企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は稲庭うどん製造メーカーの県内外に販売を行う会社として地元資本により創業しました。その後一社の専属販売会社として販路を広げてまいりましたが、製造メーカーの意向により社員50名ほどを移籍させ稲庭うどん事業から撤退します。しかしその後、私が代表取締役となったことをきっかけにうどん事業を再開し、同時に個人事業として行っていた菓子製造を吸収しました。「稲庭手業うどん」の納入先は、当初は飲食店を中心に業務用として販売しておりましたが、コロナ禍の影響で飲食店への納入が激減。菓子の販売先であるお土産店、道の駅等への販売も同様に激減してしまいます。そのため、2020年5月に菓子の取引先を県外のスーパー等へシフトし商談等を開始しました。全国販売への足掛かりとなったのは、テレビでも紹介された地元出身の菅元総理にちなんだ「たたき揚げかりんとう」でした。その後、菓子部門は新商品を次々と開発し稲庭うどん事業は贈答品や家庭用にも着手し海外へも一部販路を広げております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社では、稲庭うどんと菓子製造を行っております。まず、稲庭うどんですが、その特徴は国内産小麦粉100%を使用していることです。2年もの試作日数を経て、完成させました。また、お客様の要望やニーズにきめ細やかに対応できるのも、小さい製造所ならではの強みだと思います。さらに2020年4月には、工場直営の自動販売機を設置し、一風変わった販売形態が話題となりマスメディアにも数回取り上げられました。もう1つの事業である菓子製造では、かりんとうを製造しております。弊社のかりんとうは、硬くない、薄いことが特徴です。社員の意見に重点を置き、社員が笑って社長に物申せる社風のおかげで、コロナ禍にも関わらず、1年間で5商品を開発することができました。その結果、全国的にも珍しいフルーツ風味のかりんとうが人気となり、今年2023年6月第13回チーム・シェフコンクールにて審査員特別賞と大手企業6社様の賞を受賞いたしました。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た秋田地域の魅力について教えて下さい。
秋田は、若い時には感じられなかった喜びが、歳を重ねるにつれ「なんか良いな」と実感できる場所です。まず、雪国ならではの四季折々の風景が楽しめ、景色に感動できることがなによりもの自慢です。特に4ヶ月間も風雪に耐えた春の新緑は自然の力強さを実感できます。さらに、食文化も素晴らしいです。春から秋までの山の恵みと歴史的保存食が名物の秋田一帯は四季を通じて美味しい物が食卓を彩りよく飾ってくれ、米も旨し、酒も旨し、健康な心と体を作り上げてくれます。また仕事で疲れた身体を癒してくれる温泉も10〜20分程度で気軽に行くことができるのもこの地域ならではの喜びです。もちろん、豪雪地帯ならではの雪よせ、雪下ろし作業も大変ではありますが、運動の一環と思えばやりがいはあります。こういった喜びは、若い時には実感できなかったものばかりです。住むのは秋田、娯楽は都会、これが一番だと思っております。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
会社と共に努力できる方、頑張れる方、知恵を出しあえる方が第一希望です。チャレンジ精神が豊富で、コミュニケーションをとることのできる方が第二希望であり、そして第三希望は前向きな夢を持てる方です。弊社は小さな会社ですので専門職はありません。しかし小さな会社だからこそ、社長を含めた社員全員の協力なしでは発展しないと考えております。常にアンテナを張って何にでもチャレンジ精神を持ち、努力を惜しまないような人材を必要としております。「いつか大きくしてやるぞ」と強い思いを持ち、秋田の小さい田舎町から全国へ発信できる食品を共に作れる方を募集いたします。
ひとを知る
代表取締役
東海林洋樹
19歳の時に父親の事業が破綻したことをきっかけに、会社員をしながら自ら飲食店等を開業。21歳で稲庭うどん大手メーカーの販売部門の株式会社稲庭うどん販売に入社。26歳で取締役となり、稲庭うどん大手メーカーの営業部長、店舗等の開発を兼務。平成21年に大手メーカーに稲庭うどん事業を譲渡し、うどん事業から一時撤退するも小麦を扱う経験を活かし、役員と兼務で個人事業で菓子製造販売を開始。代表取締役就任と同時にうどん職人2人と「稲庭手業うどん」の製造を再開し、個人事業も吸収合併させ現在に至る。
SDGsへの取り組み
- 【1】地域の子供食堂への年間を通じた支援や老人福祉施設・社会福祉法人等へ協賛や支援を行っております。
- 【4】地元中学校や高校からの依頼による地場産業を活用した教育活動への人的、物質的な支援に加え、インターシップ等の受け入れ態勢等、小さい企業ならではの地元密着に対応しております。
- 【11】地元雇用の創出により、人口減少や流出をできる限りなくし、家庭環境や健康状況に応じた勤務体制を整えるように努めております。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社稲庭うどん販売 |
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所在地 | 〒012-0105 秋田県湯沢市川連町字大舘千刈24 |
創業年 | 1979年創業 |
代表者 | 代表取締役 東海林洋樹 |
事業内容 |
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