企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
個人事業主として活動していた佐和林業を1994年に法人化し、社名を有限会社エフ・ジーとしました。森林を守り、育てるという意味を込めて、社名の”エフ”はFORESTの頭文字のFから、”ジー”はGROWやGUARDの頭文字から取ったものです。設立時は東北電力送電線危険木伐採、公園の樹木管理、下刈り、除伐等の造林作業を主に活動しておりましたが、随意契約であった国有林の生産請負事業の一般競争入札化に伴って、素材生産事業へ事業内容をシフトすることになります。さらに、素材生産事業の受注において高性能林業機械の導入を進めたことによって、負担が軽減され生産性も向上しました。平成20年頃には年間生産量が5,000㎥でありましたが、令和3年には生産量が20,000㎥を超えるようになりました。現在は、伐採作業後の再造林の需要が高まり、植栽・下刈りなどの造林事業の施業面積も増加しております。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
弊社では現在、主たる国有林の素材生産事業に加え、山林の管理を行っております。前者の素材生産においては、「伐ったら植える」を合言葉として、仕事に向き合う日々です。さらに、森林資源の枯渇を防ぐため、こちらの事業への発注は増加傾向にあります。しかし、やはり事業量に対する労働力不足が課題でもあり、若者の山離れが深刻です。後者の山林の管理についてですが、弊社は山林所有者様に実用的な活用方法を提案・実行しております。これは、所有者様の高齢化に伴い、管理不足に陥った山林を守るためです。森林組合やその他団体と連携し、事業を進めていこうと考えております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た秋田地域の魅力について教えてください。
秋田県の中央地区に位置しており、秋田自動車道の五城目八郎潟ICもありアクセスの良い環境です。伝統文化も多く現存しており、たとえば五城目朝市、八郎潟町一日市盆踊りや願人踊り等の数百年におよぶ歴史を持つ無形文化財があります。さらに、東の出羽山脈、北には世界遺産の白神山地、西は日本海、南に鳥海山という非常に素晴らしい自然ばかりです。自然に囲まれ、四季を感じながら生活しております。
また、都会に比べて自分の時間を持ちやすく、人情味に溢れた地域の人たちと交流することができることも魅力の一つです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
やる気のある方、向上心の強い方、機械が好きな方、挙げるとキリがありません。その中でも、特に重要なことは対応力です。当たり前ですが、弊社の事業は林業ですので、山に入ります。山林はそれぞれ全く違うため、「これさえあればいい」という万能の機械はありません。その場にある機械を用い、柔軟に諦めず対処していくことが大事です。さらに、4人から5人のチームで動くうえに、自然が相手ですので、上手くいかないことが当たり前の世界です。「この問題をどうすれば?」と前向きに捉えて行動に移すことのできる方、そうなりたい方に募集していただきたいです。
ひとを知る
代表取締役
佐藤直俊
秋田高専工業化学科を卒業後、5年間化学系の研究所に勤務する。2000年4月に秋田へAターンし、父親が経営する【有限会社エフ・ジー】に勤務。作業現場で、伐採、重機オペレーター等様々な技術や資格を取得し、2021年に代表取締役に就任する。現在は中学校・高校の企業ガイダンスやインターン生の受け入れを通して、林業の魅力発信や人材育成に力を入れている。
SDGsへの取り組み
- 【5,8,10】女性の活躍を推進として、現場の女性社員を1名以上採用する。
- 【6,13,15】森林の回復と持続性の両立として、植林を年間3haから20haへ。
- 【8,9,17】パートナーシップの経験や戦略を基にし、林業従事者の確保として、外部機関の協力を得て、林業の魅力を発信すると共に、インターンシップや会社説明会の機会を増やし、現場作業員を5名以上採用する。
企業プロフィール
企業名 | 有限会社エフ・ジー |
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所在地 | 〒018-1711 秋田県南秋田郡五城目町高崎字田中287 |
創業年 | 1994年創業 |
代表者 | 代表取締役 佐藤直俊 |
事業内容 |
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