企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
創業者は潜水艦部品の製造依頼をきっかけに既製品にはない新しい製品を作る企業を、故郷である広島で創業いたしました。当初はバルブや容器の受注が主でしたが、三菱重工業からの依頼で高温・高圧環境下の超臨界の実験装置の製造へと事業を転換。超臨界技術研究所と東洋サプリなどを設立し、実験受託や高圧処理技術を活用した商品開発も開始いたしました。2011年に現在の社長へと交代。2016年には廣島ボイラー工業が参画し、装置製作から技術開発、最終商品製作まで高圧技術を普及させるグループ事業を展開することに成功しました。2018年には佐伯区に新工場を設立し、受注拡大とBCP対策を図っております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社は完全なオーダーメイドで装置を作ることを特色としております。また高温・高圧流体を取り扱う分野は日本の代表的なモノづくりの1つである化学工業で多く使われる技術です。この分野では高い安全性能と実績、ノウハウが求められており、プロセスに対する理解が求められます。そこで弊社ではお客様のご要望をお聞きして、法規に対応した厳しい基準をクリアしたうえでお求めの試験装置を納入することを心がけております。確かな技術力と日々のノウハウを糧に、時には他の企業ではなかなか成し得ないようなご要望を実現するために、技術力の向上と設備の増強に尽力中です。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た広島地域の魅力について教えて下さい。
広島は瀬戸内工業地域に位置し、弊社の顧客となる化学メーカーや重工業メーカーなどが多く存在する地域です。また、交通の便も優れており、中四国地域のみならず全国への訪問やお客様のご来社も比較的容易な地域です。また弊社と同じ広島市内には三菱重工業などの研究所を持つ大手メーカーが多く、多種多様な研究開発機器の依頼をいただくことができているため、数多の実績は弊社の技術の礎です。さらに昔から製造メーカーも多く技術力も高いため、弊社の職人などの技術を培う土壌にもなっております。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
好奇心が強く、常に新しいことに対して挑戦することを厭わない人物やモノづくりが好きな方が弊社に合っていると思います。一見、同じようなものであってもお客様によって求めているものは異なるため、完成に至るためのアプローチは毎回同じではありません。その違いを楽しめる方は弊社の仕事を面白いと思えるはずです。また弊社の業種は経験者の募集が難しいため、新卒・中途であっても経験は問いません。技術・技能・特色によってどのような活躍が期待できるかをアピールしていただければと思います。よろしくお願いいたします。
ひとを知る
代表取締役
野口琢史
大学卒業後、米国の協力会社でコンプレッサーについて学び、2004年に入社。装置の開発や社内の仕組みの構築に従事。経営企画室室長・取締役などを経て、2011年に創業者で父の賢二郎(現・会長)より代表を引き継ぎ、広島大学大学院で社会人ドクターとして博士号を取得。2015年には廣島ボイラー工業の取締役に就任。2021年に他関連会社の代表取締役に就任。現在は物価高を反映した見直しなど社内の体制強化に注力。
SDGsへの取り組み
- 【4】発想をかたちにするための製造技術・品質の向上を図り、製造技術・知識の見える化に寄与します。
- 【7】高圧技術で水素エネルギーの普及を実現し、太陽光発電の余剰電力を使用して水素を圧縮する技術・機器の開発に寄与します。
- 【9】弊社の保有する技術を提供することで、環境改善にかかる技術開発のための触媒評価試験設備やガス分離技術評価設備などを提供します。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社東洋高圧 |
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所在地 | 〒733-0002 広島県広島市西区楠木町2丁目1番22号 |
創業年 | 1974年創業 |
代表者 | 代表取締役 野口琢史 |
事業内容 |
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