周りの起業家への憧れに加え、自分も同じ世界を見たいという熱意から、大学1年生の時に会社の設立を志望しました。事業内容について熟考する中で、身近な家族の経験や自分自身も将来高齢者になるということを想定して「自分ごと」でもある高齢者の日常課題を解決するビジネスに至り、2020年7月に高齢化率No.1の秋田県で初めてとなる大学生起業家として、会社を設立いたしました。方向性が決まってから設立に至るまでの期間に、街頭インタビューで100人の高齢者に日常生活の不便や悩みをヒアリングすることによってリアルな課題を知り、誕生したのが「アシスタ」サービスです。さらにNHKに弊社を取り上げていただいたことが転換点となり、「アシスタ」サービスは早い段階でのエリア拡大に成功しました。

現在弊社は大学生がメインとなって高齢者の自宅に訪問したり、病院などに付き添ったりなど介護保険を使わないサービスを提供する「アシスタ」サービスと、「アシスタ」を全国に拡大するフランチャイズ事業、シニア向けの事業を考えている法人様に対して情報提供や実証実験のフィールドとして支援する「アシスタリサーチ」、そして2023年9月から始まった大学生コミュニティ「S-Lab」の4つの事業をしております。高齢者とのつながりの活用による事業展開をしていることから、弊社の最大の強みは貴重なシニアプラットフォームを持っているという点です。今後は弊社のミッションである「高齢者になることが待ち遠しいと思えるような社会を創り出す」を大切にしながら、エリア数の拡大を最大の指標にして励んでまいります。

秋田県は人の想いの部分で強いというのが魅力です。県外からいらっしゃった方も含めて秋田愛が強く、互いに応援し合う文化のようなものがあり、人の部分で恵まれた地域だと感じます。また秋田県は高齢化率が全国1位の課題先進県です。課題先進県と聞くとあまり良くないイメージがあるかと思われますが、全国で1番早く問題に直面するということは、視点を変えると全国でも先陣を切って課題を解決していくことができるということでもあります。今後は自分たちが先駆的に課題に取り組むことで課題解決のロールモデルとなり、県外に成功モデルを発信することで、さらに盛り上げていけるのではないかと考えております。

前提としてお任せしたい業務を遂行できる専門的なスキルについては必要になってくるとは思われますが、やはり社会課題を解決するという同じミッションに共感し、自主的に課題を見つけて取り組める方と一緒に働きたいと思っております。スタートアップの企業は関東地方にもたくさんありますが、貪欲に成果の達成を目指すというスタイルの企業が多いです。私たちは秋田という地元発信のスタートアップ企業であり、貪欲にというよりは楽しく和気あいあいと自己成長をしながら仕事を進めていきたいため、専門分野のスキルの有無を問わずポジティブな方にぜひ来ていただきたいです！