企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
事業をはじめたのは、元を辿ると阪神淡路大震災がきっかけです。当時20代前半だった私は、三ノ宮で小さな飲食店を経営していたのですが、震災で店を続けるのが難しくなりました。自分が生まれ育った街が一瞬にして崩れ落ち、しばらくの間途方に暮れていましたが、時間が経つにつれ、いつかもう一度神戸で店を開こうという想いが強くなっていきました。
とはいえ、すぐに店をはじめられるわけもなく、どうしようかと悩んでいた時、ご縁があってプロレスラーに転身しました。プロレスはさまざまな地方に行って試合をするのですが、その時に見たことのない料理や食材に出会う機会が多くあり、改めて日本の食文化の豊かさを実感しました。
そしてプロレス引退後、再び飲食店を開くことを決意。その際、自分が好きな沖縄料理を神戸の人に知ってもらいたいと思い、当社の1号店にあたる沖縄料理専門店をオープンしました。それが2002年のことです。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
今でこそ地方の料理を提供する店はありますが、当時は産地直送という発想すらほとんど認識されておらず、食材の仕入れ先や物量ルートもゼロから開拓する必要がありました。生産者様に私たちのビジョンを理解していただくため、何度も訪問して説明させてもらったのですが、最初はうまく伝わりませんでした。また、物流面でもコストをおさえながら安心・安全に食材を空輸することに苦労し、試行錯誤を重ねながらかたちにしていきました。
こうして産地から送っていただいた食材を使った料理を提供したところ、お客様から「こんな料理はじめて食べた」、「おいしい」という声をたくさんいただいたんです。この時、自分たちがしたいのは食材や料理を提供する“産地直送”ではなく、郷土と消費者をつなぐ“産地直結”だと、事業の方向性が明確になりました。それから当社が掲げるミッション・ビジョン・バリューを実現するために、さまざまな取り組みにチャレンジしています。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た兵庫地域の魅力について教えて下さい。
海と山の距離が近く、山を越えると豊かな畑が広がっており、とても自然が豊かな地域。
神戸の人たちは、日々の何気ない暮らしを大切にしこだわりを持っているように感じます。
また様々な歴史の舞台となっており、特に明治以降は異国文化を積極的に融合させる寛大さがあります。それは今にも受け継がれていると思います。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
これから当社に入社する方には、与えられた仕事だけをするのではなく、自分で新しい仕事を創る姿勢をもって欲しいと思っています。新しいことにチャレンジするため、社長からのトップダウンではなく、すべての社員が参加して取り組む姿勢を重視しています。日本の郷土の活性化や食文化の発展に貢献できるよう、一緒にがんばりましょう!
ひとを知る
代表取締役社長
河野圭一
1971年、兵庫県神戸市出身。工業高校電気科を卒業後、自動車整備工場に入社し自動車整備士と して勤務。退社後、飲食業界に入り兵庫県で店舗を構えるが、その後閉店。 1999年1月、闘龍門JAPAN所属選手となり、プ ロレスラーとして全国を巡業。2002年、神戸三宮に沖縄郷土料理店「modern食堂金魚本店」を オープン。その後、出店を重ね、現在は関西を中心に約30店舗のご当地居酒屋を展開。
SDGsへの取り組み
企業プロフィール
企業名 | 株式会社ワールド・ワン |
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所在地 | 〒650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通2-13‐3 建創ビル7階 |
創業年 | 1996年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 河野圭一 |
事業内容 |
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