に発信します。
企業プロフィール
企業名 | 日本貨物輸送株式会社 |
---|---|
所在地 | 〒738-0204 広島県廿日市市河津原1332-1 |
創業年 | 2014年創業 |
代表者 | 代表取締役 山崎茂 |
事業内容 |
|
WEBサイト | リンクはこちらから |
求人応募ページ | リンクはこちらから |
企業ロゴ |