企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
弊社は1972年に東広島市で前身の矢野商店を創業し、現在に至るまで「世界中の人々の生活をワンプライスで豊かに変える~感動価格・感動品質~」という社是のもと、生活インフラ企業としてお客さまに楽しさと豊かさをご提供するための挑戦を続けてまいりました。創業当初はスーパーの駐車場などで移動販売を行なっておりましたが、1987年に常設100円ショップ 「ダイソー」をオープンいたします。
1991年にチェーン展開への起点となる直営店をオープンさせたことを契機に全国へと規模拡大を進め、ダイソー初の400坪を超えるカウボーイ上磯店(北海道)・店舗面積2000坪の超大型店ギガ町田店(東京都)・地下2階から地上6階まであるギガ船橋店(千葉県)をはじめとする大型店舗は、弊社の売上最高記録を作りました。大型店舗のオープン時は商品の入荷が追いつかず、陳列する前に箱からお客様が商品を持っていかれるほどの盛況ぶりだったそうです。
また現状に満足することなく常に飽きられる怖さを持ち、ご来店のたびにお客様に驚きと感動を提供できるよう売り場も現場の意見を聞きながら改良を進めました。その一例として、1997年にオープンしたパワーシティ四日市店(三重県)では商品をコーディネートし、実際の使用感に近いイメージを訴求する提案型の売場が注目を集めます。1998年には看板に「素材発信館」と銘打ってキッチンツール・工具・インテリアなどの商品を鉄や木などの素材で分類して陳列する、多様な商品を扱うダイソーだからこそ可能なこれまでにない販売方法の提案も行ってきました。
さらに、関東出店を皮切りに全国で自然素材や海外雑貨等の売場をショップインショップで展開開始し、シンガポールやUAE、シアトルといった海外への進出も進めます。2010年には全世界で3,000店舗を突破し、現在では国内外合わせて5,350店舗(2023年12月時点)を有しております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社の強みは、商品力・物流力・店舗力です。圧倒的な品揃えはもちろんのこと品質にもこだわり、他にないユニークなアイデア商品を手に届きやすいワンプライスでご提供しております。
今後は、より多くのお客さまのニーズにお応えするために「ダイソー」、大人可愛いを追求する300円ショップ「THREEPPY」、"ちょっといいのが、ずっといい"をコンセプトに、地域産業とのコラボや環境配慮型商品の開発に力を入れた「Standard Products」の3ブランドの認知を図り、国内に加え海外の店舗展開を強化いたします。海外への展開スピードを上げるために2030年までに全世界で1万店舗を目標に掲げており、日本発のグローバル小売業として世界中の方々の豊かな暮らしに貢献していきたいと考えております。
弊社ロゴであるスリーアローズに込めた「人々の生活をより豊かにしていく」「人々の生活をアップデートしていく」という強い決意と熱意をもって、国内外問わず世界中のお客さまの生活に根付く生活インフラ企業を目指します。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た広島地域の魅力について教えてください。
おかげさまで1972年に東広島市で創業してから、2022年で創業50周年を迎えました。現在の大創産業があるのも、ひとえに地元広島の皆さまのあたたかいご支援があってこそと心から感謝しております。
広島県というエリアの中四国や九州、近畿へと展開しやすい立地とお客様の厳しい目線に鍛えられたことで、弊社はより良い商品をご提供しようという高い志を持つことができました。そこで地域への恩返しの一環として、Standard Productsでは、広島県の「熊野筆」など日本の地場産業と協業して開発した商品を製作のストーリー・技術も含めて紹介・販売し、店舗を通じて地域の優れた技術や地場産業の魅力を伝える機会を提供しております。こちらは広島に留まらず、現在は日本の様々な地域の商品も展開中です。
また、かつては盛んだった東広島市の陸上文化をもう一度盛り上げていきたいという想いから2018年に発足したダイソー女子駅伝部は、地元の方々への恩返しのかたちとして創業者が立ち上げたものです。駅伝部がペースメーカーとなって並走する記録会や陸上教室などを通じて、スポーツ振興や地域活性化に寄与しております。今後も東広島市からいただいた御恩をお返しするべく、唯一無二の存在としてより豊かな社会の実現に貢献していきたいです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
弊社が求める人材の要素として、自律、自考・協働・商売人が挙げられます。
まず自律、自考とは自ら率先して考え行動し、学びながらグローバルに進化し続けることです。協働とは一致団結して高い目標を達成していくこと。そして、商売人とは徹底したお客さま目線でニーズに応え、感動と豊かさを提供し続けることです。2024年に日本を襲った能登半島地震の際は本部が指示を出すよりも早く現地スタッフが店舗再開に向けて動くなど、生活のインフラ企業としての使命を全うする社員の姿を大変誇らしく思いました。
また弊社には様々な分野に挑戦できる環境が整っており、経験や知識、これまでに関心を持ったことが必ず役立つはずです。「自由な発想で、楽しさと豊かさを提供し続ける なんだ!ダイソーにあったんだ、こんなものまであったんだ!の感動の追求」という企業理念を本気で実現したいと思う方のご応募をお待ちしております。
ひとを知る
常務取締役
小川金也
1996年に運営指導部(現店舗運営本部運営企画部)課長として大創産業に入社。2000年には東北地区統括責任者となり、2011年第一総務(現人事・総務・法務本部)部長・2012年取締役・2018年には常務取締役に就任する。2016年からはダイソーウイング代表取締役も兼務している。
SDGsへの取り組み
- 【12】【14】リサイクル原料や植物性由来など環境配慮型商品の取扱いを拡充しております。また店舗から回収した包装資材を原料としたペレットによるプラスチック製品の製造と買い物かご導入も積極的に進め、豊かな社会づくりに寄与すべく社会貢献活動を推進しております。
- 【12】【15】サステナビリティや環境配慮を重視したものづくりに注力し、余剰が問題視されている国内の間伐材を利用した商品(しゃもじ・箸など)を積極的に開発しております。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社大創産業 |
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所在地 | 〒739-8501 広島県東広島市西条吉行東1-4-14 |
創業年 | 1972年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 矢野靖二 |
事業内容 |
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