秋田木工

秋田木工が常に考え、取組んでいる事「木が木で立っていた時よりも美しく」

限りある資源を使わせてもらうからこそ私たちは家具作りが出来るのです。材料である木材が自然の中に存在していた時よりも美しい製品に作り替えることが我々秋田木工の使命だと考えています。

企業のこれまでとこれから

御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。

雄物川の傍らに1910年秋田木工は曲木家具製造工場として誕生しました。その背景には白神山地や鳥海山周辺に多く群生するブナが材料となっていたことが大きな要因と言えるでしょう。また日本を代表するデザイナーである剣持勇、柳宗理等とのコラボを次々とおこなったことにより秋田木工のゆるぎない信念と技術の高さが証明されました。2006年に大手家具専門店の子会社となりこれまで以上に多くの製品開発に取組んできました。またブナだけではなくナラを使った製品づくりにも力を入れ始めたのがこの時期です。2022年には家電販売大手のヤマダホールデイングスの子会社となり新たな一歩を踏み出しました。

御社の現在の事業の強み・特徴これからの展望について教えてください。

弊社の強みは曲木の技術を専門として家具の製造をおこなう日本で唯一のメーカーであることです。曲木とは1840年頃ドイツ人デザイナーの「ミヒャエル・トーネット」によって発明された無垢の木材を高温で蒸して鉄型にはめ、曲げる技術のことで、この技術だけで製品を作れるのは国内では秋田木工だけです。ほとんどの「もの」が機械生産になりつつある現代においてあえて手間のかかる手作業にこだわる。熟練した職人の手でなければ生まれない温かみのある製品づくりこそが秋田木工の最大の強みであると考えます。また新しい製品づくりだけではなく修理も出来ることがお客様には大変喜んでいただけます。

企業から見た地域の魅力について

御社から見た秋田地域の魅力について教えてください。

緑豊かな自然と新鮮な空気に囲まれた美人と匠といで湯の里、湯沢市。小野小町生誕の地と伝えられる市内には、「小町堂」や「院内銀山」など数多くの遺跡が遺っています。また、「湯沢」の名のとおり小安峡温泉・秋ノ宮温泉郷などが点在する”いで湯の宝庫”でもあります。そして、日本三銘うどんの「稲庭うどん」、八百年の歴史をもつ「川連漆器」、東北の灘と称されるほどの酒どころで全国に名を知られた銘酒など匠の技が光ります。湯沢の風土と長い歴史から培われた「あたたかな真心」と「ぬくもりあふれた伝統のかたち」が受け継がれる魅力あふれる地域です。

企業が求める人材像について

御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。

創業113年の歴史と職人技が、今なお受け継がれています。それは、我が子のように製品を愛し、仕事に強い信念を持った熟練の職人達が若い職人と肩を並べて作業し、正しく伝えられてきたからこそです。次の100年に向けて私たちにできることは「伝統を守り続けること」「新しさを取り入れること」。全員がひとつとなってこれからをつくり上げていくために、日本唯一の技術「曲木」に誇りと夢を持ち、お客様へ「色褪せない『本物』を届けたい」という想いを大切にできる、明るく力強い仲間と共に歩み進めることが出来ればと考えております。

ひとを知る

代表取締役社長
風巻穣

大学卒業後大手家具専門店に入社、管理部門、物流部門を歴任し2018年に秋田木工株式会社社長に就任「思いやりの心無くして人の成長なし」をモットーに100年以上続く日本唯一の曲木家具工房を61名の社員と牽引している。

企業プロフィール

企業名秋田木工株式会社
所在地012-0862
秋田県湯沢市関口字川前117
創業年1910年創業
代表者代表取締役社長 風巻穣
事業内容
  • 製造
  • /販売
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