企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
2008年5月に久留米市国分町のレンタル倉庫建屋の4畳半の貸し事務所にて、妻と2人で個人事業として創業いたしました。得意分野である半導体後工程用製造設備の電気設計を請け負うことで、業績は順調に推移しておりましたが売上の浮き沈みに悩みはじめたため、サラリーマン時代の取引先である物流システム会社さまとの取引を開始。積極的な社員採用と生産体制を築くことで売上を伸ばし、浮き沈みを軽減させることができました。さらに工場の自動化で培ったノウハウを活かし、いつかはやってみたいと思い描いていた「農業の自動化」に着手。現在も会社の継続のために、自社オリジナル製品であるイチゴの自動収穫ロボットの開発を進めております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
現在、弊社では主に2つの事業を育てています。1つは、創業当初からの継続している工場の自動化(FA)事業です。自動倉庫や製造設備等の自動化案件のご依頼をいただいておりますが、現在ご相談の数に応えきれておらずメンバーの積極的な増員を行なうなど、これからまだまだ伸びていく事業です。2つ目は、農業の自動化(スマート農業)事業です。自動で収穫するロボットや自動で水や液肥をするシステム、自動で土壌温度を保つシステムなどを提供しております。今後は農業の工業化を見据えて、最先端のFA技術を組み合わせた農場の自動化を実現させるあらゆる仕組みを開発し、世の中に「!!!!!!な」モノづくりを送り出していきます。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た福岡地域の魅力について教えてください。
2008年にアイナックシステムを創業した久留米市には九州最大の1級河川が流れており、豊かな水源に支えられ工業と農業が発展している地域です。作物が美味しく、葡萄・いちご・もも・いちじく・キウイ・梨など四季折々のフルーツを楽しむことができます。人柄があたたかい地域でもあり、距離感が近く穏やかな人間関係を築きながら働くことができるのも魅力です。このような地域で弊社は現在、自動倉庫や製造設備などの工場を自動化させる技術のノウハウをもって、農業の自動化に挑戦しております。今後も「自動化」エンジニア集団として工場と農業の自動化を進めることで地域に貢献し、久留米市の皆様に愛される企業を目指します。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
弊社において人材を採用するうえで最も重要視しているのが、コミュニケーション能力と向上心です。弊社では全社員にお客様と接する機会があります。そのため一緒に働く仲間やお客様と信頼関係を築いていくためには、コミュニケーションが不可欠です。これから上場を目指していく段階に入り、メンバーも積極的に増員します。主体性をもって周りに働きかけながら、役職に捉われないチームとお客様との関係を構築し、信頼関係を築ける人材が必要です。「No.1 スマート農業カンパニー」を目指して、自分が会社を1番にする、自身の成長が会社の成長になると確信し、向上心をもって行動できる人材を求めております。
ひとを知る
代表取締役社長
稲員重典
1966年福岡県生まれ。いちご・ぶどう農家の次男。設備保全・設備製造・電気工事・画像処置検査装置・半導体樹脂封止装置の開発・新規装置の開発・営業・制御技術者・新規顧客開拓に従事した経験を活かして、2008年に株式会社アイナックシステムを創業。FA事業(工場の自動化)を主軸に、スマート農業事業(農業の自動化)を展開中。代表製品は、AIいちご自動収穫ロボット『ロボつみ®︎』で、複数の特許を取得している。
SDGsへの取り組み
- 【2】【8】農家さんの生産性と収入を倍にするため、農業の自動化(スマート農業)に挑戦しております。
- 【4】久留米工業大学と連携し、実践的な課題をテーマにAI教育を学生に実施しております。
- 【5】弊社の女性役員比率は33%と、重要なポジションで多くの女性が活躍しております。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社アイナックシステム |
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所在地 | 〒839-0809 福岡県久留米市東合川4丁目1-1-101号 |
創業年 | 2008年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 稲員重典 |
事業内容 |
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