企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は、鳥海山の麓にあるブナ林を伐採し、民家に配達する牛乳の牛乳箱を作ったことが事業のはじめだったと聞きます。そして時代が進み、公共学校の建設ラッシュが始まったことにともない、鳥海山にあるブナ材を原料に、フローリングのメーカーとして歩み始めました。当初は、学校建築におけるフローリングを主流としており、多くの製品を開発・販売してまいりました。現在も学校建築への依頼が多く、全国各地に納入実績がございます。さらに、学校建築のみならず最近では福祉施設・商業施設への納入実績も増え続けております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社は、学校施設をはじめ、福祉施設・商業施設などのフローリングを製造しております。フローリングと一口で言っても、厚さはどのくらいか、素材は何か、張り方はどうするか、など場所によってニーズは異なります。弊社では、そのような多くのニーズにお応えできるよう、国内生産にこだわり、用途に合わせたバリエーション豊かな商品をそろえております。例えば、衝撃吸収に優れたもの、遮音に優れたもの、さらにフローリングのササクレを防ぐフローリングも開発しました。こちらのササクレを防ぐ「プロテクションNEO」という商品は、2020年ごろに製造が始まった新しい商品です。学校の体育館などでは、長年の使用により表面にササクレができてしまうという問題があり、それを解決する形で開発しました。特殊な接着剤を使用し、フローリング表面にプラスチック樹脂を貼りつけることで、ササクレを防ぐことができます。できる限り自然な木目がはっきり見えるよう、接着剤にはこだわり、開発に2年を費やしました。現在この商品は各方面から注目されており、これからはこちらのNEO製品を主軸に、シェアを高めていきたいと考えております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た秋田地域の魅力について教えて下さい。
秋田県の日本海側では雪が非常に多く、1mから2m積もることもあります。そのため、雪の重さに耐えることができるよう、木が丈夫に育ちます。有名な秋田杉などがその代表であり、弊社のような木材を取り扱う会社にとって非常に大切な地域です。また、弊社の位置する由利本荘市は、日本最大規模の洋上風力発電や、ダムの建設など多くの大規模な開発が始まるため、これからの発展が期待できる地域であるといえます。このような開発事業が進むことによって、雇用が増え、由利本荘市がさらに盛り上がってほしいと感じております。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
弊社では、規模は小さいものの、営業から製造など幅広く行っており、積極的である方が望ましいと考えます。初めてだから、木材についてあまり知らないから、と敬遠してほしくはありません。既存の知識や、新たに学んだことをもとに、弊社の仕事に取り組んでいただきたいです。前述したように、弊社の事業は幅広くございますので、応用できる場面が多いと感じております。採用については、随時相談を受け付けており、新陳代謝を考えたうえで採用するという方針です。
ひとを知る
代表取締役
佐藤仁明
秋田県由利本荘市矢島町に工場拠点を構えるフローリング工場で、現在74期目を迎える歴史ある企業。現在の社長は4代目。文教施設への納入が強みで、近年は文教施設のみならずホテルや商業施設といった物件へのフローリング納入の実績を増やしている。
SDGsへの取り組み
- 【7】【9】【13】「人と地球にやさしいフローリング」を目指し、商品の開発・製造を行っております。
- 【11】弊社の製造するフローリングは、学校をはじめ、福祉施設や商業施設にも使われております。
企業プロフィール
企業名 | 矢島木材乾燥株式会社 |
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所在地 | 〒015-0404 秋田県由利本荘市矢島町七日町字下山寺42-2 |
創業年 | 1949年創業 |
代表者 | 代表取締役 佐藤仁明 |
事業内容 |
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