信愛グループは昭和11年に佐藤信愛が佐藤診療院を開業したことから始まり、地域のかかりつけ医として外来診療や往診を行ってきました。しかし平成12年に介護保険がはじまり介護サービス事業所が出来ていくなかで、当院が訪問診療していた医療依存度の高い患者さん達が受け入れを拒否されていることがわかりました。そこで高齢者も障がい者も医療依存度が高くても入所できる施設がこの地域に必要であると提言し、その先頭に立って事業展開を進めてきたことが今日の信愛グループの発展につながっております。また医療や介護の制度には限界があり、制度の隙間で必要なサービスが受けられない方がいらっしゃいます。そのため信愛グループはこうした隙間を埋めるための社会システムの改革に向けた活動も推進しております。

強化型在宅療養支援診療所の大石医院としんあいクリニックを中心に、豊川・豊橋市で12拠点32事業所を展開し、医療・介護・福祉サービスを提供しております。主なサービスには、診療所(3か所)・訪問看護ステーション(3箇所)・訪問リハビリテーション(1箇所)・ケアプランセンター(3箇所)・デイサービスセンター（2箇所）・デイケアセンター(2箇所)・ショートステイ(3箇所)・看護小規模多機能居宅介護(2箇所)・認知症グループホーム(3箇所)・介護老人保健施設・特別養護老人ホーム(2箇所)・医療療育センター(医療型障害児入所・療養介護・医療型短期入所施設)・相談支援事業所・こども発達支援センター(医療型発達支援・児童発達支援・放課後等デイサービス)・生活介護・日中一時支援事業所を運営しております。また令和6年9月には、豊橋市に新たな在宅医療の拠点「西口町 しんあいクリニック」を開設いたしました。

豊川市は愛知県東部に位置しており、交通の利便性と住みやすさが魅力のまちです。名古屋鉄道を利用すれば国府駅から名古屋まで約45分でアクセスでき、東名高速道路も通っているため、鉄道や車での移動が非常に便利です。さらに豊橋からは新幹線が利用でき、全国各地へのアクセスも良好です。そして市内にある豊川稲荷は日本三大稲荷の1つで、多くの参拝者が訪れる観光名所として注目を集めております。また豊川市は温暖な気候で、雪が積もることがほとんどないため、過ごしやすいところも魅力です。子育て支援に注力しているため、若い世代からも人気で、10年連続人口増加しております。このように豊川市は自然と利便性が調和した、暮らしやすく魅力的なまちです。

医療・介護・福祉の仕事は、命に関わる責任が大きく、時に大変なこともありますが、「ありがとう」と感謝の言葉をいただけるやりがいのある仕事です。私たちは、医療・介護・福祉サービスの現場を原点とし、次の3つの「共感」を持てる人材を求めております。能力や個性以上にこの3つの共感を持っているかどうかが重要であり、信愛グループで働くための大前提です。1つ目は「経営理念への共感」、そして2つ目は「成長と組織発展への共感」、3つ目は「チームワークへの共感」です。人生の大半を過ごす職場で経営理念や方針に賛同し、成長・スキルアップを図りながら仕事を通じて社会に貢献することを自身の目標の1つにしていただければと考えております。