企業のこれまでとこれから
御社の創業から現在に至るまでの歴史について、転換点となった出来事を含めて教えて下さい。
弊社は農業が母体となっております。代々続く農家の家に生まれた代表が帰郷後に親元就農し、代替わりのタイミングで、東京で活動していた革製品の制作と農業を1つにまとめ法人化いたしました。法人化にあたり社員や常勤のアルバイトを雇ったことが弊社の転換点です。法人化する前は期間雇用でアルバイトを雇うことはありましたが、冬から春にかけて農業の仕事がなくなるため、常勤で雇うことが困難でした。そこで冬でも作業ができる長ネギの面積を増やすなど、農作業だけで通年作業を行うことが可能になりました。革製品は法人化前はセミオーダーの形を取っておりましたが、法人化のタイミングで、商品開発に多くの時間をかけターゲットを絞った商品開発にシフトいたしました。
御社の現在の事業の強み・特徴やこれからの展望について教えて下さい。
弊社の事業は農業と革製品の製造・販売です。水稲と大豆と長ネギを組み合わせる事により通年で農作業を行う事が可能になりました。弊社の農地では化学肥料の使用を抑え、微生物資材や食用菌資材を用いて栽培していることが特徴です。また食品加工場やスーパー、コンビニから出る廃棄食品や残渣などをリサイクルして作られたコンポスト肥料を使用しております。このような地域から出たごみとなるはずのものをリサイクルして肥料として使用し、循環した農業を行っていることが弊社の強みです。弊社は農業を母体としながら、他産業へのチャレンジも積極的に行うことで"新たな兼業農家モデル"の確立を標榜しております。会社経営を安定化させ、農業が若い人にとって魅力のある職業の一つとして当たり前になるよう、農業を通じた地域社会貢献を実現するロールモデルとなることを目指しております。
企業から見た地域の魅力について
御社から見た岩手地域の魅力について教えて下さい。
奥州市は、岩屋堂箪笥や南部鉄器などの伝統工芸品や農業が盛んです。特に弊社のある江刺という地域はお米やりんごが有名で、農作物の評価が高い地域です。奥州市は現在、他地域と同様、人口減少に直面しており農業者も減少傾向にあります。人口の減少に伴い所有者が耕作できない圃場も増えてくると感じております。そのため若い世代が安心して農業を行える環境を整えていくことが使命だと考えております。また社員の個々のスキルを最大限に引き出せるよう新しい事業展開を模索していきたいです。
企業が求める人材像について
御社に応募していただきたい人材像について、具体的に教えて下さい。
健康で真面目な方を希望しております。弊社が常に意識していることは、農業に意欲のある方にとってより良い環境をつくることです。農業といえば3K(きつい・汚い・危険)で表されがちですが、弊社ではシャワー室の設置や機械作業の推進によって、農業に携わるハードルを下げる取り組みを実施しております。他のスタッフへの指示や意思の疎通も重要であると考えておりますので、コミュニケーション能力が高いと好ましいです。
ひとを知る
代表取締役社長
菊地信吾
都内の経営学部を卒業後、服飾資材の商社に営業として入社。直接商品を扱いたい想いで靴職人の専門学校入学・卒業後、婦人靴の企画、疑似装具の制作を経験。その後革製品の作家として活動し、岩手に帰郷。実家の農業を継ぎ、「生まれ育った景色を変えることなく後世に繋げていきたい」という想いのもと株式会社プラウズを創業。
SDGsへの取り組み
- 【15】地元のコンポスト肥料を活用することで資源を無駄なく使い、循環型農業を実践しております。
企業プロフィール
企業名 | 株式会社プラウズ |
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所在地 | 〒023-1101 岩手県奥州市江刺岩谷堂字雲南田428-3 |
創業年 | 2020年創業 |
代表者 | 代表取締役社長 菊地信吾 |
事業内容 |
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