企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えてください。
大学卒業を目前に控えた頃、父が癌を患っていることがわかりました。
それをきっかけに、地元に戻って介護施設に就職。約1年間、父のそばで働きながら過ごした後、父は他界しました。
家族を支えていくという覚悟のもと、私は地元を離れて名古屋で事業をスタートしました。
最初は、個人事業主としての一歩でした。
エアコンの節電システムやインターネットなどのライフラインを扱う代理店営業を軸に、チームでの営業活動や新人育成にも積極的に取り組みました。このときに、「相手のニーズを的確に捉える力」と「現場に強い人材を育てる力」。それらは、今の事業の土台となっています。
そうした経験を積み重ねていく中で、徐々に「もっと現場に深く入り込み、課題解決まで携わる仕事がしたい」と考えるようになりました。
お客様から寄せられる「こんなところ、なんとかならないかな」「誰に頼んだらいいかわからなくて…」という声に応える形で、建物管理、原状回復工事、清掃業務へと事業領域を広げていったのが現在のKESHIKIです。
業界にはまだまだ多くの課題があります。中でも、資材の高騰による現場の負担は深刻なものでした。
「この流れを変えたい」という想いから開発に至ったのが、壁紙専用の染料「ワンダークロス」です。壁紙を丸ごと張り替えるのではなく、必要な部分だけを新品のように復元できるこの製品は、コストもゴミも抑えることができます。
現場や不動産管理の方々と日々向き合う中で感じてきた「こうだったらいいのに」を、カタチにすることが我々のミッションです。
私たちはこれからも、現場のリアルな声に耳を傾け社会課題を解決していくことを目指していくKESHIKIの変わらない姿勢を大切にします。

御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えてください。
KESHIKIの強みは、不動産管理における「ワンストップ対応」と柔軟な現場力にあります。
内装工事から清掃、設備入替、保守管理まで一貫して対応できる体制を整えており、オーナー様・管理会社様の無駄なコストや手間をできる限り削減することを第一に考えています。
特に、管理会社様やオーナー様との密な連携を通じて、プラスαの考えるのが私たちの仕事です。例えば、床や壁の材料を少し工夫することで物件の印象を一新し、入居率アップにも貢献ができます。
また、弊社の原点である清掃事業では、日々の「御用聞き」的な役割を通じて培ってきた現場対応力があります。
「言われたことだけでなく、気づいたことも提案する」そうしたスタンスで、幅広いお客様に信頼をいただいてきました。
最近では、不動産管理だけでなく福祉施設・介護施設からのご依頼も増加しています。
介護施設では、入所待ちの方がいらっしゃる為より早く部屋の原状回復する必要があります。
そういった背景を踏まえ、私たちは全国の介護施設でクリーニングと壁紙染色(ワンダークロス)で短時間かつ省コスト施工が実現し多くの施設からご好評をいただいています。
今、建物管理業界ではリフォーム需要の増加や木材価格の高騰、空き家問題など、さまざまな課題が複雑に絡み合っています。
ただ修繕するだけではなく、どうすれば長く快適にコストを抑えて建物を活かしていけるかを一緒に考え、根本的な課題解決に向けた提案型のパートナーを目指しています。

企業から見た地域の魅力について
御社から見た愛知地域の魅力について教えてください。
名古屋の魅力について聞かれると、まず思い浮かぶのはその立地の便利さです。
東京にも大阪にも新幹線一本で行けて、移動のストレスが少ない。
この「どちらにも近すぎず遠すぎない」感覚は、仕事をする上でとても助かっています。
また名古屋の特徴としてよく言われるのが、「コミュニティが閉鎖的なんじゃないか?」という県外の方からの声です。
正直なところ、最初はそう感じられることもあるかもしれません。
この土地で事業を続けてきた私としては、関係性を大切にする人が多く、信頼ができる地域だと強く感じています。
私自身、商工会議所に所属していますが、ここで見てきたのは「ビジネスライクなつながり」を超えた、本当の意味での助け合いです。
仕事手間の急なトラブルで困っていたら、「あそこの〇〇さんに相談してみたら?」と身近に頼れる人が多くいます。
利害関係だけじゃない“信頼ベース”の横の繋がりが、この地域の最大の魅力だと思っています。
名古屋は“堅実で人情深い商人の町”とも言われますが、それはただの美談じゃなく、実際に肌で感じられる空気感です。
今は東海エリアを中心に活動していますが、今後は全国の企業様や異業種の方と積極的に関っていたいと考えています。

企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えてください。
私たちKESHIKIは、まだまだ成長途中の若い会社です。
だからこそ、経歴や年齢にとらわれず、「これから一緒に会社を盛り上げていこう」という想いで集まったメンバーが中心になって日々挑戦を重ねています。
これまでの経験よりも、これからどうなっていきたいかを大切にしています。
失敗も成長も、一緒に笑いながら前に進める人。そして、目の前のことに丁寧に向き合える誠実さがある方と、出会いたいと思っています。
私たちは仕事も「人生の一部」として捉えられるよう楽しむ意識を常に持つようにしています。新しいことを学んだり、成長を実感できたりすることがモチベーションになる方には、きっと面白く感じてもらえる職場です。
もうひとつだけ“大切にしている事”を言うならば「自分は運がいい」と思える方に来てほしいです。科学的な根拠はありませんが、そう言える方はどんなときも物事を前向きに捉えられ周りにもポジティブな思考と明るさを与えてくれる気がします。
未経験でも、今は自信がなくても構いません。
必要なのは、これからを一緒につくっていきたいという気持ちだけです。
「少し気になるな」と思ってくださった方は、是非一度、KESHIKIのことを覗いてみていただけると幸いです。

ひとを知る

代表取締役
近藤 諒
大学卒業後、介護福祉業界で現場を経験した中で暮らしや住環境に深く関わる仕事の重要性を実感する。社会課題に向き合いたいという思いから独立することとなる。 現在は、不動産管理会社と連携し原状回復・住設工事・修繕・清掃など、建物管理に関わる業務を総合的に展開。現場に寄り添いながら、丁寧で確かな仕事を通じて住まいや建物を支えるサービスを提供している。
SDGsへの取り組み
- 【8】自分たちの仕事が何のためにどのようなことを目指して進んでいるのかを従業員に共有し続けることで働きがいに寄与します。
- 【11】事業を通して地域全体が気持ち良く過ごせる環境になるよう、建物1棟から地域社会に貢献します。
- 【12】弊社が開発した「ワンダークロス」で壁紙の廃棄量削減に貢献します。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社KESHIKI |
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所在地 | 〒460-0014 愛知県名古屋市中区富士見町15-39プレシャスサイト305 |
創業年 | 2022年創業 |
代表者 | 代表取締役 近藤 諒 |
事業内容 |
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企業ロゴ | ![]() |