企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
独立開業当初は、自分が理想とする建物を形にしていくという考えで建築の仕事に取り組んでいました。しかし、その考えはのちに大きく変わることとなりました。大きな転機となったのは、ご紹介を通じて、築40年の中古住宅を購入されたお客様からフルリノベーションをご依頼いただいたことです。
工事を進める中で、外観には経年による老朽化が見られたものの、構造部分には、昔ながらの大工の丁寧な仕事や、良質な構造材が随所に生かされていることに気づきました。そのとき、これほど多くの技術や職人の想いが詰まった建物を、解体せずに残すことができて本当に良かったと強く感じました。
屋根や外壁を新しく張り替え、内部には構造用金物を用いた補強を施し、基礎部分も補強することで、建物の安全性と耐震性を高め、新たな住まいへと生まれ変わらせることができました。
この経験を通じて、自分の理想を形作っていくだけでなく、既存の建物が持つ価値を生かしながら、新しい暮らしへとつないでいくリノベーションの可能性を実感しました。それをきっかけに、リノベーションと古民家再生に力を注いでいくことを決意しました。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
建設業一筋42年。多種多様な構造の建築物に携わってきた経験から、建物の状態を的確に見極められることが当社の強みです。大規模な改修が必要な部分、少し手を加えることで使い続けられる部分、表面を整えることで再生できる部分を見極め、必要な箇所に必要な施工を行っています。
建物のすべてを新しくするのではなく、使える部分をできる限り生かすことで、お客様の必要以上の出費を抑えながら、建物の価値を高めるご提案が可能です。
日本国内には約900万戸の空き家が存在しており、その中には、適切な補修や改修を行うことで、再び住まいや事業用建物として活用できるものも数多くあります。
建物を解体する際には、解体費用だけでなく、建築廃材の運搬や処分にも大きな費用がかかり、地球環境にも負荷を与えます。
既存の建物を壊すのではなく、その価値を見極め、必要な手を加えながら次の世代へつないでいく。当社はリノベーションを通じて建築廃材の排出を減らし、未来の子どもたちに残せる地球環境をつくる建物づくりに貢献し続けます。

御社が考える地方創生・SDGsについて
御社が考える地方創生・SDGsについて教えてください。
当社では、リノベーションによる建物づくりにおいて、国産材を積極的に使用しています。特に活用しているのが、岐阜県加茂郡東白川村で育てられた東濃桧や杉です。
東白川村は人口約2,200人の小さな村で、林業が地域を支える重要な産業の一つとなっています。一方で、林業に携わる方々の高齢化や担い手不足が進み、樹木を育てるために欠かせない下草刈り、枝払い、間伐などの作業を継続することが難しくなっています。
建築資材として使用できる木を育てるには、40年から50年という長い年月が必要です。しかし、長い時間と手間をかけて育てた木であっても、十分な収益につながりにくいという課題があります。
国産材の利用が減少すれば、林業の担い手がさらに減り、適切に管理されない森林が増えることにもつながります。
だからこそ当社は、建物づくりに国産材を取り入れ、その品質や魅力を多くの方に伝えることが大切だと考えています。国産材の利用を促進し、地域の林業や森林、そこで培われてきた技術を次の世代へつないでいくことが、当社の考える地方創生とSDGsへの取り組みです。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
当社が求めているのは、建築やものづくりに興味を持ち、職人の技術を素直に学び、次の世代へ受け継いでいきたいという意欲のある方です。
近年、建設業界では若い職人が減少し、日本で長年培われてきた建築技術を次の世代へ継承することが難しくなっています。建築工法の効率化や標準化が進む一方で、昔ながらの技術を実践する機会や、熟練した職人から直接学ぶ機会も少なくなっています。
既存の住宅や建物を再生するリノベーションでは、一つとして同じ建物はありません。建物ごとに異なる構造や状態を見極め、その建物に合った方法を考えながら施工するため、職人の経験や技術、判断力が求められます。
リノベーションの現場は、熟練した職人が培ってきた技術を発揮し、若い世代がその技術を間近で学ぶことのできる場所でもあります。
建築技術を身につけたい方、ものづくりに誇りを持って取り組みたい方、既存の建物を未来へ残す仕事に携わりたい方と、共に成長していきたいと考えています。

ひとを知る

代表取締役
下村 隆
建設業界一筋42年。会社員としてさまざまな建築現場で経験を積んだ後、独立開業し、現在に至る。 建築に対する情熱と、建物づくりにかける想いは誰にも負けないという自負を持ち、長年にわたり建築の仕事と向き合ってきた。 建物を壊して新しく建てる、スクラップ・アンド・ビルドを前提とした建設業界の在り方に違和感を抱き、既存の建物を再利用するリノベーション事業に力を注いでいる。 長年培ってきた経験と技術を生かして建物が本来持つ価値を見極め、建築廃材の排出を抑えながら、建物と地球環境を次の世代へつないでいる。
プレスリリース
SDGsへの取り組み
- 【3】リノベーションを通じて、誰もが安心して快適に暮らせる住環境づくりに取り組んでいます。既存の建物を安全で長く住み続けられる住まいへと再生します。
- 【7】既存の建物や資材を生かし、建て替えに伴う資源やエネルギーの消費を抑えます。環境負荷を減らし、未来の子どもたちに残せる地球環境をつくります。
- 【9】リノベーションの現場を、熟練した職人の技術を若い世代へ継承する場所にしていきます。確かな建築技術を未来へつなぎ、建設業界の持続可能な発展に貢献します。
企業プロフィール
| 企業名 | 株式会社 絆 |
|---|---|
| 所在地 | 〒501-0421 岐阜県本巣郡北方町芝原西町3-2 |
| 創業年 | 2002年創業 |
| 代表者 | 代表取締役 下村 隆 |
| 事業内容 |
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| WEBサイト | リンクはこちらから |
| 企業ロゴ | ![]() |




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